メジロコガモ
(仮名)
Teal Hybrid-A
Anas crecca hybrid-A

<コガモ>
■分布:ユーラシア大陸北部と北アメリカ北部で繁殖。冬季はヨーロッパ南部、北アフリカ、中近東、南アジアから東アジアにかけて、北アメリカ中部および南部に渡る。
■生息場所:河川、湖沼、干潟。
■本州中部で見られる時期:
  @ABC・・・・HIJK

探鳥記
■2017-10-8 御宝田遊水池
 10月5日八方池からの帰り、日の入りまでは多少時間があったので、地図にあった白鳥飛来地の御宝田遊水池に来てみた。
 すると一人のバーダーに遇って、カモの交雑個体を見せてもらった。今までに見たことのない形態である。
 ■体の大きさや翼鏡はコガモによく似ているが、嘴は黄色でマガモに似ている。■目の周りは幅広く白いが、境界は不揃いである。アイリングのようにその周辺と異なる構造ではなく、体毛の一部が白いように見える;これに似たカモはおらず、強いていえばオオホシハジロの雌に似ている。■足はマガモより薄い淡橙色。

 野鳥撮影用超望遠レンズは持っていなかったので、後日来ることにした。7日はハクチョウ飛来に備えるために中洲のアシを刈るとのことで、カモ類が逃げてしまう恐れもあったが、「当たる確率はほとんど0に近いが、買わなければ決して当たらない宝くじ」と同じで、駄目元で来てみた。

  5日に写真を見せてもらっていたので、間もなく見つかった。目の周りが他のカモと違って異常に白いのが見つける目安である。
 そのうち数人のカメラマンが集まってきた。そのうちの一人が5日に遇ったN.O氏で、カモ類の観察に特に力を入れているという。氏を中心にいろいろと話し合った結果、仮に「メジロコガモ」と呼ぶことにした。
 おそらく交雑個体なので、独立種でも亜種でもない。したがって独立した名称をつけることはないが、「怪しいカモ」と呼びつづけるのもすっきりしないので、こう呼ぶことにした。

 この交雑種はコガモの群れと一緒に飛んだりしているが、群れの中心にはおらず、少し離れたところにいることが多い。また、時々雌(雄ののエクリプスの可能性も高い)のコガモが寄り添っていたりしているので、最もコガモの血が濃いことをうかがわせる。

 興味深いことに、他の大型のカモ類はこの個体を頻繁にいじめているが、コガモ自体に対してはほぼ無関心である。どのカモ類からも疎外されているのは、共にいることが多いコガモとは違うと認識されているからであろうか?カモ類に、生まれながらにそれだけの識別能力があると考えると興味深い。

 なお、N.O氏はすでにご自身のブログで御宝田遊水池を明記しているとのことで、ここに記述するのは構わないということだった。

主要更新
◇'17-10-8:本欄新設
■2017-10-8 (御宝田遊水池/安曇野市)  <Nikkor540/TC14E3/D500(1050mm相当)> 面積削減、上から1/8x4,1/4x5,1/8,1/3x2。










他のカモ類からいじめられるメジロコガモ。




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