アンデスイワドリ
Andean Cock-of-the-rock
Rupicola peruviana

■分布:南アメリカの霧の多い森林にすむ。ペルーの国鳥。エクアドルの国鳥はコンドル。

探鳥記
■2013-4-26
 今日は木々に邪魔されることなくかなり良く撮れた。撮った時間帯は早朝6時前後である。

 それでもなお、ISO6400、F4、SS1/10秒という暗さであった。この個体があまり動かずにじっとしていたので助かった。これがチョコマカ動く小鳥だったらほとんどまともな写真は撮れなかっただろう。ラッキーであった。

 それにしてもオートホワイトバランスAWBが優れており、この暗さでカラーバランスを崩すことなく撮れるのに驚嘆する。

■2013-4-25
 朝一番、暗いうちにアンデスイワドリのスポットへ行った。コンドルとこのアンデスイワドリがエクアドルで最も見たかった二大野鳥である。

 しばらく待って木々の中にやっと見つけたが、全身がうまく撮れなかった。この個体はまもなく消えた。明日また挑戦しよう。

 朝5時ごろから6時半までが最も観察に適した時間であるとのことだが、この時間帯はまともな光がささない暗い環境である。しかしこの時間帯を過ぎると採餌のために広範囲に飛び去ってしまうらしい。

 この鳥の声は、恐ろしいほど大きな「ギャーギャー」というもので、最初大型のサルのような獣がわめいているのかと思った。日本でいえばカササギやオナガの声をずっと大きく、激しくしたような悪声である。

 また、ここのスポットにはかなり自然と溶け込んだハイドがあって、中ではタバコはおろか虫よけスプレーも禁止である。姿格好、声からして人をそれほど恐れぬと思われたが、そうではなくてかなり神経質な鳥であるらしい。かつてこのように保護されていないとき、大勢が押し寄せた結果、そこから去ってしまったそうである。

 エクアドルにはこのような私的で広大な保護区が多く設けられており、現地の物価からするとかなり高額の入場料を徴収する。それが結果として野鳥の保護に役立っている。さすが世界自然遺産第一号のガラパゴスを有するエクアドルだと感じた。
 日本にはこのような私的で広大な保護区はないと思われる。

主要更新
◆'13-5-31:本欄新設
■2013-4-26 (ミンド近郊/エクアドル) (Nik540/D7100(750mm相当)) 面積2/3に削減。








 ・4-25 (ミンド近郊/エクアドル) (Nik80-400/D7100(600mm相当)) 面積1/3に削減。


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