オオヒシクイ
Bean Goose
Anser fabalis middendorffii

■分布:ユーラシア大陸北部で繁殖し、ヨーロッパ中部および南部、中央アジア、朝鮮半島、中国の黄河および揚子江流域で越冬。
 日本には冬鳥として本州以北に渡来する。3亜種の記録があり、亜種オオヒシクイA. f. middendorffiiは主に日本海沿いに琵琶湖まで南下。亜種ヒシクイA. f. serrirostrisは宮城県北部まで飛来。亜種ヒメヒシクイA. f. curtusはまれに記録されるだけ。
■生息地:湖沼、農耕地。亜種オオヒシクイは泥っぽい池沼の岸辺で、亜種ヒシクイは水田で採餌する傾向が強い。
■本州中部で見られる時期:
  @AB・・・・・・IJK

探鳥記
■2022-12-8 滋賀県長浜市
 嘴の中で何回もヒシクイを転がしていたが、最後には水に落とした。

■2013-1-14 片野鴨池
 オオヒシクイとヒシクイの区別は難しく、今までここにオオヒシクイとして挙げたのも自信がないが、この鴨池で撮った個体はまさにオオヒシクイであろうと推定する。嘴が群を抜いて長くて大きい。

■2011-11-30 福島潟
 シジュウカラガンがいるとの現地情報で訪れた福島潟。コハクチョウ、オオヒシクイとも3000羽前後越冬している。
 一方、シジュウカラガンは58羽いることをこの目で確認し、撮影した。最近のmtDNA研究により、シジュウカラガンは カナダガンの一亜種ではなく独立種とされた。

■2010-11-2 湖北野鳥公園
 11月2日時点でオオヒシクイが大部分であるがヒシクイも混じっているという湖北水鳥センターの情報を電話で得た。従ってヒシクイがいるという前提で、オオヒシクイの特徴を勘案して選んだ。

■2010-10-25 福島潟
 飛んでいるのを下から撮影しているので確証はないが、地元のバーダーが確信を持って断定したので信頼した。

主要更新
◆'10-10-25:本欄新設
■2022-12-8 (湖北野鳥センター) 薄曇り (M.Zuiko150-500/OM-1/(1000mm相当)) 面積1/3に削減。 "ヒシ"を喰う。







■2013-1-14 (片野鴨池/石川県加賀市) 曇り時々小雨 (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積2/3に削減。





■2011-12-1 (福島潟周辺/新潟県) 霧雨 (デジスコ:TSN884/TE17W/10-30/V1(2430mm相当)) 面積削減無し。




 ・11-30 霧雨 (Sig50-500/K-5(750mm相当))<  削減無し。


  (デジスコ:TSN884/TE17W/10-30/V1(2430mm相当))  削減無し。



■2010-11-2 ( 湖北野鳥公園/琵琶湖 (デジスコ:TSN884/TE20H/LX5(2250mm相当)) 面積2/3に削減。


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