シマフクロウ Blakiston's Fish Owl Ketupa blakistoni | |
■分布:ロシア南東部、サハリンに分布。 日本では留鳥として北海道東部、国後島、択捉島に分布する。 ■生息地:平地から山地の河川、湖沼沿いの林。 ■北海道東部で見られる時期: @ABCDEFGHIJK |
羽を広げると2mに届きそうな巨大なフクロウである。北海道全島にたった120羽程度しかいないそうである。 (2011-6-30) | |
探鳥記 ■2014-7-6 中標津町 ここもシマフクロウで有名な宿である。夜8時からベランダにカメラを据えて待った。 最近出てくるのがどんどん遅くなっているとのことで、もうあきらめかけた午前3時20分にやっと出てきた。 いっぽう、照明が水銀灯のようなもので、おまけに暗い。ISO6500、 F4、1/400のスペックである。撮影した画像は後処理ではいかんともしがたい崩れたカラーバランスであった。ひどい画像なので掲載しない。 ■2014-7-4 羅臼 シマフクロウで有名な羅臼の民宿が照明設備をLEDにしてカラーバランスを改良したと噂で聞いたので、3年ぶりに再訪した。 しかし、ただのLED連続光ではなく、発光時間1/800秒のフラッシュ光を1/80秒間隔で発光しているとの事。すなわち、カメラのシャッター速度(SS)を1/80にすれば、必ず1回分の光量が得られる。 カメラ側の設定はISO6400でF5.6前後である。撮影した画像は満足のいくものであった。とくにフルサイズのD600を使ったところ、APS-CのD7100より若干階調性が良くなることが認められた。 いっぽう、気をつけなければならないのは、たとえばSSを1/60にしたりすると、一回分あるいは2回分のフラッシュとなり、露出が狂う。また、被写体が動いている場合には二重写しとなる。試してみて合点がいった。 ■2011-6-30 羅臼 民宿で20時に水銀灯を点灯するとそれが合図のようにまもなくやってきた。22時までの2時間に、延べ4回訪れた。雄親が2回、雌親が1回、幼鳥が1回である。 幼鳥はまだ魚を捕まえるのに慣れておらず、30分以上もじっと水面を見つめていた。幼鳥はまだ1羽別にいるそうである。 シマフクロウは北海道全土でおおよそ120羽しかいない希少種である。種族の存続を可能にするクリチカルマスを切っていなければよいことを祈るばかりである。 | |
主要更新 ◆'11-7-6:本欄新設 |