カナダガン
Canada Goose
(Greater Canada Goose)
Branta canadensis

■分布:北米に自生し、カナダやアメリカ合衆国北部で繁殖し、あちこちに生息しているが五大湖地域にとても多く生息している。東海岸や西海岸のほぼ全域を含み繁殖地域の南部に年間を通して生息する。
 冬季、北部からカリフォルニア州およびアメリカ合衆国南部のサウスカロライナ州とメキシコ北部の間に渡る渡り鳥として現れることが多い。
 日本ではオオカナダガン(Branta canadensis moffiti)と見られる亜種が外来生物法で外来生物に指定された。 さらに、2014年5月に大型鳥類では初めて特定外来生物として指定され、飼育と輸入が原則禁止された。 その背景は、2010年のピーク時には関東地方を中心に約100羽が定着していたとされ、ガチョウとの交雑や農作物への食害が確認された。絶滅が危ぶまれるシジュウカラガンとの交雑も懸念された。
■生態:多くのガンと同様、アメリカ合衆国の越冬地域のカナダガンのほとんどが渡り鳥である。カリフォルニア州から五大湖では、温和な気候により冬季でも充分に食糧が調達でき、自然の外敵の減少により渡らなくなってきている。
 基本的に草食動物だが、小さい昆虫や魚類を食べることもある。カナダガンの食糧には緑の葉や穀物などが含まれ、地上にいる時は様々な草本を食べる。
 <Wikipediaより>

探鳥記
■2016-4-2 バンクーバー
 ここの個体は正真正銘のカナダガンであるとのこと。

■2011-3-24
 昔の写真をひっくり返していたら、ワシントンでカナダガンを撮していたのが見つかった。

■2010-8-1
 浜松での探鳥の帰り、朝霧高原を通過するので田貫湖に寄った。そこでバンクーバーで撮影したカナダガンを見つけて驚いた、「なぜこんな処にいるの?」。
 売店のおじさんに聞いたら、約40羽住み着いているそうである。芝の上に糞をして困っているとか。ヨーロッパみたいに増えると必ずや生態系に大きな悪影響を及ぼすだろう。
 人に慣れたカルガモでさえ10m以内に近づいたら逃げるのに、このカナダガンは3mでも逃げない。人間と共生する術を心得ているらしい。

■2010-4-5
 「なんだか見慣れない水鳥だなぁ」という印象で撮った写真。まだバードウォッチングに目覚めていないころの昔である。
 ヨーロッパではこれが増えて困っているそうだ。この卵を取ってくると何がしか報奨金が貰える。卵だけ取ってきてもまた生むそうなので、代わりにプラスチックの卵を入れてくるのだそうだ。決して孵ることのないプラスチック卵を抱く鳥も哀れ。人間の勝手といえば勝手だ。

主要更新
◆'10-4-5:本欄新設
■2016-4-6 (バンクーバー) うす曇り (Nik540FL/1.4X/D7200(1050mm相当)) 面積2/3に削減。




 ・4.4 晴れ (Nik340PF/1.4X/D7200(630mm相当)) 面積2/3に削減。 <毎朝、高い枯れ木の頂きに止まっている>


 ・4-3 晴れ (Nik340PF/1.4X/D7200(630mm相当)) 面積2/3に削減。




    (Nik540FL/1.4X/D7200(1050mm相当)) 面積1/6に削減。   <営巣中>


 ・4.2 晴れ (Nik340PF/1.4X/D7200(630mm相当)) 面積削減無し。



■2010-8-1 (田貫湖/静岡県) (Sig18-250/K-x(380mm相当))  削減無し。

 ヨーロッパでは増殖して困っていると聞いたが、まさか日本にも棲み着いていたとは驚いた。渡ってきたのではなく、飼われていたのが逃げ出したと言われているが、厳密な区別は難しい。田貫湖には約40羽いるそうだが、私が見たのはこの一羽だけ。


■2008-8-7 (バンクーバー/カナダ) (DA17-70/K20D(107mm相当)) 面積削減:上からなし,1/2。




Copyright © woodpecker.me