コウライキジ Common Pheasant Phasianus colchicus | |
■分布:ヨーロッパ中部から東アジアに分布。 日本では留鳥として分布するが、北海道と対馬には元来分布せず、移入された亜種コウライキジP. c. karpowiが分布している(旧分類)。 ■生息地:平地から山地の草原、農耕地、林縁、河原。 ■北海道で見られる時期: @ABCDEFGHIJK ■新分類:従来日本のキジとコウライキジは亜種関係とされてきたが、近年では別種とする説が有力でこちらを採用する。 北海道には首に白い環のあるコウライキジしかいない。これらを区別するため、日本のキジをキジ、Green Pheasant Phasianus versicolor とする。(2013-7-4) | |
探鳥記 ■2024-10-5 狭山湖 狙っていたムナグロは渡去したらしい。現地では小雨なのに三人のカメラマンが何かを探していた。聞くとキジだと言う。昨日聞いた三羽の個体だろう。一緒に探すと三羽見つかった。 なお本キジは胸が赤褐色なのでコウライキジとした。しかし、若鳥なので成鳥になったらどう変わるか、あるいは変わらないのか不明であり、不確定性は残る。 ■2019-5-26 中国・四川省 コウライキジには三亜種(pallasi, suehschanensis, torquatus)あり、その内の一つ suehschanensisはこれらの写真のように白い首輪がない。胸の色合いもニホンキジよりはずっとコウライキジに近い。 ■2015-3-22 石垣島 宿へ帰ろうと農道を流していたら見つかった。雄一羽に雌が二羽連れ添っていた。 ■2013-7-1 苫小牧市 農道で止まって探鳥していたら遠方に見つけた。距離にして300m以上はあっただろうか。少し近づいては撮影し、2,3回繰り返したが立ち去ってしまった。陽炎が立っていたのでいっそうひどい写真になった。それでも首に白い環があるのは分かる。 一緒に旅行した友人K.K氏がこの1時間前に、より近距離で撮っているので、氏の好意に甘えてその写真を借用した。いつかまたここに来てよりよい写真を撮ろうと決心した。 | |
主要更新 ◆'13-7-4:本欄新設 |