ブッポウソウ
Dollarbird
Eurystomus orientalis

■分布:ロシア沿海地方、サハリン、中国北東部および南東部、朝鮮半島、インド東部から東南アジア、ニューギニアで繁殖し、中国中部以北のものは南方へ渡るほか、オーストラリア北部および東部で越冬する。
 日本では夏鳥として本州、四国、九州に渡来する。南西諸島では旅鳥。小笠原諸島では迷鳥。
■生息地:ブナ林など。山地の針葉樹林の大木のある林。
■本州中部で見られる時期:
  ・・・・5EFGH・・・

探鳥記
■2023-6-25 天龍村
 ブッポウソウの雛が孵ったとの情報で、T.T氏とT.I氏と三人で訪問した。朝4時45分頃出発し、現地には9時過ぎに着いた。

 雛が孵ったというのは誤報で、本日孵ると予想されていた。ただ5時間ほど滞在した間には孵らず、親が数回巣箱を出入りしただけだった。

 親が一時巣を離れた時に撮影した天龍村のオンライン・リアルタイム動画画面↓


■2022-6-28 松之山
 T.I氏の友人I氏からブッポウソウの情報をいただき、T.T氏、T.I氏と出かけた。集合場所を6時前に出発し、約210km走って現地には9時過ぎに着いた。カメラマンはいなかったが、我々が撮り始めた後、3人のカメラマンが訪れた。

 12時前までの3時間に10回以上二羽が高い木のてっぺんに留まったが、距離にして120m(Google Mapで概算)ほどの遠方で、換算2000mmのレンズを使っても、満足のいく画質が得られなかった。

 35℃を超えたと思われる猛暑で湿気も高く、空気の揺らぎも劣化の原因だろう。灼熱の太陽にずっと晒されたカメラボディーは高熱のためダウンした。ただ、15分ほど休ませたら復帰した。その間、別のボディーを使用したので撮影には支障がなかった。

 ターゲットのブッポウソウは着いた直後巣から一羽が飛び出したが、その後巣には入らなかった。と云うことはまだ雛は孵っていないのだろう。雛には頻繁に餌を与えなければならないから。

■2011-10-7
 東南アジアに渡ることは知っていたが、実際目の前に現れると感激する。日本との間で行き来していると思うと考え深いものがある。

■2011-7-17
 この二週間広島でアルバイトをしている。舳倉島で知り合ったベテランバーダーに広島県の中央部にブッポウソウを大切に保護しているところがあると聴き、今日の朝ネットで調べた。ついこの間、観察小屋を建てたとの記事があり、おおよその地図が記されていた。

 急遽、日曜休日の探鳥旅行先をここに変更し、レンタカーを飛ばした。山間の小さな川の両側にブナ・クヌギ林が迫っており、着いて間もなくこの林縁に、藍色に光る羽を羽ばたいてヒヨドリより少し大きめの鳥が数羽乱舞した。羽の色はオオルリに似るが、体の大きさと白い紋からブッポウソウと直感した。

 鳴き声は特徴のある「ゲッ、ゲッ、ゲッ」という感じで、カラス科と同じような悪声である。この声が間歇的にずっと続いていた。
 撮影に関しては、高い林の梢より上にしかいなかったので、あまりよい画質の写真は撮れなかった。

 Dollarbird(ドルの鳥)の命名は、羽に青いコイン状のスポットがあるからとのことだが、羽を半開きにしたら丸く見えるのだろうか?

主要更新
◆'11-7-17:本欄新設
■2023-6-25 (天龍村/長野県) (Nik863/Z8(800mm)) 面積削減:上から1/8x3,1/12。









■2022-6-28 (松之山/新潟県) (M.Zuiko150-500/2X/OM-1(2000mm相当)) 面積削減:上から1/8,1/4x3,1/3。











■2019-4-26 (平島) 晴 (Nik556PF/D500(750mm相当)) 面積1/16に削減。





■2012-6-28 (タンココ/スラウェシ島) (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積2/3に削減。





■2011-10-7 (クアラセランゴール/マレーシア) (Sig50-500/K-5(750mm相当)) 面積1/8に削減。



■2011-7-17 (三次市/広島県) (Pen DA☆300mm/K-5(450mm相当)) 面積1/8に削減。






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