スズメ [アルビノ]
Eurasian Tree Sparrow
Passer montanus

アルビノ:先天性色素欠乏症による白化個体。自然界では目立つせいか長生きできないと言われる。
■分布:ユーラシアの温帯と亜熱帯に広く分布。
 日本では小笠原諸島を除く全国に分布。
■生息地:市街地の人家付近、アシ原、草地、農耕地。
■本州中部で見られる時期:
  @ABCDEFGHIJK

探鳥記
■2024-11-19 青梅市
 Tamron50-400mmの試写を兼ねて数日ぶりに来てみた。前2回は白いスズメは出てくれなかったが今回は出てくれた。
 Tamronの400mmにおける解像度はNikon28-400mmのそれと比べるとわずかに劣るので、Tamronの優位なのは開放F値(F8に対しF6.3)のみである。

■2024-9-21 青梅市
 白いスズメもこの一週間で3度目の撮影である。良画像は撮れなかったが、頭に小さな白いぶちがある個体が見つかった。たぶん兄弟だろう。

■2024-9-17 青梅市
 今年も白いスズメが出た。昨年の個体と比較すると白い羽の部分が大分広い。また、嘴も黄色がかっており、幼鳥であることをうかがわせる。

 アルビノの子孫はほぼ100%の確立で劣勢遺伝するといわれるから、この個体は昨年のアルビノ親から今年生まれたのではなかろうか?

■2023-12-8 アルビノは遺伝?
 ここ青梅市の一角では5年前にこの個体と酷似したアルビノが見られている。その後4年間は見られておらず、今年になって4羽のアルビノが生まれた。

 ただ、他の3羽は斑点状にわずかにあるだけである。この突然変異が偶然ここだけに偏在して発生したとは確率的に考えにくく、4羽は兄弟姉妹と考える方が自然であろう。

 とすればアルビノは遺伝形態であると考えられる。ただ、4年間見られなかったというのは偶然発現しなかっただけと考えるべきなのであろうか、謎は解けない。

■2023-12-8 青梅市 快晴
 白いスズメは早朝から午前中が良いと勧められ、9時に来てみた。11時までの間に数回出てくれて、ほぼ満足のいく画像が撮れた。

■2023-11-25 青梅市
 T.I氏からの連絡で白いスズメが3羽いるという。しばらくぶりで来てみた。夕方になるとカメラマンが7,8人集まってきた。
 彼らの話だと白いスズメが4羽いるらしい。ただ、他の3羽は頭だけ白のまだら模様とか体の一部だけだとのこと。偶然集まったと考えるより、一番の親から生まれた兄弟と考えるのが妥当だろう。
 スズメの出は悪かったが今までで一番良い画像が撮れた。

■2023-11-3 青梅市
 群れで近くに来るのはほとんど例外なく4時過ぎで、赤い夕陽に照らされる。カラーバランスがうまく調整できないためこのような色合いになる。

■2023-10-26 青梅市
 白いスズメ情報を聞き、T.I氏に誘われて来てみた。1時過ぎから4時半まで、スズメの群れに交じって偶に出てくれたが背の高い雑草の陰に隠れて全身を現してはくれなかった。

 帰りがけ車を止めてある農道近辺で先ほど別れた町田のバーダーがカメラを上に向けている。その方向を覗いたところ、高い雑草の上に群れに交じってアルビノ・スズメがいるではないか。急いでカメラをセットして何枚か撮ったが、すぐ飛び去った。ラッキーであった。

 ただ、逆光、薄暮れ、空抜けと三悪条件が重なって酷い画像ではある。証拠写真という位置づけ。

■2018-10-29 青梅市
 M.K氏を誘って四回目の訪問をした。10時前についたが、その後3時半過ぎまで誰も白いスズメを見ていない。スズメの群れも小さくなり、出現頻度もかなり落ちた。

 あきらめかけていたところ、3時半過ぎに出現したが、あまり良い条件の処には出てくれなかった。そろそろ撮影適機は過ぎ去ろうとしているようだ。

 ただ、4時半の時点でカメラマンは20人近くに増えていて、誰も諦めてはいないようだ。

■2018-10-26 青梅市
 今日も薄曇りだったので来てみた。10時少し前から探し始めたところ、かなりの頻度で出てくれたので、満足のいく画が撮れた。2時には退出した。

■2018-10-23 青梅市
 早朝薄曇りだったので、良い画像が撮れる可能性が高いと思い再び訪れた。ピークで約10人のカメラマンが集まった。

 田圃は刈り取ったり、光るテープを貼ったり、多くの場所で作業中だったので、おおよそ300羽以上と数えられるスズメの群れも行き場所が狭められていたようである。朝10時から午後4時までの間に白いスズメは数回現れた。

 なお、現地のバーダーの間ではこれはアルビノではないと言われていた。彼らから明確な説明はなかったが、Wikipediaによると、「劣勢遺伝や突然変異によって発現するのがアルビノで、正常な遺伝情報により白化した白変種とは異なる」とある。それならばむしろアルビノそのものではないかと思うが専門家の意見を聞きたいものである。

■2018-10-21 青梅市
 友人T.T氏より情報を頂いた。経験の浅いカメラマンが投稿して読売新聞に載ったとのことで知る人ぞ知る状態らしい。このような白化個体はアルビノ[albino]と呼ばれる。

 住宅地に囲まれたにしてはかなりの広さの田畑地帯で、100羽以上の群れのスズメに一羽混じっているとのこと。 

 群れは分かれたり散在したりしているのであちこち歩いて探した。1時間半ばかり探したら群れのなかにいるのを見つけた。

主要更新
◆'23-12-8:不満足故2023-10-26および2023-11-3の写真を削除。
◆'18-10-21:本欄新設
■2024-11-19 (青梅市) 快晴 (Nik28-400/Z8(400mm)) 面積1/12に削減  縮小した本画像での差は識別不能。


   (Tam50-400/Z8(400mm)) 面積1/12に削減


 ・9-21 曇り (Nik663/Z8(600mm)) 面積1/8に削減


 ・9-18 快晴 (Nik663/Z8(600mm)) 面積削減:上から1/24,1/8。




 ・9-17 晴 (Nik663/Z8(600mm)) 面積削減:上から1/16,1/12,1/32。







■2023-12-8 (青梅市) 快晴 (Nik663/Z8(600mm)) 面積1/2に削減。




 ・11-25 (青梅市) 快晴 (Nik663/Z8(600mm)) 面積1/6に削減。


 ・10-28 快晴 (Nik863/Z8(800mm)) 面積1/8に削減。



■2018-10-29 (青梅市) 快晴 (Nik556PF/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積削減:上から1/4,1/2。




 ・10-26 薄曇りのち晴 (Nik556PF/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積削減:上から3/4x2,無し。






 ・10-23 薄曇り後晴 (Nik556PF/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積1/8に削減。




 ・10-21 快晴 (Nik556PF/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積1/16に削減。


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