ノハラツグミ Fieldfare Turdus pilaris | |
■分布:ヨーロッパ北部からレナ川流域にかけて繁殖し、ヨーロッパ中部および南部、小アジアからイランにかけて越冬。 日本では迷鳥として、北海道、埼玉、千葉、神奈川、長野で記録がある。 ■生息地:草地、農耕地、明るい林。 ■見られる時期: ・・23・・・・・・・11・ | |
探鳥記 ■2013-3-3 多摩川 3月の初見目標はツリスガラと決め、具体的な情報はないが可能性がありそうな多摩川河口をネットで調べていた。関東地方では他に小櫃川河口が知られている。 調べ始めて間もなく友人K.K氏がノハラツグミが多摩川に、セアカモズが神奈川県に出ていることを見つけた。まずノハラツグミを探すことにした。ただ具体的な場所は分からないので、いくつかのブログの微妙な表現をつなぎ合わせてみた結果、約15kmに渡って続いている河川敷を端から探すことにした。 所々で車から降り、カメラマンの群れを探した。1時間ばかり探して諦めかけていたのだが、最後の場所に賭けて車を降り、カメラをセットして歩き始めた。 すると遠くに数人のカメラマンがいることを見つけた。勇躍現場に向かうと、草の陰に隠れて見えなかった三、四十人のカメラマンが木の上を狙っていた。そこにはまさにノハラツグミがいた。 芝生の上に降りたり、枝上に留ったりしたので、その都度カメラマンたちが後について移動した。 最高の難易度5の迷鳥なのでことさらうれしいが、今回の探索はまるで容疑者(野鳥)を追い詰める刑事(カメラマン)の行動ときわめて似ているので友人と苦笑してしまった。 断片的な情報をつなぎ合わせて場所の候補をいくつか挙げ、足を使って実地検証をする。時にはそこにいる人達に様子を尋ねる(聞き込み)、などなど。 | |
主要更新 ◆'13-3-3 :本欄新設 |