カワアイサ Goosander (Common Merganser) Mergus merganser
	■分布：ユーラシア大陸および北アメリカ大陸の亜寒帯と温帯の一部で繁殖し、ヨーロッパ、中近東、北アメリカ南部で越冬する。 　日本では北海道では留鳥として繁殖するほか、本州、四国、九州に冬鳥として飛来。 ■生息地：湖沼、河川、内湾。 ■本州中部で見られる時期： 　　�@�A�B・・・・・・10�J�K
	探鳥記 ■2017-3-16　千葉県鋸南町 　ヒメシジュウカラガンの情報がネットに載っていた。約2週間前の写真である。ガンは2から3月には渡去することが多い。当たる確率は極めて小さいが、買わなければ決して当たらない宝くじと同じなので、まずは出かけてみた。 　カメラマンは一人としておらず、ヒメシジュウカラガンもいなかった。出店の人に聞いたところ数日前にはカメラマンがいたとのこと。カワアイサの雌がいたのでそれで我慢した。 ■2015-2-26　犀川／金沢市街 　金沢市街の犀川の上から下へと10程度の橋を行き来したところ、10羽に近いカワアイサを見ることができた。 　残念ながら期待のコウライアイサには遇えなかったが、川の両岸を散歩する人達や車さえ通るのにカワアイサやカワガラスをかなりの頻度で見ることができる。自然度は非常に高いと感じた。 　まもなく北陸新幹線が営業を始めることから、町はお祭り騒ぎだ。より多くの観光客が来てよき金沢の風物を楽しむことになろうが、この自然もまた素晴らしい遺産であることを再認識してもらいたいものだ。 ■2012-3-11　根室港 　野鳥は動いていることが多いから、なるべく高速のシャッター速度を選ぶ。その結果、絞りは開けるから被写界深度は浅くなる。 　このカワアイサの群れは奥行きがあったのでF20まで絞って撮影した。絞って撮影したのは私の記憶にある限りこれが初めてである。 ■2012-3-10　根室港 　根室に着いたその日の午後4時過ぎ、根室港まで徒歩で行ってみた。アイサ類が多数いたがおどろいたことにほとんどがカワアイサであった。カワウもよく海にいるようにカワアイサもまた海にも多いようである。 ■2012-2-5　神奈川県 　執念深くコウライアイサを探しているが、噂ではどうも渡去したか他所へ移動したようである。そのかわりカワアイサを日の光、距離などほぼベストな状態で撮影できた。500mm/F4の実力が垣間見られた。 ■2012-1-19　神奈川県 　初めてNikon 500mm/F4を使った。 ここまで遠いのにかなりディテールが残っている。システム全取っ替えは成功だったようである。 　ただ、V1を使ったシステムでは前ピン傾向であることが心配である。今後注意深くテストして行きたい。 ■2011-12-31　神奈川県 　コウライアイサを探したが見つからず。 ■2011-12-1　朝日池 　いままで１，２羽でいる処しか見たことがなかったが、ここ朝日池ではほぼ50羽が群れていた。デジタル一眼とデジスコの画質を比べるに適した状況であった。 ＜デジスコとデジイチの比較＞ 　現在のデジスコは2430mm相当、デジイチは750mm相当、その比は3.2。面積比にすると約10。つまり、デジスコの削減なし画像とデジイチの1/8に削減した画像がほぼ同じ画角になる。この両者を比較すればよい。 　それがこのカワアイサの写真になる。解像感はデジイチ、階調感はデジスコが優位であるが、本曇りの天気がデジスコに不利な条件となっている可能性もある。次はもっと太陽光があたる条件の良い場面で比べてみたい。 ■2011-7-1　尾岱沼／北海道 　沼の対岸に100羽を超えるスズガモが群れていた。なかに毛色の変わったのがいて、双眼鏡でのぞいたらカワアイサとわかった。周囲を見渡すと幼鳥を引き連れた雌がみつかった。いつ見ても家族はほのぼのとするものである。 ■2010-11-23　琵琶湖 　ホオジロガモ、トモエガモを探して、尾上漁港周辺を双眼鏡で覗いていた。そのとき、ウミアイサと同じような特徴的シルエットを見つけて撮影した。デジスコは車においてきたので小さな画像にしか写らなかったが、判別は出来る。
	主要更新 ◆'10-10-25 ：本欄新設