オオグンカンドリ Great Frigatebird Fregata minor | |
■分布:全世界の熱帯・亜熱帯に広く分布し、7つの亜種に分けられる。 おもな分布域は太平洋とインド洋で、大西洋の分布域はブラジル沖に限られる。 グンカンドリ科5種類の中ではおそらく最も個体数が多いと見積もられている。 日本では本州太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、南西諸島などで迷鳥として渡来するが、特に南西諸島での記録が多い。 ■生態:大洋に点在する島嶼や小さな岩場を休憩や繁殖に利用するが、ほとんどの時間は洋上で飛翔しながら生活し、陸から数百km離れた洋上にも姿を現す。 飛翔能力は非常に高く、アホウドリ類のようにあまり羽ばたかず長距離を飛ぶことができ、さらに高速での飛翔や旋回もこなす。 一方、海鳥にもかかわらず泳ぎや潜水ができず、水面に浮くこともほとんどない。ウ類と同様に羽毛に油分が少なく、防水性が無い。 採餌の際は水面すれすれを飛び、魚類やイカなどの小動物を長いくちばしで攫う。海岸や海鳥の繁殖地にも現れ、ウミガメの子どもや鳥の卵、ヒナなどを同様に攫って捕食する。 他のミズナギドリ類やカツオドリ類などを襲撃して餌を吐き出させ、奪い取る行動も知られていて、これらの習性はトウゾクカモメ類にも共通する。 <Wikipediaより> | |
探鳥記 ■2013-10-2 ミコマスケイ 大型のボートで2時間半。サンゴ礁の上にできた小さな砂洲についた。1.5haの面積あるが、人が歩けるのはごく一部に制限されている。砂はサンゴや貝殻が砕けたものでとても白く映える。 一番沢山いたのはSooty Tern (セグロアジサシ)とBrown Noddy(クロアジサシ)であろう。それぞれ数千羽を超えると思われる。 このグンカンドリは一本ある杭の上に長時間留っていた。遠方だったので、炎天下の地上付近の空気層のゆらぎに起因すると思われる画質劣化が顕著である。 | |
主要更新 ◆'13-11-6:本欄新設 |