キジ
Green Pheasant
Phasianus versicolor

■分布:ヨーロッパ中部から東アジアに分布。
  日本では留鳥として分布するが、北海道と対馬には元来分布せず、移入された亜種コウライキジP. c. karpowiが分布している(旧分類)。
■生息地:平地から山地の草原、農耕地、林縁、河原。
■本州中部で見られる時期:
  @ABCDEFGHIJK
■新分類:従来日本のキジとコウライキジは亜種関係とされてきたが、近年では別種とする説が有力でこちらを採用する。
 北海道には首に白い環のあるコウライキジしかいない。これらを区別するため、日本のキジをニホンキジ、Green Pheasant Phasianus versicolor とする。(2013-7-4)

日本固有種
 2022年現在、日本の固有種とされるのは、アオゲラ、アカコッコ、アカヒゲ、アマミヤマシギ、カヤクグリ、ノグチゲラ、メグロ、ヤマドリ、ヤンバルクイナ、ルリカケスの10種に下記5種 オガサワラカワラヒワ、オリイヤマガラ、キジ、ホントウアカヒゲ、リュウキュウサンショウクイが追加され, 15種となる。キジも含まれている。
 キジは国鳥であるが、狩猟鳥でもある。そんな設定は日本だけだといわれている。

探鳥記
■2024-10-5 狭山湖
 本種は胸が赤褐色なのでコウライキジとするほうが妥当かもしれない。若鳥なので成鳥になったらどう変わるか、あるいは変わらないのか不明なので暫定的にキジとした。

■2023-12-19 埼玉県川島町
 タゲリを撮ったのちここを出ようとしたら広場の端を横切った。

■2022-4-17 あきる野市
 フラッと寄ったら四人のカメラマンが大砲を据えていた。コウゲンモズである。待つ間に間欠的に鳴き声が聞こえていたこのキジがネギ畑から出てきた。

■2021-4-9 あきる野市
 コウゲンモズ(モズ(高原型))やキジが出る定番の場所に行ってみた。購入したNikkor18-300mmの使い勝手を試すのが目的である。

■2020-4-21 あきる野市
 本日気がついたのだが、M.Zuiko 300mm/F4+2XテレコンのボケがNikon500mm/F5.6のそれと比べると汚い。今後検証していきたい。

■2019-5-9 あきる野市
 高原型モズを撮りに来て遭遇した。ここあきる野市にはかつてキジの繁殖場があり、そこが閉鎖になったので放されたキジが住み着いたと言われている。

 あきる野市および市に接する日の出町は郊外型市街地であるが、そこでもたまに出遇うことがある。
 今日出遇った雄のキジは、耕作地に囲まれた雑草の中のお立ち台でしばらく芸をしてくれた。

■2017-6-9  埼玉県上里町
 今年4月に目撃情報があるとのことで、ウズラを探して訪れた。
 学校へ通う小学生の集団のすぐ脇、10m離れて悠然と雄が歩いているし、用水路の脇に番が餌をついばんでいた。周りはすべて小麦や野菜の畑なのにキジが棲める自然環境が残っているようだ。

■2015-3-16 八王子市
 キレンジャクを撮っている時に出てきた。しばらくコジュケイと並んで餌をついばんでいた。

■2012-8-21
 水を張った休耕田を車で探しまわっていた時のこと、里山と水田の接する茂みから突然大きな黒い鳥が飛び去った。飛び出した跡を見るとこのキジの雌がじっとこちらを見ている。故に飛び去ったのは雄のキジであろう。
 とっさに窓をあけ、側にあった300mm + 1.7X (35mm換算765mm)で撮ったが近すぎてこのとおり。数枚撮影してからNik18-300mmにレンズ交換をして再度撮そうとしたらとしたら茂みに隠れてしまった。残念。

■2012-4-15 我孫子市
 コイカルを探して歩き回っていたら、10数名のカメラマンが大砲レンズを一方に向けているところに出くわした。
 その先をみるとキジがいてほろ打ちを始めた。この大勢のカメラマンたちがまさかキジを狙っているとは思えなかったが、案の定コイカルを待っていた。

■2010-9-21 金沢市
 金沢市の健民海浜公園の駐車場に車を止めていたら、植え込みから出てきた。これまでに三回キジに出会ったが三回ともアスファルトの上である。

■2010-7-21
 長野県飯山市の小菅神社からの帰り、下り坂にさしかかると、その時はヤマドリと思って喜んだ親鳥と幼鳥数羽が車の前を横切った。
 急いで撮ったが被写体ブレしている。一羽が左に残っていたのか、あわてて親鳥が引き返し藪に入っていた幼鳥を呼び寄せた。

■2010-4-19
 谷津干潟から帰宅中の3時半頃、思い出してサマーランドの道を通った。そうしたら車道の脇の草むらにいるではないか。カメラを取り出して、車道から狙ったが、たちまちこの時期は使用していない広大な駐車場の方に逃げていった。
 隣接する車道を車や人や自転車が通っても知らん顔なのに、望遠レンズを付けたカメラを構えると逃げる。この時は点在する太い木々の陰に隠れながら姿を見せないようにし、そろそろ近づいて撮った写真である。
 近づいて姿を見せると得意のホロ打ちをした後草むらに入っていった。長いレンズを銃と判断するからに違いない。キジは国鳥である。その国鳥を狩猟してよいのはおかしいのではないだろうか。

■2010-3-12
 車で走っているときに見つけた。あわててカメラを取り出しているうちに藪の中に入ってしまった。藪越しに3,4枚撮ったが体の大半は隠れてしまった。
 その後なるべくこの前を通って観察したが、ずっと現れてはいない、残念!!
 ところで、キジの色合いは日本の鳥としてはもっとも派手ではなかろうか。

主要更新
◆'13-7-4:新分類を採用し、従来の日本のキジをニホンキジ、Green Pheasant Phasianus versicolorとする。
◆'10-4-3:本欄新設
■2024-5-11 (あきる野市) 晴 (Nik663/Z8(600mm)) 面積1/2に削減。



■2022-6-14 (あきる野市)  小雨 (M.Zuiko100-400/OM-1(400mm相当)) 面積3/4に削減。


 ・4-25 晴 (M.Zuiko100-400/OM-1(200mm相当)) 面積1/2に削減。  三羽のオスの中の二羽


 ・4-17 薄日 (M.Zuiko100-400/OM-1(800mm相当)) 面積2/3に削減。



■2021-10-3 (青梅市) 晴 (M.Zuiko100-400/1.4X/E-M1V(596mm相当)) 面積削減なし。



■2021-4-16 (あきる野市) 薄日 (Nik556PF/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積3/4に削減。





■2019-5-9 (あきる野市) 薄曇り (Nik556PF/D500(750mm相当)) 面積削減:上から、無しx2,1/2x2。









■2017-6-9 (埼玉県上里町) (Nik340PF/1.4X/D500(630mm相当)) 面積3/4に削減。





■2015-3-16 (八王子市) (Nik328/1.7X/D7100(765mm相当)) 面積2/3に削減。 <コジュケイを従えて??>



■2012-4-15 (我孫子市) (Nik340/1.7X/D7000(765mm相当)) 面積削減無し。



■2011-4-30 (普正寺の森/金沢市) (Pen DA☆300/1.7X/K-5(765mm相当)) 面積1/4に削減。



■2011-3-6 (きらら浜/山口県) (Pen DA☆300/1.7X/K-5(765mm相当)) 面積削減無し。



■2010-9-21 (普正寺の森(健民海浜公園)/金沢市) (Pen DA☆300/1.7X/K-7(765mm相当)) 面積削減無し。


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