ケリ
Grey-headed Lapwing
Vanellus cinereus

■分布:モンゴル東部、中国東北部で繁殖し、冬季は中国南部、インドシナ北部へ渡る。
 日本では近畿以東の本州で繁殖。本州中部で繁殖するものは留鳥だが、北部のものは冬季暖地に渡る。四国、九州、南西諸島では数少ない冬鳥。
■生息地:水田、畑、 草地で繁殖、採餌する。内湾の干潟に出ることもある。
■本州中部で見られる時期:
  @ABCDEFGHIJK

探鳥記
■2015-1-4 チェンマイ郊外
 空港への帰途、道端の冬水田んぼに水鳥を見つけた。このような東南アジアでの光景を見ると、日本は渡り鳥の中継地、あるいは繁殖地なのだと実地に認識できる。

■2012-9-1
 あちこちの稲を刈り取った水田跡に、10羽程度のグループがいたのだが、一時ほとんどが集まったと見え、100羽程度の巨大なケリの群れが空を舞った。
 群れの中には虹彩の黒い個体がいたが、これは幼鳥である。成鳥の虹彩はあかい。

■2010-5-5
 滋賀県賤ケ岳古戦場へ向かうドライブ中、水を張った田植え前の水田に見慣れぬ鳥を見かけた。カラスより少し小さめであり、灰色基調の体は私の記憶にない。興奮して撮影した。カメラを向けると飛び立ったが、すぐ元の場所に舞い降りるので、なんとか撮影できた。 
 すぐ車の中の図鑑を参照し、ケリと判明した。比較的珍しい鳥なのでいっそううれしかった。このようなあまり群れない種は、干潟などで確実に見ることはむずかしいので、僥倖に頼ることになる。それゆえ会えたときはいっそううれしいのである。
 それにしても、おそろしくけたたましい鳴き声である。「ケリ」の名もその鳴き声から付けられたらしい。

主要更新
◆'10-5-3:本欄新設
■2020-9-4 (小山市) (M.Zuiko340/2X/E-M1V(1200mm相当)) 面積3/4に削減。



■2015-1-4 (チェンマイ郊外) (Nik540/TC20E/D7100(900mm相当)) 面積1/3に削減。





■2012-9-2 (豊橋市/愛知県) (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積1/6に削減。




  (袋井市/静岡県) (Nik340/1.7X/D7000(765mm相当)) 面積1/3に削減。



■2012-9-1 (袋井市/静岡県) (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積2/3に削減。




  ・(豊橋市/静岡県) (Nik340/1.7X/D7000(765mm相当)) 面積削減:上から1/2、1/6。





■2010-5-2 (木之本市/滋賀県) (Pen DA☆300/1.7X / K-7(765mm相当)) 面積1/4に削減。


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