セグロカモメ
Herring Gull
Larus argentatus

■分布:ユーラシアおよび北アメリカ北部で繁殖し、ヨーロッパ、中国、北アメリカの沿岸部で越冬。
 日本では冬鳥として北海道から南西諸島まで広く飛来する。
■生息地:海岸、港、河口。
■本州中部で見られる時期:
  @ABC・・・・・IJK

探鳥記
■2023-4-21 ヒューストン近郊
 画像整理中に本種をとっていたことに気がついた。一羽だけである。

■2023-3-20 銚子漁港 晴
 丁度この日の8時には、大形の漁船が何隻も接岸し、イワシやサバの水揚げを行っていた。おこぼれにあずかろうとセグロカモメ、ユリカモメが群がっていた。当然、餌獲りが始まる。

■2019-10-23 相模川河口
 ここに画像を載せたのは実に8年ぶりである。

■2011-12-5 銚子魚港
 カモメ類は事前に違いを頭にたたき込んでいかないと、現場で希少種を探すことができない。厄介なものである。
 昨冬、このカモメの識別に生涯を掛けているような方とここで出遇った。町田在住なのにここにカモメ類探鳥用の別居を構えたそうである。幸せな方だ。

■2010-12-23 銚子漁港
 カモメ類は知れば知るほど特定が難しいことを痛感させられる。セグロカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメも並べてみると相対的に区別が付きやすいが、単独だと色合いも絶対的な基準とはならず悩ましい。尾の先端の黒帯の幅が一つの要素であるがそれとてもない個体がある。

■2009-9-24 青森県
 本州中部では5月から9月はいないことになっているが、やはり青森が北部にあるからであろうか、9月に群れをなしていた。
  英名の "herring"はニシンであるから、そのまま訳せば"ニシンカモメ”である。カツオの居場所を知らせるとりを "カツオドリ "というから、これもニシンの群れの存在を教えてくれるのに違いない。

主要更新
◆'24-7-20:再びHerring Gullに改称。
◆'23-3-23:従来はHerring Gullとしていた。
◆'22-2-6:2019-10-27に撮った個体はタイミルセグロカモメと思われる。
◆'10-4-3:本欄新設
■2023-4-21 (ボリバー・フラッツ/アメリカ) 晴 (M.Zuiko340/OM-1(600mm相当)) 面積削減無し。



■2023-3-20 (銚子漁港) 晴 (M.Zuiko150-500/E-M1X(1000mm相当)) 面積削減:上から1/2x3,無し。 餌獲りバトル









■2022-2-27 (銚子漁港) 快晴、風あり (M.Zuiko150-500/E-M1X(1000mm相当)) 面積1/2に削減。



■2021-10-5 (船橋三番瀬) 晴れ (M.Zuiko100-400/1.4X/(1120mm相当)) 面積1/2に削減。



■2019-10-27 (船橋三番瀬) 曇り (M.Zuiko340/1.4X/E-M1U(840mm相当)) 面積1/4に削減。<左後ろはオニアジサシ>

2022-2-6 銚子漁港で初めてタイミルセグロカモメを撮った。本種と同じく黄色の脚であり、嘴の赤斑も大きい。本種はタイミルセグロカモメ、あるいはホイグリンカモメと思われる。


■2019-10-23 (相模川河口) (M.Zuiko340/2X/E-M1X(1200mm相当)) 面積削減無し。<獲物を横取りせんとするバトル>





■2011-12-5 (銚子魚港/千葉県) (デジスコ:TSN884/TE20H/10-30/V1(2025mm相当)) 面積削減無し。

  右端は足が黄色いからウミネコか?


■2010-12-23 (銚子漁港) (Pen DA☆300/1.7X/K-5(765mm相当.)>  上2枚:面積1/2に削減、なし。







■2010-11-1 (志登茂川河口周辺/津市) (Pen A☆400/1.7X / K-5(1030mm相当)) 面積1/4に削減。 <周りはユリカモメ>

  ユリカモメとこれだけ大きさが違う。


  飲み込んでいた魚をはき出し、また飲み込んだ。


  世に諍いの種は尽きまじ。「我関せず」とユリカモメ。


■2009-9-24 (青森県、脇野沢港) (Pen DA☆60-250mm/ K-7(380mm相当)) 面積削減:上から1/8、1/4。



  未だ餌をねだる幼鳥と逃げ回る親鳥

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