ホイグリンカモメ Heuglin's Gull Lanus heuglini | |
■分布:西シベリアのコラ半島からギダン半島付近で繁殖。日本では、その東側のタイミル半島で繁殖、セグロカモメとの交雑個体群とされる”タイミルセグロカモメ”がやや普通に見られ、ホイグリンも少数観察される(参考文献8)。 | |
探鳥記 ■2023-2-15 銚子漁港 ヒメカモメを撮りに来たところ首尾良く見つかった。その翌日の今日も狙ったが、現れずじまい。そこで防波堤の上のカモメを一羽ずつ識別していったところ、脚の黄色い個体がいくつか見つかった。 それらはタイミルセグロカモメとこのホイグリンカモメだが、両者を分けるのは背中の黒色度の違いである。ホイグリンはウミネコの黒さに近いとのことなので、本種をホイグリンとした。 実際はそれだけで識別するのは心許ないが、現地には手練れのカモメウォッチャーが何人かおり彼らの裁定を大いに参考にさせてもらった。それでもなお、十分な確信は持てない。 | |
主要更新 ◆'23-2-17:本欄新設 |