イイジマムシクイ Ijima's Leaf Warbler Phylloscopus ijimae | |
■分布:日本、フィリピン(ルソン島) 冬季になるとフィリピンへ南下し越冬すると考えられ、1947年にルソン島ラマオで6羽の標本が採集されている。 日本では繁殖のため夏季に伊豆大島から青ヶ島までの伊豆諸島・トカラ列島の中之島に飛来(夏鳥)する。冬季には伊豆諸島や南西列島で発見例がある。 伊豆諸島の個体群は春季に海上から静岡県沿岸部に飛来した後に南下して伊豆諸島へ渡り、秋季に紀伊半島、四国山岳地帯、大隅半島(稲尾岳では8-10月、主に9月に飛来)を経由して南西諸島へ南下していると推定されている。 ■生態:スダジイ・タブノキからなる高木層や亜高木層の被度が高い常緑広葉樹林などに生息する。 食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫、クモなどを食べるが果実、種子を食べることもある。樹上を移動しながら獲物を捕食するが、停空飛翔しながら獲物を捕食することもある。 繁殖形態は卵生。広葉樹の樹上やアズマネザサに球状の巣を作り、4 - 7月に3 - 4個の卵を産む。ホトトギスに托卵されることもある。 <Wikipediaより> | |
探鳥記 ■2014-6-10 大路池/三宅島 イイジマムシクイは思ったよりはるかに多かったが、ほとんどが「チッチッチッチ」という鳴き声だけで、姿が見えない。 また、たまに姿を現すが葉から葉へと虫を探してせわしなく動くものだから、撮影は難しい。キクイタダキと云い、この手の野鳥は厄介である。それでも何とか撮影できた。 掲載した写真の下三枚の解像度と階調がかなり悪化している。原因は露光過多である。 この撮影の直前アマツバメを空をバックに逆光で撮影しており+2eVの露出補正加えていた。これを戻すのを忘れて日陰の中のイイジマムシクイを撮影したためである。光があたっている葉は完全に白飛びしていて後処理では如何ともしがたい。 | |
主要更新 ◆'14-6-2:本欄新設 |