アカコッコ
Izu Thrush
(Izu Islands Thrush)
Turdus celaenops

■分布:日本固有種。留鳥として伊豆諸島(鳥島は除く)、トカラ列島で繁殖する。本州、男女諸島、屋久島からも記録がある。
■生息地:平地から山地のよく茂った林。
■三宅島で見られる時期:
  @ABCDEFGHIJK

日本固有種
 2022年現在、日本の固有種とされるのは、アオゲラ、アカコッコ、アカヒゲ、アマミヤマシギ、カヤクグリ、ノグチゲラ、メグロ、ヤマドリ、ヤンバルクイナ、ルリカケスの10種に下記5種 オガサワラカワラヒワ、オリイヤマガラ、キジ、ホントウアカヒゲ、リュウキュウサンショウクイが追加され, 15種となる。アカコッコも含まれている。

■アカッコッコの鳴き声
  ....... 「グギギギギ...」

 同類のクロツグミ、アカハラ、シロハラが美声なのにどうしてこんな悪声なのかと不思議に思ったらアカコッコ館のレンジャーが訳を教えてくれた。
 アカコッコは他に同類がいないため、自己主張して存在をアッピールする必要がなく、努力をしなかったとのこと。競争が美声を生むのだそうだ。人間社会に照らして苦笑した。

探鳥記
■2019-5-4 大路池
 カンムリウミスズメを狙って三本岳クルーズに参加するついでに寄ってみた。アカコッコは何回も近いところに出てくれた。

■2017-4-8 八丈島
 アホウドリを筆頭とする海鳥を狙って八丈島クルーズに参加した。竹芝桟橋から約10時間の船旅で朝9時前に八丈島に着く。そのままとんぼ返りなので、港で約15分の探鳥を行う。その目的はアカコッコであるが、首尾良く出てくれた。

■2014-6-11 大路池
 初日に遇って以来、まばらな草の溶岩台地を除いて、島のあらゆる場所で遭遇した。地面を漁っているのと同じぐらいの頻度で飛び回っていた。

 食性からしてうす暗い藪の下草周りと思っていたが、開けた草原でも何回か出遇った。ただ開けた場所では遠方のことが多く(開けているから遠方でも見つけられると考えるべきであろうが)写真には不向きであった。

■2014-6-8 アカッコッコ館
 まず定評のある大路池に行って周囲を歩いた。しかしメジロなどは出てきたがアカコッコは出ない。島には結構な数がいて、民家の庭先まで現れるとのことだが、土地勘がないつらさだ。

 そこで大路池の脇にあったアカコッコ館を訪れた。そこの水場にいろいろな野鳥が来るという。しばらく待ったらアカコッコが出てきた。最初の目標が撮れた。

主要更新
◆'14-6-2:本欄新設
■2019-5-13 (アカコッコ館/三宅島) (Nik556PF/D500(750mm相当)) 面積3/4に削減。


 ・5-4 (アカコッコ館/三宅島) (Nik556PF/D500(750mm相当)) 面積削減:上から、なしx2、3/4。







■2017-4-8 (八丈島) (Nik340PF/1.4X/D500(630mm相当)) 面積1/4に削減。



■2014-6-11 (大路池/三宅島) (Nik540/D7100(750mm相当)) 面積削減:上から1/4、1/2。




 ・6-10 (薬師堂/三宅島) (Nik540/D7100(750mm相当)) 面積削減:上から1/4、1/2。




 ・6-9 (大路池/三宅島) (Nik540/D7100(750mm相当)) 面積削減無し。


 ・6-8 (アカコッコ館/三宅島) (Nik540/D7100(750mm相当)) 面積削減:上(♂):1/3、下(♀):1/4。




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