サンコウチョウ

Japanese Paradise Flycatcher
Terpsiphone atrocaudata

■分布:日本、台湾、フィリピンのバタン島とミンダナオ島に分布する。
 日本には、夏渡来し繁殖する。日本で繁殖した個体の多くは、冬季中国南部からスマトラへ渡り越冬する。
■生態:平地から低山にかけての暗い林に生息する。繁殖期には縄張りを形成する。 食性は昆虫食で、林内で飛翔中の昆虫を捕食する。
 地鳴きは、「ギィギィ」と地味だが、囀声は、「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」月・日・星、と聞えることから、三光鳥と呼ばれている。
 (Wikipediaより)

探鳥記
■2022-8-4 八王子城跡
 1週間も猛暑日が続いた後、雨100%、気温30℃ほどの予報だったので、撮影条件はよいだろうと駐車場の開く9時に着いた。
 普段なら開門待ちの車が並んでいるのだが全くいない。撮影スポットにいくと、3人だけカメラマンがいた。12時に退出するまで、述べ10人しか来なかった。
 小雨の降るような本曇りなので、F5.6、SS:1/100秒でISOが25600の撮影条件なので、得られた画像の質は悪い。

 巣には2羽の雛がおり、3時間の間に十数回雌が訪れて餌の虫を与えていた。この間も雄は一度も来ていない。人の噂によると雄の頭は禿げており、写真写りは悪いという。

 <追記>M.K氏によると、雄の冠羽周りは禿げ、長い尾羽も消失したという。事故か、病気か?

 <追記 8-6>M.K氏から詳細な情報あり。巣に別の雌が来て巣を乗っ取ろうとしたので雄がそれを追い払おうと戦い、尾羽が折れ冠羽が毟られたとのこと。自分が育雛できないからと他の鳥の雛を乗っ取ろうとしたようだ。人間社会にも同じような事象があることを思い、苦笑した。

■2022-7-29 八王子城跡
 八王子・公園からの帰路、立ち寄ってみた。すでに雛が孵ったと聞いたが、まだ首を伸ばして見える大きさでなかろうと思う。でも、数十人のカメラマンがいた。T.I氏の友人も数人がいたとのこと。
 本日は雲ひとつないピーカンで、巣を撮るには背景が明るすぎて不適である。周辺に雄が舞っていたので、カメラマンの半分はそれを追いかけていた。

■2022-7-20 八王子城跡
 M.K氏からの連絡を受け、12時過ぎに来てみた。カメラマンは30人を超えていた。
 サンコウチョウは比較的開けた場所に営巣しており、抱卵している。1時間半の間に♂が二回、♀が二回抱卵を交代した。
 鳥の姿を横から見られるアングルは背景が明るくて、露出に苦労する。

■2022-6-16 埼玉県毛呂山町
 T.T氏の友人から営巣中のサンコウチョウの情報をもらい出かけた。梅雨の中休みのような天気なのだが、針葉樹林の中の巣は薄暗く、F4.5、SS:1/50秒、ISO:5000以上では良い画像は望むべくもない。
 それでも、2時間弱の間に10回に及ぶ親鳥の餌やりが見られ満足した。
 地元のバーダーによると雛は三羽いるとのこと。

■2020-6-29 八王子城跡
 アオバズクを撮影した帰りに、しばらく来ていなかったここに寄ってみた。昔サンコウチョウを撮ったところである。入口から入ったらすぐ数十人のカメラマンが砲列を敷いていた。サンコウチョウだとピンときた。木立のなかで見つけるのに苦労した。光の具合が悪くあまり良い画像がとれなかった。

 両隣の老人と話したら、一人はオリンパス、もう一人はコニカミノルタに勤めていたとのこと。カメラの話で多少盛り上がった。

■2020-6-24 宮ケ瀬湖
 前回訪れてからちょうど二週間経った。雛が孵っているだろうと様子を見に来た。

 9時前に現場に到着したところ、すでに30人ほどがカメラの砲列を敷いていた。巣には二羽の雛がいるようだった。ひっきりなしに雄雌が交代で餌を運んでいた。あのペースだと雛は一日で自分の体重ほどの餌を喰うのではないだろうか。

 餌はいわゆる芋虫はほとんどなくて、コオロギ、アブ、トンボなどほとんどが脚のある昆虫だった。コオロギの大腿はとげがあって堅いせいか大腿だけ吐き出していた。

 11時ごろ退出したが、その時は50人ほど集まっていた。

■2020-6-10 宮ケ瀬湖
 S.T氏の探鳥結果に触発されて何年かぶりに来てみた。新型コロナ肺炎騒動はまだ十分には終息していないが、第一波は終わったとの認識で、少しづつ外出ができ始めた。
 ここも、総勢30名ばかりのカメラマンが林道を歩いていた。野鳥は極めて少なかったが、このサンコウチョウが道ばたの二カ所、一方では卵を温めており、他方ではまさに巣作りをしていたので撮影を楽しめた。

■2017-7-3 八王子市
  先月23日のサンコウチョウ・ポイントを再訪した。7時前に着いたところ、カメラマンは3人しか居なかった。11時過ぎに立ち去る頃には20人ほどにふくらんでいた。

 巣にはすくなくとも二羽の雛が孵っており、繁く通っている人の話では、孵化後3,4日だそうである。巣の周りに葉や枝が蜜に茂っており、我を含め皆撮影に苦労していた。

■2016-6-27 八王子市
 絶好の快晴日和、朝5時半に現地で車を降り、ポイントに着いてレンズを通して巣を覗いたらもぬけの空だった。残念!!帰りがけ、向こうから歩いてくるカメラマンにその旨を告げたら、噂話を教えてくれた。

 それは、「おとといの25日夕方まで四羽はいたのだが、翌日の26日には空だった。蛇が襲ったとのうわさもある」とのことだった。
 そうであるかどうかは定かではないが、そうだとすると哀れだ。一羽が襲われる間、他の雛は逃げ延びてくれたのではないかと楽観的に考えることにした。

■2016-6-23 八王子市
 小雨の降る中、朝7時半に着いたところ、車が一台止まっていた。こちらは雨が小やみになるまで車の中で待った後、8時過ぎにポイントに向かった。その時にはその車は消えていた。

 ポイントに着いたが、さすがに誰もいなかった。2時間ばかりカメラを据えていたが、いつもと変わらぬ頻度で親鳥が餌を運んだ。雛の目は開いているように見える。また、雨が少し降っていたほうがむしろ霧が少なくてクリアな画像が撮れる。

■2016-6-21 八王子市
 朝5時に着いたがすでに一人がカメラを据えていた。曇天の下、雄と雌が交代して餌を運んでいた。雛は四羽顔を出したが、まだ目は開いていないように見える。

 2時間したら雨が降り出した。九州から大雨が移動してきているとの情報なので、雨の中1時間で退出した。

 もともと暗い木立の中のうえ雨も降り出したので被写体はとても暗く、500mm/F4レンズを使い、F4、ISO:12800、SS:1/80秒、露出補正:+1EVの撮影条件であった。

 また暗いため焦点合わせもAFでは十分な精度が得られず、ライブビューにてマニュアルで焦点を合わせ、MFに切り替え置きピンで狙った。

■2016-6-10 東京都下日の出町
 わが町に野鳥の森ができたというので昨年初めて行ってみた。その時サンコウチョウの鳴き声がしたので、今年もいるだろうと来てみた。

 入り口から入って間もなく林道に若い女性のバーダーがしゃがんで双眼鏡をのぞいているのに出遇った。「サンコウチョウですか?」と訊いたら、押し殺した声で「そうだ」と言う。野鳥に余計なストレスをかけまいとするしぐさである。一緒に5分もいたら、目の前に出てきた。「灯台下暗し」である。

■2016-6-10 八王子市
 前回はちょうど1週間前に来ている。Wikipediaに「 抱卵日数は12-14日で、雌雄ともに抱卵する。雛は孵化後、8-12日で巣立つ」とある。

 少し早いかなと思ったが、梅雨の合間のつかの間の快晴なので、5時半に来てみた。7時までいたが、ちょうど30分おきに抱卵のバトンタッチを繰り返した。私がきてしばらくしてからカメラマンが三人来たが、雛がかえっていないと知るとまもなく帰った。

■2016-6-3 八王子市
 今日は朝6時半に来てみた。カメラマンはすでに一人いた。6時ごろ来たと言っていた。

 サンコウチョウはすでに抱卵を始めたようで、バトンタッチのように即座に交代するのではないが、オスとメスが交互に巣の上で静止し、しばらく留まっていた。満足のいく画像ではないが、オスを撮るという目的はほぼ達成した。

■2016-5-31 八王子市
 今日は朝7時に来てみた。すでに二人いたが、1時間のうちにサンコウチョウを二度撮ったとのことで、間もなく立ち去った。二人がいたポジションから見ると木々の中に巣があるではないか。三日前に来た時には巣があると認識していなかった。

 その後、13時半までいたが五回しか現れなかった。オスは二度現れたが、いずれも巣には来ず飛び去った。メスも数分巣にいたのはたったの一回で、他はすべて30秒程度で飛び去った。

 まだ営巣はしていないようであるが、野鳥識者の言いようでは、「小鳥は全部の卵をいっぺんに卵を産むのではなく、何回にも分けて生み、全部生んだのちに抱卵を開始する」とのこと。それによると、現在のこの巣の様子は温めるのを開始する前、あるいは卵を産む準備をしているのだろうと推測される。

  営巣中の野鳥の観察は注意深く行う必要があるが、この巣は公園の広場の垣根から約10m森に入ったところにある。つまり、人間が10m先には居ることを承知していると考えられる。時に10-20名のグループが声高に話しながら通り過ぎる。
 それでもなお、カメラマンは垣根からさらに10m離れ、都合20m離れた場所に一列に並んでカメラを据えている。したがって最低限の観察マナーには従っていると思う。

■2016-5-28 八王子市
 ふらっと寄ってみた。いくつかのポイントで、数人のグループがカメラを据えていた。そのうちに一つに加わって、3時間ばかり待った。

 お目当てのサンコウチョウは数回出たが、なんとか撮れたのはたったの一回であった。暗く、枝かぶり、葉かぶりなので、まともな画像にならなかった。

■2012-6-15 八王子市
 やっと雄が撮れたが画質は不満足。顔の手前に葉っぱがかかっているらしい。いつか、よりよい画を撮りたい。

■2011-5-15 さいたま市
 やっとあこがれのサンコウチョウに遇えた。次はもっと近くで雄を撮りたい。

主要更新
◇'11-5-15:本欄新設
■2022-8-6 (八王子城跡) 
 本日6日M.K氏よりメール連絡あり、「サンコウチョウは抜けた」とのこと。これを見た途端「また蛇にやられたか」と思った。下記に示すように一昨日の雛はまだ丸裸に近く、一日や二日で飛びたてるほど育つとは到底考えられなかったからである。
  <筆者撮影 8月4日>

 ところが本日その後、M.K氏より下記に示す昨日5日の雛の写真が送られてきた。驚いたことにたった一日で羽が生えそろい、すぐ飛びたてるほど、あるいは歩いて移動できるほどに成長しているではないか。凡人の常識では考えられない事態が起きているようだ。蛇に喰われたとは限らず、自力で巣立ちした可能性もあると少しホッとした。
 ただ、6日当日何十人といたカメラマンの中では、「蛇に喰われた」という推論が大勢を占めたようだとM.K氏は語っている。
  <M.K氏撮影 8月5日>

■2022-8-4 (八王子城跡) 曇りのち雨 (M.Zuiko340/1.4X/OM-1(840mm相当))  面積1/4に削減。








 ・7-29 快晴、高温多湿 (M.Zuiko100-400/OM-1(800mm相当))  面積3/4に削減。


 ・7-22 小雨のち晴 (M.Zuiko150-500/OM-1(1000mm相当))  面積1/3に削減。  交代の瞬間






 ・7-20 晴 (M.Zuiko340/1.4X/OM-1(840mm相当))  面積削減:上から1/4x2,1/2。






■2022-6-16 (埼玉県毛呂山町) 薄曇り (M.Zuiko150-400/OM-1(800mm相当))  面積1/8に削減。




■2020-6-24 (宮ケ瀬湖) 薄曇り (M.Zuiko340/E-M1V(600mm相当)) 面積削減:上から無しx3,1/3,1/4。








 今回訪れたら、左の写真に示すように巣のある樹の根元、下から約1mほどの部分にビニールが巻かれていた。どなたか情けのあるバーダーが巻いたのであろうか。捕食者のヘビを登らせないためであろう。

 かつて、八王子市でサンコウチョウの営巣中の雛を撮った後、しばらくして再訪したら巣はもぬけの空だった。巣立つには早すぎる。そこに居合わせたバーダーによると、アオダイショウに喰われたとのことだった。ヘビは、雛が大きくなって喰い出がある時期を見計らって襲うといわれる。

 ・6-10 晴れ (M.Zuiko340/1.4X/E-M1V(840mm相当)) 面積削減:上から無しx3,1/4。




■2017-7-3 (八王子市) 晴れ (Nik540FL/D500(750mm相当))  面積1/4に削減。




■2016-6-10 (東京都下日の出町)  快晴  (Nik340PF/1.4X/D500(630mm相当))  面積1/3に削減。


■2016-6-23 (八王子市)  小雨  (Nik540FL/D500(750mm相当))  面積削減無し。




 ・6-21 (八王子市)  曇り後雨  (Nik540FL/D500(750mm相当))  面積削減:上から 1/2、1/4。




 ・6-10 (八王子市)  快晴  (Nik540FL/D500(750mm相当))  面積1/6に削減。


 ・6-3 (八王子市)  快晴  (Nik540FL/1.4X/D500(1050mm相当))  面積2/3に削減。


 ・5-31 (八王子市)  うす曇り  (Nik540FL/1.4X/D500(1050mm相当))  面積1/3に削減。


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