コシジロウミツバメ
Leach's Storm-petrel
Oceanodroma leucorhoa

■分布:千島列島、コマンドル諸島から北アメリカ西岸にかけてと、北アメリカ北東岸、北ヨーロッパで繁殖。非繁殖期は太平洋の赤道付近や大西洋の南アフリカ沖まで分散する。
 日本では北海道の大黒島、トモシリ島で繁殖し、北海道東部の海上を飛翔している。
■生息地:海洋を飛翔している。
■繁殖地周辺で見られる時期:
  ・・・・DEFG・・・・

探鳥記
■2014-10-15 後日談
 昨日午後、無事保護されて野鳥病院に収容されたと知人から連絡をもらった。ほっとすると共に、元気に回復してまた大空を飛びまわることを願ってやまない。

■2014-10-14 谷津干潟
 台風19号が13日から14日かけて関東地方を通過する。避難してくるであろう海鳥を狙って昨日でかけ、銚子で車中泊した。雨・風ともそれほど強くはなかった。
 朝6時に起きて漁港を回ったが全く成果がない。しかたなく、稲敷に向かったがここも普段よりよほど鳥が少ない。
 
 あきらめて帰りがてら谷津干潟を訪れた。着くそうそう、二人の年配のカメラマンが黒褐色の小型のミズナギドリのような水鳥を狙っている。

 訊くと「黒いハトが泳いでいると思った」という。冗談とは思ったが真面目な表情である。水鳥は顔つきを一見してミズナギドリかそれに近い仲間と分かった。

 図鑑を持っている人と検討した結果、クロコシジロウミツバメにも良く似ているが多分コシジロウミツバメだろうということになった。

 この個体は台風の余波の強い風に逆らって懸命に風上に泳いでいた。引き潮にも逆らっているので、力及ばずどんどん導水路に引き込まれていく。

 いったんは干潟の中程まで飛んだが、まもなく同じように導水路に引き込まれていく。とうとう、飛び上がって近くの草むらに潜ってしまった。じっとして全く動かない。

 数人のカメラマンが取り囲んで2mまで迫ったが、微動だにしない。目は半開きである。このまま息を引き取らず、元気に飛び去って欲しいと願ったが、一番の危険は野良猫だろう。

 図鑑によれば、「コシジロウミツバメは地上から直接は飛び立てない」とある。襲われたら飛び立って逃げることが出来ない。

主要更新
◆'14-10-14:本欄新設
■2014-10-14 (習志野市) (Tam150-600/D7100(900mm相当)) 面積削減:上から1/2,1/8,1/4,1/2,1/8x2,2/3。














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