ヨーロッパトウネン (ニシトウネン) Little Stint Calidris minuta | |
■分布:スカンジナビア半島北部、シベリアの沿岸で繁殖し、アフリカ、南ヨーロッパ、アラビア半島、インドの海岸部で越冬。 日本ではまれな旅鳥または冬鳥として渡来。近年観察例が増えている。 ■生息地:内湾や河口の干潟。トウネンよりも水の残る場所を好む傾向がある。 ■本州中部で見られる時期: 123CD・・GH101112 | |
探鳥記 ■2017-9-2 稲敷市 全体に濃色、背中のV 字をみて、すぐヨーロッパトウネンと思ったが、自分一人だけで識別しているとなかなか確信が持てない。帰ってからじっくり図鑑と比べて、脚が黒いから酷似しているヒバリシギでは無かろうと確信した。 スリランカの個体にはV字が全くないことを見ているので、V字の有無だけで識別するのは困難であると思われる。 ■2017-2-3 スリランカ スリランカで普通に見られるのはヨーロッパトウネンで(very common)、日本では普通のトウネンはここでは極めて珍しい(very rare)とのこと。日本とスリランカでは両者の関係が真逆である。 ■2014-9-6 習志野市 前日は8時から11時半の間集中して探したが見つからなかった。約20名いたカメマンの誰もがこの間撮影できなかったようだ。 そこで本日再挑戦した。高速道路の一部が工事中で、1時間以上遅れて9時過ぎに着いた。すでに50名ほどのバーダー・カメラマンが来ていて、一部の人が特定の方向に向かって撮っていた。 その方向を探すとターゲットが見つかった。トウネンにとてもよく似ていてよほど注意しなければ見逃す。既に撮っていた友人KK氏の写真が識別に大いに役だった。 三枚目にトウネンと一緒に写っているものを載せた。 左:ヨーロッパトウネン、右:トウネンで、これだけの差しかない。トウネンの中には背中のV字もかなりはっきりしている個体もいた。 10時半ごろヨーロッパトウネンが遠くへ飛び去った。久しぶりに真夏日になり、湿気も高かったので、還ってくるのを待たずに退出した。 | |
主要更新 ◆'14-9-6:本欄新設 |
■2017-9-2 (稲敷市) 晴れ (Nik540FL/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積1/3に削減。 ■2017-2-6 (ウダワラエ国立公園/スリランカ) (Tam150-600G2/D500(900mm相当)) 面積1/4に削減。 ・2-3 (ハンバントタ周辺/スリランカ) (Tam150-600G2/D500(900mm相当)) 面積1/16に削減。 ■2014-9-6 (習志野市) (Nik540/1.7X/D7100(1250mm相当)) 面積削減:上から1/4, 1/6x2。 左:ヨーロッパトウネン、右:トウネン/これだけの差しかない。トウネンの中には背中のV字もかなりはっきりしている個体もいた。 |