イカルチドリ
Long-billed Plover
Charadrius placidus

■分布:ロシアウスリー地方、中国北部および東北部、朝鮮半島で繁殖、中国南部とインド北部で越冬する。
 日本では北海道から南西諸島まで記録があるが、繁殖は本州、四国のみ。多くは留鳥だが、北日本では夏鳥、南西諸島では冬鳥。
■本州中部で見られる時期:
  @ABCDEFGHIJK

探鳥記
■2017-1-4 八王子市高月地区
 今年の初撮りである。この近辺の多摩川にはイカルチドリが住み着いているのか、ここに来るとたいていは遇うことができる。

■2014-8-17 鳥取市
 コノハズクに遇えずに帰る最終日、2日続いた大雨で増水した川にシギチドリらしき飛翔個体を見つけた。撮ってみるとイカルチドリだった。

■2013-3-13 秋川/あきる野市
 昨日機材の関係で満足のいく写真が撮れなかったので、メインの500mmを持って再度挑戦した。
 しばらく河原で待ったがなかなか姿を現さないので、歩き始めたら遠くで飛び上がった。降りたところとの距離を慎重に詰めながらシャッターを切った。
 カメラマンとの間に川が横たわっていると、平坦な河原続きの場合より近寄ることができる。彼らもそれが分かっているらしい。

■2013-3-12 秋川/あきる野市
 お手軽サブカメラとして(FZ200 + 1.7テレコン[1020mm相当])と(Nik55-300 / FT1 / V1 [810mm相当])のどちらが良いか実地検証しに近所の河原に出かけた。
 イカルチドリらしきつがいが居たので両方のカメラで撮った。それほど拡大せずに画像を見るとFZ200の方が解像度がありそうに見えるが、拡大すると細部が明らかにつぶれている。センサーの大きさの差はいかんともしがたいようである。ここにはV1の方を載せた。

■2012-2-9 相模川下流
 コウライアイサを探しに行った河原でじっとしていたイカルチドリを見つけた。このような単独行動で、かつ人目を引かない地味な鳥は、探鳥によい特定の場所があるわけではなく、大変見つけにくいものである。その分、遇うとうれしい。

■2010-9-4 稲敷市浮島
 この二羽はアイリングの太さが中途半端でコチドリとの判別が 難しいが、一応イカルチドリとした。頸の黒帯が繋がっているのが識別の手がかりとならないだろうか?図鑑を見ても判別としない。

■2010-1-28 多摩川・秋川合流点
 わずかに黄色のアイリングがみえ、かつくちばしが長めで先細りなのと、観察時期が真冬なので、コチドリではなくイカルチドリとしたが、なにせ、シギ・チドリ類は似すぎている。これに、時期の差、雌雄の差、年齢差、個体差が加わるので、素人泣かせの判定となる。

主要更新
◆'12-9-14:2010-1-28の個体をコチドリに修正。
◆'12-1-9:2010-9-4の写真を削除。
◆'10-4-3:本欄新設
■2020-5-10 (あきる野市) 薄曇り (M.Zuiko340/2X/E-M1V(1200mm相当)) 面積1/4に削減。



■2017-1-4 (八王子市高月地区) 快晴 (Nik340PF/1.4X/D500(630mm相当)) 面積1/12に削減。



■2014-8-17 (鳥取市) 本曇り (Nik80-400/D7100(600mm相当)) 面積1/8に削減。





■2013-3-13 (秋川下流/あきる野市) 快晴 (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積1/6に削減。





■2013-3-12 (秋川下流/あきる野市) 快晴 (Nik55-300/FT1/V1(810mm相当)) 面積1/6に削減。



■2012-2-9 (相模川下流/厚木市) 快晴 (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積1/8に削減。


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