カレドニアガラス
New Caledonian Crow
Corvus moneduloides

■分布:ニューカレドニアのグランドテール島に分布するほか、マレ島にも移入され帰化している。
■生態:本種は道具を自作し使用するカラスとして有名である。

 地域によって使用する道具が異なっており、中央部のサラメアではククイノキ(キャンドルナッツ、ハワイアブラギリ)の倒木内に潜むカミキリムシの幼虫を捕獲する際、ククイノキの葉柄を加工した棒を倒木の穴に差し込み、それに幼虫を噛みつかせて釣り上げる。

 ピックニングアという山では先端をかぎ状にした棒「フックツール」やパンダナスの葉柄を用いた「パンダナスツール」を使って穴に潜む昆虫を捕らえる。
 硬いククイノキの実の中身を食べる際には、決められた木の股に実を置いて狙いを定め、下の岩に落として割る。

 また、オックスフォード大学で飼育されている個体は針金の先を曲げてフック状にした道具を使用し、筒の中の餌を釣り上げることができる。
 <Wikipediaより>

探鳥記
■2024-2-25 ヌメア市
 動植物園に入って間もなく目の前を横切って道端の雑木に留まった。咄嗟にカメラを向けた。24- 200mmという便利ズームが役立った。

 横切った際には気がついていなかったが、ファインダーを覗いている間にカレドニアガラスと直感した。事前に「道具を使う特別なカラス」と何かで読んでいたからである。

 カレドニア滞在中、後にも先にもこれ一回の遭遇である。日本ほどカラスの多い国は世界中どこにもないようだが、それにしても少ない。

主要更新
◆'24-3-2:本欄新設
■2024-2-25 (動植物園/ヌメア市/ニューカレドニア) (Nik24-200/Z6U(200mm)) 面積1/2に削減。






  (Nik663/Z8(600mm)) 面積削減無し。






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