ツツドリ
Oriental Cuckoo
Cuculus optatus

■最新分類
 従来のOriental Cuckoo (Cuculus saturatus)の学名は Cuculus optatusとなり、従来のCuculus saturatusの英名はHimalayan Cuckooとなった。
■分布:西シベリアからカムチャッカ、サハリン、オホーツク海沿岸から中国東部および南部、台湾、マレー半島、ジャワ、ボルネオ北部で繁殖し、東南アジア、ニューギニア、オーストラリア北部で越冬する。
 日本では夏鳥として九州以北に渡来。
■生息地:平地から山地の林。
■本州中部で見られる時期:
  ・・・4DEFGH・・・

探鳥記
■2022-9-13 宮ケ瀬湖畔
 3時間粘ったが、本日も赤色型は写真のとれるところに留まらなかった。ツツドリに動きがあると大半の場合毛虫を咥えている。

■2022-9-6 宮ケ瀬湖畔
 三日前、M.K氏からツツドリ青色型2羽、赤色型1羽が入ったと連絡を受けた。T.T氏T.I氏を誘って9時半ごろ着いた。

 2時間いた間、青色型は三度ばかり枝に留まってくれた。赤色型は留まることなく葉影に隠れて出てこなかった。帰るころカメラマンは40人ほどになっていた。残暑がきつく34℃ほどになっていた。台風11号が西から迫っているからかもしれない。

■2021-9-20 宮ケ瀬湖畔
 久しぶりの快晴だったので、Nikon 500mm+D500も試してみようと9時前に訪れた。敬老の日で休日だったこともあり、二十人ほどのカメラマンが集まっていた。しかし、既に一度出た後ひっこんだとのことで、その後12時半まで粘ったが一瞬の出現が二度あっただけだった。

 一眼レフの最大の欠点が出てしまって、満足の行く画像にならなかった。それは、薄暗い木立の中の逆光状況に対応するため+1.7の露出補正をしていたのだが、その後順光での撮影に露出補正をそのままに撮影してしまった。

 当然、陽が当たっているところは白飛びして酷い画像である。今回の便法として、ツツドリが飛び去った後、同じ画面を適正露出で撮り、前の白飛び画面からツツドリだけを抜き出して貼り込んだものである。上の写真がその画像である。ほとんど違和感が無いが、「写真」ではない。

 過去に何度となく繰り返した失敗である。ミラーレスではファインダーをのぞきながら適正露出をその都度変えられるからこのような失敗はない。

■2021-9-17 宮ケ瀬湖畔
 一昨日M.K氏から「今年も入った」と連絡があった。本日8時半ごろ着いたところ、3人ばかりカメラマンがいた。

 なかなか見つからなかったが、通常の白い個体と赤色型の二羽が見つかった(赤色型は雌にしか発現しないとのこと)。
 桜の木につく毛虫をたべにきているので、葉や枝に邪魔されてなかなか全身が見られない。

 11時半に退出したが、その時にカメララマンは7、8人ほど、双眼鏡だけのウォッチャーが10人ほど集まっていた。

■2020-9-21 宮ケ瀬湖畔
 M.K氏から、宮ケ瀬湖畔に毎年9月中旬頃ツツドリが訪れると情報をもらっていたので、10日前に入手したM.Zuiko100-400mmレンズの初試写を兼ねて本日来てみた。
 四連休の三日目、かつコロナの影響で遠方に行けないためか、何百台も入る駐車場がほぼ満杯となっていた。普段は無料なのだが、本日は有料となっている。家族連れが圧倒的に多い。

 中を探鳥しながら歩いていると、カメラマン二人が望遠を構えているのが遠くに見えた。あそこだと直感した。そこに加わってほぼ1時間、桜の葉や枝に隠れて中々全身を現さなかったが、なんとか撮れた。
 途中、二回ほどスッと近くの枝に飛んだが、行き先ではかならず毛虫を咥えていた。桜の葉は皆一面に虫が喰った痕があり、毛虫が豊富にいるのだろうと想像できる。だから毎年渡りの途中で立ち寄るのだろう。

■2017-9-14 秋ヶ瀬公園
 荒川下流でキガタホウオウを3時間探したが見つからず、帰りに寄った。そこで四人のカメラマンが樹上を見上げていたところに遭遇し、加わって撮影を楽しんだ。

■2014-10-2 松戸市
 ヨタカの噂を聞きつけて訪れたのだが、ほぼ常駐の地元のカメラマンによるととっくに抜けたとの事。
 それでも折角来たのだから第二候補のツツドリを探していたら運よく見つかった。成鳥はごく短い時間しかいなかったが、若鳥はしばらく留まってくれた。

■2012-4-24 舳倉島
 舳倉では滞在中、つねにツツドリの鳴き声が聞こえていた。またカッコウの鳴き声は一度も聞いていないので、この個体はツツドリと推定するのだが、姿かたちはカッコウに近いと思うので、特定に悩む。目の前で鳴いてくれると断定できるのだがそうは都合よく行かなかった。

■2011-6-27 大雪山麓
 ケーブルカーの始発駅の前で何人かのカメラマンがねらっていたのでわかったが、肉眼ではほとんど点にしか見えない。2250mm相当のデジスコでもここまでしか拡大できない。

■2011-5-16 さいたま市
 この日午前中、二、三回同じ木の処に訪れたと聞いた。1時ごろ現場に到着したとき、数人のカメラマンが待っていたがその後現れず、三々五々離れていった。3時からは私一人で待っていたところ、3時半になって、さっと現れ、口にくわえていた毛虫を飲み込んだらすぐ消えた。この間、たった数秒間であった。あやうく見逃すところだった。
 胸がハッキリ見えないが、友人の写真は正面から撮っておりツツドリと識別できる。かつ、多くの人がツツドリの鳴き声を聞いている。
 また、私が間近に見たところ、明らかにドバトより小さいので、ドバトより大きいとされるカッコウではないだろう。

主要更新
◆'14-10-2:最新分類により学名変更。
◆'11-5-16:本欄新設。
■2022-9-13 (宮ケ瀬湖畔) 快晴 (M.Zuiko15-500/OM-1(1000mm相当)) 面積削減:上から2/3x2,3/4。






 ・9-6  晴れ、時々薄曇り (M.Zuiko340/1.4X/OM-1(840mm相当)) 面積削減:上から1/8x3。







■2021-9-20 (宮ケ瀬湖畔) 快晴 (Nik556PF/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積1/3に削減。  <二画面合成>


 ・9-17  薄曇り (M.Zuiko100-400/E-M1V(800mm相当)) 面積削減:上から3/4,無し,1/4。







■2020-9-21 (宮ケ瀬湖畔) 薄曇り、時々陽射し (M.Zuiko100-400/E-M1V(800mm相当)) 面積2/3に削減。







■2017-9-14 (秋ケ瀬公園) (Nik340PF/1.4X/D500(630mm相当)) 面積削減:上から1/3,2/3,1/4。







■2014-10-2 (千葉県松戸市) (Tam150-600/D7100(900mm相当)) 面積削減:上から2/3x2、1/2x2。









■2013-6-25 (浮島峠/北海道) (Nik540/D7100(750mm相当)) 面積1/8に削減。





■2012-4-24 (舳倉島/石川県) (Nik540/1.7X/D7000(1275mm相当)) 面積1/3に削減。



■2011-5-16 (荒川流域/さいたま市) (Pen DA☆300/1.7X/K-5(765mm相当)) 面積1/2に削減。


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