コノハズク
Oriental Scops Owl
Otus sunia

■分布:アフリカ北西部、イベリア半島から黒海沿岸を経てバイカル湖までと、パキスタン、インドインドシナ、マレー半島、中国南部および東部、朝鮮半島、ロシア沿海地方、サハリンで繁殖し、アフリカ北部および中部、マレー半島、スマトラで越冬する。
 日本では九州以北に夏鳥として渡来する。
■生息地:山地(北海道では平地)の林。
■本州中部で見られる時期:
    ・・・CDEFGH・・・

探鳥記
■2015-6-17 八東ふる里の森
 昨日は、みな餌を咥えた写真だったので、今日は違う姿を期待したが残念ながらほとんど同じだった。また夜6時から10時の間に2回現れただけだった。

 本日は、60歳代と見うけられる夫婦の双眼鏡観察主体のバードウォッチャー二人と一緒だった。我が家と10kmも離れていないところから来られたとのことだった。

■2015-6-16 八東ふる里の森
 夜7時半から9時までの間に4回、その後11時半までの間に1回巣に訪れた。全て雄が巣の中にいる雌に餌を運んだものである。

 途中雌が巣を飛び出したが、その直後餌を持って訪れた雄は、中を覗いた後、その餌を持って飛び去った。覗いたとき、うろうろして戸惑っているように見えた。人間の感情移入であろうか。私が観察中に運んだ餌は、すべて蛾か蝶の幼虫か成虫であったと思う。
 
 雌は卵を抱いていると推定されるが、孵化はしていないようである。孵化していれば雄雌ともに餌を運ぶが、雌は中に留まっているから、そう推定される。

 観察している間じゅう、そこかしこから頻繁に「ブッ、キョッ、キョー」という鳴き声が聞こえてきた。この周りには6羽いるという。鳴き声がそれぞれ違って個性があることが分かる。

 一方、赤色型コノハズクの観察場所としてこれほど有名にも関わらずカメラマンは私一人であった。撮ることを計画していた方々はすでに訪問済みなのであろうか。

 また、このような希少種が局在している場所は不特定多数に向けたウェブ頁などには詳細を記載しないのがマナーである。
 ただ、ここでは入場や撮影場所を適切に管理しているためか、カメラマンが殺到することもないらしい。かつ、館長にも記載を快諾していただいたのでここに載せた。

主要更新
◆'20-8-19:英名"Scops Owl"を"Oriental Scops Owl"に変更、および学名"Otus scops"を"Otus sunia"に変更。
◆'15-6-18:本欄新設
 赤色型 ■2015-6-17 (八東ふる里の森/鳥取県) 薄曇り (Nik540/D7200(750mm相当)) 面積2/3に削減。




 ・6-16  晴れ (Nik540/D7200(750mm相当)) 面積2/3に削減。









  雄は餌を運んだが、この時偶然雌が一時外へ出ていたので、咥えていた餌を持って飛び去った。

 ・ (Nik340/D7200(450mm相当)) 面積削減無し。


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