ギンザンマシコ Pine Grosbeak Pinicola enucleator | |
■分布:スカンジナビア北部からアナドゥリにいたり、サハリン、千島を含むユーラシアの亜寒帯、アラスカ、カナダ北部、ロッキー山脈で繁殖し、冬季に一部は南に渡る。 日本では北海道の高山で繁殖するほか、冬鳥として渡来する。 ■生息地:夏は高山のハイマツ帯。冬は平地から山地の針葉樹林、市街地の街路樹。 ■北海道で見られる時期: @ABCDEFGHIJK | |
探鳥記 ■2014-7-5 知床岬 峠で車中泊するなど足かけ三日待ち続けた後、わずかな霧の晴れ間に番が出てきた。それも枯れたハイマツの上に留まる、さらには給餌場面に出あうなど、抜群の状況で撮影できた。峠で車中泊した甲斐があった。 ■2011-6-27 大雪山 北海道を初めて訪れた第一の目標はこのギンザンマシコであった。そのため初日からの足かけ3日間を大雪山で探鳥する予定だった。 初日は快晴の絶好の日和。海抜1500近辺の旭岳中腹でも、急いで歩くと汗が出るような暑さだった。 探鳥ガイドを連れた10人ほどのグループに寄り添って第三展望台で待つこと小一時間、遠かったが♂♀の二羽が現れた。ハイマツの陰で見え隠れするので撮りづらかったが雄だけ撮れた。 ついで、第四展望台で手招きしているガイドの処に急いで向かったが、数mの至近距離なのに全身が撮れず、飛び立った瞬間になんとか一枚撮れた。 第一目標がこんなに容易に撮れるなんてとても幸先がよい。この後も滞在中ずっと幸運が続いたのだが、それを予感させる探鳥だった。 | |
主要更新 ◆'11-7-5:本欄新設 |