セアカモズ
Red-backed Shrike
Lanius collurio

■分布:アジア中部から東部、ロシア、トルコ、ヨーロッパで繁殖し、冬季はアフリカ南部に渡り越冬する。
 日本では迷鳥として、舳倉島と与那国島、香川県で記録がある。
■生息地:平地から山林の明るい林、果樹園、公園等。
 <Wikipediaより>

探鳥記
■2013-11-19
 本日、探鳥地で知り合った友人から、「山階研究所はセアカモズと同定はしなかった」という情報をいただいた。プロフェッショナルな研究者はあいまいなものの断定はしないので当然と思う。野鳥には個体差もあるし、時には交雑個体さえ生まれる。素人が関与できる世界ではない。

■2013-3-5 神奈川県
 3月の初見目標はツリスガラと決め、具体的な情報はないが可能性がありそうな多摩川河口をネットで調べていた。関東地方では他に小櫃川河口が知られている。

 調べ始めて間もなく友人K.K氏がノハラツグミが多摩川に、セアカモズが神奈川県に出ていることを見つけた。ノハラツグミは3日に出かけて首尾よく撮影できたので、今日はセアカモズをターゲットに出かけた。ただ具体的な場所はノハラツグミ以上に茫漠としていたが、新幹線沿いであるらしいことが分かっている。

 あるブログにセアカモズと高圧線の鉄塔が写っているものが一枚だけあった。これは重要な情報と察して、国土地理院がネットに公開している二万五千分の一地図で高圧線の場所を調べた。

 すると三か所で新幹線と交わっていることが分かった。この三か所に目標を定めた。新幹線沿いに一般車道は走っていないからジグザグの農道を走ることになるので、農家に迷惑にならないように十分気をつけなければならない。

 そして二番目の目標の近くで遠くに数人のカメラマンを見つけた。広い農道の脇に車をとめて300m位の距離を歩いて寄っていったら、まさにすぐ眼の前にセアカモズがいた。昨年から幸運が続いているようである。

 このセアカモズがブログに掲載されていた当初、セアカモズと断定できなくて多くのカメラマンが迷っていたらしいが、その後、山階鳥類研究所員と英国のバーダーが検証に訪れ、セアカモズと断定したと聞いた。

 セアカモズは欧州の野鳥であり、英国のバーダーは見慣れているので検証に呼ばれたようである。
 日本ではセアカモズは過去に数回の遭遇記録しかないらしい珍鳥中の珍鳥である。

主要更新
◆'13-3-5 :本欄新設
■2013-3-5 (神奈川県) 快晴 (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積削減:上から2/3x2, 1/4x3。










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