ヒクイドリ
Southern Cassowary
Casuarius casuarius

■分布:ヒクイドリはインドネシア、ニューギニア、オーストラリア北東部の熱帯雨林に分布し、オーストラリアでは標高1,100m以下、ニューギニアでは標高500m以下に好んで生息する。
 かつてはもっと広範囲に生息していたと推測されているが、他の走鳥類と同様、熱帯雨林の減少と移入動物の影響により個体数が減少しており、絶滅が危惧されている。森林が減ってきていることから、雛が生き残る確率は1%以下という研究結果も発表されている。
■生態:食性は果実を中心とした雑食性で、森林の林床で落ちている果実を採餌し、大きな種子を持った果実でも啄ばんで丸呑みする。
 1日に5kgの餌を必要とし、そのために1日に20kmも歩き回る。他の動物へは毒性を示す果実を安全に消化する能力がある。
 果実と一緒にのみ下された種子は糞と共に排出される事で芽吹きが早まり、またヒクイドリの移動とともに広範囲に種子が散布されるので、ヒクイドリの果実食の習性は彼等が生きる森林を維持するのに重要な役割を担っている。
 また菌類や昆虫類、小さな甲殻類も捕食する。
 <Wikipediaより>

探鳥記
■2013-9-30 カソワリーハウス
 夕方、今夜の宿のカソワリーハウスに着いた。着くそうそう女主人が大急ぎで手招きする。ヒクイドリが出たとのことである。
 ともかくカメラをもってかけつけるとそこのヒクイドリがいた。半ば餌付けされているのであろうか。もの欲しげに上を見ていた。

■2013-9-28 アサートン台地
 ハイピパミー国立公園へ行く途中の自動車道で遭遇した。全部で千羽いるかいないかという絶滅危惧種のヒクイドリに出くわすなんて、土地の人でもめったいにない幸運な出来事である。

 最初、藪のなかでじっとしていたヒクイドリは、徐々に見物人が集まって十数名になったとき、やおら藪から車道に出てきた。

 欧米人達はいち早く車の後ろなどに隠れたが、過去に人間を殺したこともあるヒクイドリの怖さを全く知らなかった私は危うく襲われそうになった。詳しくはこちらを参照されたし。
  → ヒクイドリの攻撃
主要更新
◆'13-10-30:本欄新設
■2013-9-30 (カソワリーハウス/オーストラリア) (Nik80-400/D7100>  面積削減無し。




 ・9-28 (アサートン台地/オーストラリア) (Nik80-400/D7100>  面積削減無し。








 ・  <Sony RX100II>  面積2/3に削減。


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