ビロードキンクロ
Velvet Scoter
Melanitta fusca

■分布:ユーラシア大陸北部、北アメリカ北部で繁殖し、ヨーロッパ沿岸、カムチャッカから中国にかけての沿岸、北アメリカ西海岸および東海岸で越冬。
 日本には冬鳥として九州以北の沿岸に飛来。
■生息地:海上、内湾。
■本州中部で見られる時期:
   @AB・・・・・・IJK

探鳥記
■2020-3-3 波崎漁港
 アメリカセグロカモメを狙って来た。波崎漁港にはカモメ類は少なくどれもかなり遠方で、フィールドスコープでも識別は難しかった。半ば諦めかけていたところ風を避けて波消しブロックの防波堤陰に多くのカモ類を見つけた。ビロードキンクロ、ウミアイサがいたのでしばらくこれらと遊んだ。

■2013-6-24 恵山泊漁港
 シマアオジを撮った後、日本最北端のノシャップ岬に寄ってみた。道端にはツメナガセキレイがさえずっていたし、さらにびっくりしたことにそばの恵山泊漁港にはビロードキンクロが港に浮かんで羽繕いをしていた。これが初めて訪れる場所での幸せである。
 ビロードキンクロは冬鳥で、初夏から夏には渡去しているはずであるが、たまに体を痛めたりして居残っている個体がある。餌付けされて渡りを忘れてしまったものもいるがこれは問題だ。

■2012-3-14 歯舞クルーズ
 歯舞クルーズでは、コウミスズメとハシブトウミガラスが狙いであった。
 遠方にはクロガモとおぼしき群れが散見された。飛んでいる群れをなるべく撮ったうちの一つの群れがこれである。
 撮影しているときにはビロードキンクロと思わなかった。双眼鏡の倍率では現在の私の識別能力は役に立たない。

■2012-3-12 花咲港
 花咲港にいるとの情報で探した。1羽だけ港内の遠方にいたが、えさを鳥ながら徐々に近づいてきたので満足行く画が撮れた。

■2011-12-23 根室港周辺
 根室港近くの海上に数羽いると聴き、必死に探した。やっと一羽見つけた。曇りで遠かったので満足の画像とはならなかった。
 目にかかる白い帯がとても印象的である。もっと良い画質の写真を撮りたいものだ。

主要更新
◆'11-12-29:本欄新設
■2020-3-3 (波崎漁港) (M.Zuiko340/1.4X/E-M1V(840mm相当)) 面積1/6に削減。






■2014-1-21 (根室沖/北海道) (Nik80-400/D7100(600mm相当)) 面積1/2に削減。




■2013-6-24 (恵山泊漁港/北海道) 曇り (Nik340/1.4X/D7100(630mm相当)) 面積1/2に削減。




■2012-3-12 (花咲港/北海道) 曇り (Nik500/1.7X/D7000(1275mm相当)) 面積削減:上から1/6、1/6、1/3。






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