シベリアハクセキレイ(亜種)
White Wagtail (subsp.)
Motacilla alba baicalensis

■亜種:日本では、ハクセキレイ、ホオジロハクセキレイ、タイワンハクセキレイ、シベリアハクセキレイ、ネパールハクセキレイ、メンガタハクセキレイの6亜種の記録がある。
・亜種ハクセキレイM. a. lugensはカムチャッカ、樺太、千島列島沿海州、日本で繁殖。
・亜種ホオジロハクセキレイM. a. leucopsisはウスリーアムール地方、中国中部から東部、朝鮮半島、台湾などで繁殖し、日本で九州で少数が繁殖。
・亜種タイワンハクセキレイM. a. ocularisはシベリア東部で繁殖。
・亜種シベリアハクセキレイM. a. baicalensisはシベリア東部、中国北部などで繁殖。
・亜種メンガタハクセキレイM. a. personataは中国西部からカスピ海東部で繁殖。
■分布:ユーラシアのほとんどとアラスカ半島、グリーンランドで繁殖し、北方のものは冬季北アフリカ、アラビア半島、東南アジアに渡る。
 日本では亜種ハクセキレイが繁殖するほか、冬鳥として全国に渡来する。
■生息地:平地から山地の海岸、畑、水田、草地、河原、湿地。
■本州中部で見られる時期:
  @ABCDEFGHIJK

探鳥記
■2022-3-21 羽村市
 OM-1を入手して三日目、試写に来た。カモ類は少なくなっていたがまだ数種類がいた。それらを撮っていたらこのシベリアハクセキレイも見つかった。
 だいぶ背中の灰色が黒くなっており、胸の黒班も拡がっているように見える。その結果ホオジロハクセキレイに似てきた。

 OM-1の試写に来たのである。撮った写真はすべて「鳥認識」を用いている。鳥の特定の位置を狙ってピント合わせをすることなく、ファインダーに入れ続けるだけでよい。これほど撮影が楽になるとは予想をはるかに超えていた。

■2022-2-11 羽村市
 川原をのんびり歩いているとたった一人いたカメラマンが手招きする。近づくとシベリアハクセキレイが目の前にいると教えてくれた。
 5分ばかり撮影したが、じっとしているとどんどん近づいてくれた。そのカメラマンが言うことにはほぼ一週間前から見られるという。

 そのカメラマンはぼそっと、「(私は)ブログをやっていないが、ネットに載せると沢山来るんだろうなぁ」と私に聞こえるように独り言を云う。
 初対面のバーダーで、かつ私がウェブサイトを立ち上げていることなど知る由もないはずである。まるでネットに挙げて欲しいような口ぶりだった。ここの川原は広いし、野鳥が退避する場所もいくらでもあるので、載せることとした。


 ただ、本個体をシベリアハクセキレイと同定するには多少の迷いがある。ハクセキレイの若鳥の中には まれに過眼線が無い個体がいると云う。この場合、背中だけでなく頭の後ろも灰色なので、漆黒の本個体は該当しないだろう。
 また、ホオジロハクセキレイにも酷似するが、額の白い部分がもっと広く、かつ胸の黒斑がもっと広ければ迷うことなくシベリアハクセキレイと識別するのだが中途半端なので確信が持てない。

■2018-6-19 テレルジ国立公園
 川があり、ヤナギやクヌギ、シラカバの林がある。

主要更新
◆'18-6-25 :本欄新設
■2022-3-21 (羽村堰) (M.Zuiko150-400/OM-1(1000mm相当)) 面積削減:上から1/2x4,1/8。











■2022-3-3 (羽村堰) (M.Zuiko150-400/E-M1X(800mm相当)) 面積1/3に削減。









■2022-2-11 (羽村堰) (M.Zuiko100-400/E-M1V(800mm相当)) 面積削減:上から1/2,1/3x5。













■2018-6-19 (テレルジ国立公園/モンゴル) (Tam150-600/D500(900mm相当)) 面積削減:上から1/8x2,1/16x2。








ハクセキレイ11亜種


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