シベリアツメナガセキレイ Yellow Wagtail (sub) Motacilla flava plexa | |
■分布(ツメナガセキレイ):アフリカ大陸、ユーラシア大陸、アイルランド、インドネシア、アメリカ合衆国(アラスカ州)、日本、フィリピン
夏季にユーラシア大陸中緯度地方以北、アラスカで繁殖し、冬季はアフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシアなどへ渡り越冬する。 日本では主に渡りの途中に飛来するが、夏季に亜種ツメナガセキレイが北海道(サロベツ原野、ベニヤ原生花園等)で繁殖し、冬季に亜種 キタツメナガセキレイが越冬のため主に沖縄県に飛来する。渡りの時期には九州で比較的多く観察される。 ■生態:草原、湿地、海岸、農耕地などに生息する。小規模な群れを形成し生活する。 食性は動物食で、主に昆虫類を食べる。主に地表を徘徊し、獲物を捕食する。 <Wikipediaより> | |
探鳥記 ■2017-5-8 舳倉島 龍神池はときに珍鳥がでるので有名なところらしい。E.Y氏と出かけてみた。しばらくすると、キセキレイのような鳥が池の対岸に出現した。後にグーグルマップで見ると、約50mの距離である。 E.Y氏は「珍しい種かもしれないからきちんと撮っておくべき」という様な趣旨のことをつぶやいた。私もキセキレイよりは黄色味がずっと強いから、もしかしたら狙っているキガシラセキレイかもしれないと喜んだ。 撮影してから、E.Y氏が図鑑を調べるとほぼキタツメナガセキレイに違いないと識別した。すぐにK.S嬢にLINEで送った。 | |
主要更新 ◆'17-5-27:昨日までキタツメナガセキレイとしていたが、E.Y氏の指摘を受け再度つぶさに検討。 何冊かの図鑑、特に図鑑670に基づいて、一番写真の近いシベリアツメナガセキレイとした。識別の要は眉斑がわずかに見られることである。 図鑑670によれば、キタツメナガセキレイは眉斑がないとのことだが、「冬季には少なからず眉斑があるものが一般的で、亜種シベリアツメナガセキレイとの野外識別は困難」ともあり、決定的な識別要因とはならない。 最終的には全体の印象でシベリアツメナガセキレイとしたが、キタツメナガセキレイ案を捨てきれず、迷いは消えない。エキスパートはこのような場合、決して断定はしないが、素人の私はリストを作成する関係上、もっとも近いとする種と設定せざるを得ない。 ◆'17-5-13:本欄新設 |