カリガネ

Lesser White-fronted Goose
Anser erythropus

■分布:ユーラシア大陸の北極圏で繁殖し、ヨーロッパ南部、中近東、中国の揚子江中流域で越冬。
 日本には数少ない冬鳥として渡来し、北海道、本州、四国、九州、伊豆諸島八丈島で記録がある。宮城県伊豆沼周辺には毎年渡来する。
■生息場所:湖沼、農耕地。
■本州北部で見られる時期:
  @AB・・・・・・IJK

探鳥記
■2014-2-27 自宅
 改めてマガンの探鳥記録を読んでみると、探鳥を始めた4年前からカリガネを狙っていたことに自分のことながら驚いた。今回撮ることができてほっとしている。

■2014-2-24 登米市
 昨晩は登米市に泊まった。快晴の今日、朝から3時間かけてフィールドスコープを覗き、群れの大小にかかわらずその中の一羽一羽を確認し、合計1000羽以上のマガンを識別した。結局カリガネは見つからず、昨日は稀有な幸運であったと悟った。

■2014-2-23 登米市
 昨年末、伊豆沼に過去最高の110羽を超えるカリガネが訪れたことを先週知った。サンクチュアリセンターに問い合わせ、まだいそうなことを確認して駆けつけた。

 450kmのドライブで午後1時過ぎについた。 まず訪れたサンクチュアリセンターでマガンがよく採餌している地域を教えてもらった。カリガネはマガンの群れにまじっていることが多いとのこと。

 現地に着く頃から車をゆっくり走らせながら、ほぼ雪で覆われた田んぼを見て回った。マガンの群れがいるところはすべて車を止めて端から端まで一羽ずつ倍率30倍のフィールドスコープで識別した。マガンは警戒心が強く、倍率8倍の双眼鏡で十分識別できる距離まで近づくことはかなり難しい。

 いくつかの群れを見たがカリガネはいそうにもない。そのうちまた十数羽の群れがいたので同じように観察し始めた。すると、中の数羽がカリガネのように嘴が小さく、かつ黄色いアイリングがあるように見える。はっきりしないが、撮らなければ始まらないので、集中して撮った。

 少し離れて二羽のマガンがいたので、ついでにそちらも撮ったが、この二羽は早くも飛び去った。そしてまもなく群れの全部が飛び去ったので、ゆっくりとモニターを確認したら、どうも「ついでに撮った二羽だけがカリガネ」らしい。

 気がはやるので、次の群れは探さずそのまま伊豆沼サンクチュアリセンターに戻った。詳しいレンジャーに訊いたら、まさしくカリガネだという。危なかった、「ついでに撮らなければ撮り損ねた」ところだったのである。

主要更新
◇'14-2-24:本欄新設
■2014-2-23 (宮城県・登米市) <Nikkor540/D7100(750mm相当)>  面積削減、上から1/16x2,1/6,1/12,1/8。




 マガン (いかにも嘴が小さく、かすかに黄色いアイリングも見えたのでカリガネと勘違い。交雑の可能性?)


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