ヒクイナ
Ruddy-breasted Crake
Porzana fusca

■分布:インドから東南アジア、中国、朝鮮半島にかけて分布。北に分布するものは冬は南下する。
 日本には2亜種が分布し、亜種 P. f. erythrothoraxはおもに夏鳥として北海道から九州にかけて渡来。本州中部以南では越冬するものもいる。
 南西諸島には亜種リュウキュウヒクイナ P. f. phaeopygaが留鳥として分布。ただし、この亜種は羽色が幾分濃い程度で、亜種ヒクイナとの区別は難しい。
■生息地:水田、湿地、河川、湖沼。
■本州中部で見られる時期:
  123CDEFGHI1112

探鳥記
■2023-1-3 舞岡公園
 このところ恒例になっている年初めのヤマシギ狙いできてみた。ヤマシギのポイントと背中合わせの湿地で思いがけずヒクイナに出遇った。

 ここでは、クイナやコジュケイは何度か出ているが、少なくとも私にとってヒクイナは初めてである。

■2021-3-16 荒川生物生態園
 3月6日付けでユーチューブにヒクイナとクイナの動画が載っていたのを昨日見た。本日早速来てみたが、近くで土地の人何人かに「荒川生物生態園」と聞いても知らないという。高い土手の上に立つと河川敷に小さな茂みを見つけた。

 歩いて行ってみると、カメラマンが二、三人いた。そこはまさにヒクイナの出るアシが少し茂った小さな水たまりだった。「生物生態園」なんて大仰な名前を付けるようなところではない。

  10時半から13時の間に、ヒクイナ2回、クイナが2回出てくれた。ヒクイナは全身を現したがクイナは全身を現さずまともな画像とならなかった。

■2018-1-9 水元公園
 この道で有名な個人ブログにここでヒクイナとオジロビタキが出ているとあった。<X-T2+Fujinon 100-400>システムの習熟をかねて出かけた。

 現地ではアシの群落の周りに十数人のカメラマンが待機していた。そこに加わって2時間ばかり撮ったところ、バッテリーを二本消耗した。300枚も撮っていない。想定していたよりずっと速い。その間もヒクイナは出てこなかった。

 一旦車に戻ってD500 + Tam 150-600を持ち出して現場に帰ったら、まもなくヒクイナが全身を現してしばらく採餌した。「ラッキー!」と勇んで撮影した。

 なお、ここでの撮影でミラーレスカメラの限界を悟った。詳しくは別途記述する。→「ミラーレスカメラの課題

■2012-12-30
 ヒクイナのような珍鳥の場合、カメラマンの殺到を防ぐため、撮影場所の記載を地方レベルまで拡大する事とした。(「撮影場所の記載」参照)

(追加):なお、2012-12-30撮影場所を「関東」としていたが、現時点で考慮するとそこまで拡げる必要はないと考える。そこで越谷市とした。<'18-1-10記>

■2012-12-29 越谷市
 友人の情報により訪問。二時間待って出遇えた。小川の岸の草むらから時々顔を出したが、全身を長く現すことなくすぐ草むらに隠れたので、あまりよい瞬間が撮れなかった。

主要更新
◆'18-1-9:'12-12-29の四枚を二枚に削減
◆'12-12-29:本欄新設
■2023-1-3 (舞岡公園) (M.Zuiko150-400/OM-1(800mm相当)) 面積削減無し。







■2021-3-16 (荒川生物生態園) (M.Zuiko150-400/E-M1X(440〜500mm相当)) 面積3/4に削減。







■2018-1-9 (水元公園) (Tam150-600G2/D500(900mm相当)) 面積削減:上から2/3、1/2、1/3、1/4。









■2012-12-29 (越谷市) (Nik540/D7000(750mm相当)) 面積2/3に削減。




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