東よか干潟/佐賀県:日本最大の干潟:ハマシギの群れ
 2019年

主要更新
◆'18-6-26:本欄新設
■2019年の目標

  特に撮りたい目標

オオヨシゴイ
カンムリウミスズメ
キアオジ
キバラムシクイ[海外既撮]
キョクアジサシ
コベニヒワ
コグンカンドリ
コケワタガモ
セグロカッコウ
チシマシギ
チュウジシギ
ツノメドリ
ツルクイナ
ナキイスカ
ヘラシギ
マミジロキビタキ
ミゾゴイ(済)
メグロ
  目標外の日本で撮影した初見野鳥 ---- <2019-10-24現在>  ( ):亜種あるいは変種

アカツクシガモ[海外既撮]
アカヒゲ(別亜種既撮)
コモンシギ
(キュウシュウコゲラ)
キガシラセキレイ[海外既撮]
ワライカモメ
カツオドリ[海外既撮]
ミヤマヒタキ
オニアジサシ[海外既撮]
(モズ [高原型])
コシジロウズラシギ
  目標外の外国で撮影した初見野鳥:109種達成 ---- <2019-12-9現在>

中国・四川省:49種、オーストラリア・パース周辺:60種


■2019-12-27〜29 伊豆沼周辺 晴〜快晴
 日本で過去に一回しか渡来記録のない珍鳥のアオガン一羽が報告されているので、S.T氏と2泊3日で訪問した。9万羽を超えるガン類とその他の水鳥を合計した10万羽の中の1羽である。
 半ばあきらめ気味の中、元気を出して遭遇可能性の高いと思われる地域を足かけ3日間回った。おそらく1万羽に近いマガンなどを双眼鏡などで探したが見つからなかった。仮に1万羽としても全体の1/10である。何人かのバーダーに遇ったが誰も見ていないとのこと。ネット情報も11月中旬以降途切れている。
 探索中、29羽のハクガンや、2羽のアメリカコハクチョウに出遇ったこともあり、本命は見つからなかったが楽しい探鳥であった。
 なお、飛来数に6桁の有効数字があるのは、工学エンジニアとしては別世界の事象なんだろうと納得する。
【観察鳥】ハクガン(4羽/18日+ 29羽/29日)、アメリカコハクチョウ(2)、マガン(無数)、ヒシクイ、オオハクチョウ、コハクチョウ、オナガガモ、コガモ、ハジロカイツブリ、アオサギ、ダイサギ、カワウ、タゲリ、ケリ、ノスリ、トビ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツグミ、スズメ、ホオジロ


■2019-11-28〜12-9 オーストラリア・パース周辺
12-9 スタースワンプ保護区→トマト湖→後、空港へ  晴れ。
 最終日、午前中には探鳥を終えたいと空港へ向かう道筋のそばの探鳥地を選んだ。トマト湖はほとんど空港に接している。スタースワンプ保護区では望外の二種の初見鳥を得た。アカハラオオタカは一目で初見鳥とわかり最後の一種になると喜んだ。ただ帰国後、画像を整理した際、さらに一種見つかった。
【観察鳥】初見(2):アカハラオオタカ、ハイイロモズガラス。その他:コクチョウ、オオバン、オーストラリアメジロガモ、オーストラリアオタテガモ、ハイイロコガモ、アヒル、ノドグロカイツブリ、ミナミクロヒメウ、オーストラリアヘビウ、マミジロウ、オオアジサシ、オーストラリアクロトキ、ハシブトゴイ、モモイロインコ、アカミミダレミツスイ、サメイロミツスイ、ウタイミツスイ、ホオジロキバネミツスイ、ニシトゲハシムシクイ、オーストラリアオニサンショウウクイ、カササギフエガラス、ヨコフリオウギヒタキ

12-8 ペリーレイクス保護区→ハーズマン湖→キングズパーク    晴れ
 もう遠くへは行かずパース周辺の探鳥地を回ることとした。小さな湖の周りで探鳥したので水鳥はたくさん見つかった。今まで撮っていなかったニオイガモが撮れたのは収穫だった。ミナミチュウヒは、撮っているときにはトビ系統だろうと思っていたが、羽の裏模様から本種であると識別した。
【観察鳥】初見(3):ニオイガモ、キバシヘラサギ、ミナミチュウヒ。その他:コシグロペリカン、アヒル、ハイイロコガモ、タテガミガン、マミジロカルガモ、ミカヅキハシビロガモ、オーストラリアクロトキ、ダイサギ、セイケイ、ネッタイバン、オオバン、ノドグロカイツブリ、カンムリカイツブリ、オーストラリアセイタカシギ、ワライバト、アカビタイムジオウム、ヒメテンジクバタン、ハチクイ、オーストラリアツバメ、オーストラリアオニサンショウクイ、ミナミワタリガラス、カササギフエガラス、ハイイロフエガラス、ウタイミツスイ、サメイロミツスイ、アカミミダレミツスイ、ハイイロオウギヒタキ、オーストラリアヨシキリ

12-7 ドライアンドラ→ブーラグーン湖→アルフレッドコーブ自然保護区(下の写真)  曇り。 

 ドライアンドラへ立ち寄った後パースを目指した。ドライアンドラでは望外のウズラを見つけて小躍りした。今回の旅行で最も興奮したのはエミューとムラサキオーストラリアイムシクイとこのササフミフウズラであった。
 今夜から最後の二泊をするフリーマントルに着いてから、近くの探鳥地を探すことにした。10km以内の適当な所二ケ所を回った。三種類も初見鳥が見つかったは望外の成果だ。ハシブトゴイは最初見たとき日本で撮っているとばかり思っていてさしたる感激もなかったが帰って整理して驚いた。マミジロウも撮っている時は大きめのシロハラコビトウがいるなと漠然と思っていたがこちらも初見種。考えてみれば、大きさのこれほど異なる同種がいるはずもなく、自分で気付いていないが2500kmを超える探鳥旅行で疲れ、感受性が鈍くなっていたのかもしれない。
【観察鳥】初見(3):マミジロウ、 ハシブトゴイ、 ササフミフウズラ、 。その他:コクチョウ、コシグロペリカン、シロハラコビトウ、タテガミガン、ハイイロコガモ、マミジロカルガモ、オーストラリアクロトキ、ノドグロカイツブリ、ネッタイバン、オオバン、ダイゼン、オーストラリアミヤコドリ、ギンカモメ、カノコバト、ワライバト、 ヒガシミサゴ、モモイロインコ、アカビタイムジオウム、ヒメテンジクバタン、コダイマキエインコ、アカミミダレミツスイ、ムナフコバシミツスイ、ハイイロフエガラス、ミナミワタリガラス、ヨコフリオウギヒタキ、ウスズミモリツバメ、チャバラキノボリ、ハイムネメジロ

12-6 ドライアンドラ往復二回  快晴。
 正午前後は灼熱の太陽の下を歩くことになるので、体力消耗が激しい。暑い盛りは一旦宿に帰って休息した。苦労した割にはほとんど成果なし。初見鳥は0だった。
【観察鳥】初見(0):無し。その他:ココノエインコ、コダイマキエインコ、ワライカワセミ、ハチクイ、ムナフコバシミツスイ、ハチマキミツスイ、チャガシラハチマキミツスイ、メジロキバネミツスイ、コモントゲハシムシクイ、キボシホウセキドリ、ハイイロオウギヒタキ、ヨコフリオウギヒタキ、チャバラキノボリ、ハイイロモズツグミ、ウスズミモリツバメ、オーストラリアマミジロタヒバリ、オーストラリアヨシキリ

12-5 ドライアンドラへ移動  快晴。
 ドライアンドラにはスターリングレンジと同様の豊富な鳥種を期待したが、ずっと少なかった。より内陸なので藪の密度は低く野鳥にとってはより厳しい環境なのかもしれない。なお、日本では見つからなかったドライアンドラに近いナロジンでモーテルを見つけ、100km以上離れたコリーの宿をキャンセルして急遽ここに宿を取った。コリーのホテルのキャンセル料は戻ってこないが、200km以上の往復が二回分せずともよくなり、探鳥には好都合である。
【観察鳥】初見(3):クロズキンヒタキ、サンショクヒタキ、コモントゲハシムシクイ。その他:ニジハバト、ココノエインコ、コダイマキエインコ、ハイイロフエガラス、メジロキバネミツスイ、ホオジロキバネミツスイ、アカミミダレミツスイ、サメイロミツスイ、ムナフコバシミツスイ、ムラサキオーストラリアムシクイ、キボシホウセキドリ、サンショクヒタキ、アカハラモズヒタキ、シロハラヒタキ、ハイイロオウギヒタキ、ハイイロモズツグミ、チャバラキノボリ

12-4 スターリングレンジ国立公園  快晴        <二つの探鳥路>
 早朝は18℃前後なのに、午後には40℃になる。涼しいはずの風が肌に当たると熱い。
 林の中、二つの探鳥路(Kanga WalkとOngarup Creek Walk)が設定されており、それぞれ約5kmと4kmの道程である。各2、3時間かけるのだが、暑いので休み休み水を飲みながらまわる。昼食時疲労困憊して休んでいると地元の人に水やイチゴをいただいた。
 ここは西部オーストラリア有数の探鳥地で、成果も大きかった。初見ともども、約35種の撮影ができた。
【観察鳥】初見(13):アカヒメクマタカ、キミミクロオウム、オジロクロオウム、ハイイロフエガラス、ハイイロモズツグミ、キボシホウセキドリ、オーストラリアゴジュウカラ、ニシキリハシミツスイ、ムナフコバシミツスイ、オジロオリーブヒタキ、サンショクヒタキ、オジロセンニュムシクイ、コバシムシクイ。その他:レンジャクバト、ニジハバト、ヒジリショウビン、ワカナインコ、ムラサキガシラジャコウインコ、コダイマキエインコ、ココノエインコ、モモイロインコ、キビタイツバメ、ミナミワタリガラス、カササギフエガラス、ニシトゲハシムシクイ、マミジロヤブムシクイ、チャガシタハチマキミツスイ、ハチマキミツスイ、サメイロミツスイ、メジロキバネミツスイ、アカミミダレミツスイ、ヨコフリオウギヒタキ、シロハラヒタキ、ニシキバラヒタキ、ハイムネメジロ

12-3 ツーピープルズベイ自然保護区→スターリングレンジ国立公園  快晴 <スターリングレンジに続く道>

 「ツーピープルズベイは希少な固有種がいるハイライト」という商業ツアーの宣伝文句に惑わされていったのだが、さっぱりだった。野鳥そのものの数が極めて少ない。海辺であるから森林性の小鳥は少ないだろうとの予想はついたのだがそれにしても少なかった。
 ここを早めに切り上げて、明日の目的地スターリングレンジ国立公園内探鳥スポットの下見に行った。場所がどこだか見当がつかななかったので、山勘で幾つかの脇道に入って探したのだが見つからなかった。その途中で、車の自爆事故を起こした若い女性二人を荷物ともどもキャンプ地まで送り届けた。 最終的には国立公園の北の端にあることがわかったので、明日を期してホテルに入った。
 【観察鳥】初見(2):ユーカリインコ、ニシキバラヒタキ。その他:コシグロペリカン、ナンヨウクイナ、カオジロサギ、ココノエインコ、コダイマキエインコ、ワライカワセミ、ホウセキドリ、ハチマキミツスイ、アカミミダレミツスイ、メジロキバネミツスイ、チャイロトゲハシムシクイ、ウスアオオーストラリアムシクイ、マミジロヤブムシクイ、ハイイロオウギヒタキ、ハイムネメジロ

12-2 ポロングラップ国立公園→マウントバーカーへ移動 快晴
 午後は移動に使うので、早朝から近くのポロングラップ国立公園に行った。期待していなかったが、今旅行中、もっとも頻繁に鳥が出てきた森であった。ただ、鳥たちは藪に隠れ動きまわることも多く、見た鳥の半分程度しか撮れなかったのが心残りである。前日のグロスター国立公園とここだけの訪問でもかなり多くの野鳥に遇える。
【観察鳥】初見(8):コダイマキエインコ、ハチマキミツスイ、チャガシラハチマキミツスイ、ハイイロムジミツスイ、マミジロオーストラリアマルハシ、アカビタイサンショクヒタキ、チャバラキノボリ、ホウセキドリ。その他:エミュー、タテガミガン、ニジハバト、コダイマキエインコ、ムラサキガシラジャコウインコ、ココノエインコ、ワカナインコ、キビタイツバメ、オーストラリアオニサンショウクイ、シロハラヒタキ、キバラモズヒタキ、ハイイロオウギヒタキ、ホオジロキバネミツスイ、メジロキバネミツスイ、ハイムネメジロ、ウスアオオーストラリアムシクイ、マミジロヤブムシクイ

12-1 グロスター国立公園→ナチュラリスト岬→ルーウィン岬  快晴
 グロスター国立公園は予定になかったが、現地のパンフレットをみて急きょ訪れた。描写通り森林性野鳥がとても多い。ただ、高い木の樹冠を飛び回っており、たまに降りてきても藪に隠れてとても撮影しづらい。フラストレーションがたまる。
 いっぽうその後訪れた二つの岬は全くの期待外れで、多くのアホウドリやミズミズナギドリを期待したが一羽も見られなかった。時期が違っていたのだろうか。
 なお、二、三日前車で飛ばしている時、前方をエミューが二羽横切った。オーストラリアで最も見たかったのはペンギンとエミューだったので撮影できなかったのが心残りで、ずっと引っかかっていた。本日夕方6時半ごろ家路を急いでいるとき、S.T氏が丘の向こうにカンガルーを見つけた。車を降りて撮影し始めたら、エミューがいるではないか、小躍りして二羽が立ち去るまで撮影した。
【観察鳥】初見(9):エミュー、ニジハバト、イワクサインコ、ムラサキガシラジャコウインコ、ワカナインコ、ミナミオオセグロカモメ、ウスズミモリツバメ、ウスアオオーストラリアムシクイ、マミジロヤブムシクイ。その他:ギンカモメ、オオアジサシ、ワライカワセミ、オーストラリアツバメ、キビタイツバメ、オーストラリアマミジロタヒバリ、ハイムネメジロ、アカミミダレミツスイ、ホオジロキバネミツスイ、サメイロミツスイ、ヨコフリオウギヒタキ

11-30 ペンギン島→(ペンバートン)→グロスター国立公園  快晴。<ペンギン島のオオアジサシコロニー>

 コガタペンギンに遇うべくペンギン島を訪れたが繁殖期以外は難しいという。また繁殖期では島への立ち入りは禁止されているので、これまた遇うのは難しいとのこと。ただ、オオアジサシ、ギンカモメ、コシグロペリカンの群れに遭遇したので大いに楽しめた。石の上に乗せておいたチョコレートをトカゲが舐めていたのがご愛嬌である。距離・時間を考慮して、ナチュラリスト岬やルーウィン岬へ行くのをやめてペンバートンのホテルに直行した。そこでホテルのすぐ脇にあるグロスター国立公園が野鳥観察に適していることを知り、下見に出かけた。夕方だったので多くの鳥には出遇えなかったがよさそうな雰囲気は感じた。
【観察鳥】初見(2):ココノエインコ、メジロキバネミツスイ。その他:コシグロペリカン、シロハラコビトウ、オーストラリアミヤコドリ、ギンカモメ、オオアジサシ、マミジロアジサシ、オーストラリアツバメ、ウタイミツスイ

11-29 ジョーンダラップ湖→ハーズマン湖→フロリートビーチ  快晴    <ジョーンダラップ湖>
 地図を買った後だいぶスムースに走れるようになった。今日は北の端、ジョーンダラップ湖にまず行ってみた。岸辺に着くと、バスの運転手と女性車掌がスマホで撮ったムラサキオーストラリアムシクイを見せてくれた。これが第一目標だったので、勇躍して歩き始めたらすぐ出てきた。紫色の全身がとてもきれいである。なお、「なんだアカビタイムジオウムか....」と目の前に小さな群れがいたので気を入れずに撮っていたら、帰国後の整理中、一羽だけ初見のテンジクバタンを撮っているのを見つけた。アブナイ、アブナイ!!
【観察鳥】初見(7):シラガカイツブリ、オーストラリアオタテガモ、テンジクバタン、ムラサキオーストラリアムシクイ、ニシトゲハシムシクイ、チャイロトゲハシムシクイ、シロハラヒタキ。その他:アカビタイムジオウム、アカミミダレミツスイ、アヒル、オオアジサシ、オーストラリアオニサンショウクイ、カンムリカイツブリ、カササギフエガラス、カワラバト、ギンカモメ、クビワアカツクシガモ、クロトキ、ゴシキセイガイインコ、コシグロペリカン、コクチョウ、サザナミオオハシガモ、タテガミガン、ツチスドリ、トビ、ネッタイバン、ノドグロカイツブリ、ハイイロオウギヒタキ、ハイムネメジロ、ヒガシミサゴ、マガモ、ミカヅキハシビロガモ、ミナミワタリガラス、モモイロインコ、ヨコフリオウギヒタキ、ワライカワセミ、ワタリガラス

11-28 キングズパーク北端→ハーズマン湖→モンガー湖  快晴     <ハーズマン湖>

 大いに道を間違った。結局キングズパークの中心部には入れなかった。その後のハーズマン湖はなんとか着くことができた。地図を買うべく本屋を探したが見つからない。土地の人に聞いたら郵便局にあるという。そこでパースと近郊の詳細道路地図を買ったら、その後は大きな間違いをしなくなった。ハーズマン湖には水鳥が沢山いた。岸辺は人が行き来する公園で、野鳥が餌をねだって数m以内に近づいてくることもある。
【観察鳥】初見(8):ミカヅキハシビロガモ、ネッタイバン、ヒメテンジクバタン、ミナミワタリガラス、アカミミダレミツスイ、ウタイミツスイ、サメイロミツスイ、オーストラリアヨシキリ。その他:アカビタイムジオウム、アヒル、オーストラリアツバメ、オーストラリアヘビウ、オーストラリアメジロガモ、オオバン、カササギフエガラス、カワウ、カンムリカイツブリ、ギンカモメ、クビワアカツクシガモ、オーストラリアクロトキ、コクチョウ、コシグロペリカン、サザナミオオハシガモ、シロハラコビトウ、セイケイ、ダイサギ、タテガミガン、トビ、ナンヨウクイナ、ノドグロカイツブリ、ハイムネメジロ、マミジロカルガモ、ミナミクロヒメウ、ヨコフリオウギヒタキ、ワライカワセミ


■2019-11-8 狭山湖 快晴
 緑の森も不作だったので、帰りがてらここに来てみた。いつ来ても最低でも十人はいるカメラマンはたった二人だった。それも二人とも湖の方を向いており、陸鳥を狙っている様子はなかった。カンムリカイツブリは結構入っていて、今後が楽しみである。1時間ちょっと歩き回って退出した。
【観察鳥】マガモ(〜30)、カルガモ、カンムリカイツブリ(〜100)、ハジロカイツブリ(2)、オオバン(〜60)、ハシブトガラス、ハクセキレイ(2)、スズメ(〜20)

■2019-11-8 さいたま緑の森博物館 快晴
 ところが秋ケ瀬公園も台風にやられていて、広大な公園全体が進入禁止になっていた。橋の上からちらっと眺めたところ、車道にうっすらと全面に土が被さっていたが危険であるようには見えなかった。仕方なく、帰りがてらここに寄ってみた。ここにも鳥がほとんどおらず、一人いたカメラマンから「アオジが少しいるだけ」と告げられた。
【観察鳥】アオジ?、ガビチョウ?、ヒヨドリ(声)

■2019-11-8 阿須運動公園 快晴
 かつてアオシギを狙った阿須運動公園に来てみたが、入間川の河川敷にあるせいか10月の台風と大雨で荒廃していた。300台以上停まれる駐車場のアスファルトが紙のようにはがれてそこかしこに移動していた。川渕の藪もほとんどが剥ぎ取られており、今年はアオシギが居着くかどうか心配である。当然のごとくカメラマンは一人としていなかった。早々に退出し、秋ケ瀬公園に向かった。
【観察鳥】なし。

■2019-11-5 あきる野市 晴れ
 いつもの道を何気なく車で流していたら、常とは全く異なってサギ類が集まっていた。いつもは一羽いるかいないかという場所で秋川の流れに沿って100m程度の幅の川べりに十数羽のアオサギ、ダイサギ、カワウが休んでいる。台風19号やその後の大雨で秋川の土手が決壊するは、流れが大きく変化するはの災害の痕で、水鳥類もいつもと違う行動をとっているようである。
【観察鳥】ダイサギ(3)、アオサギ(7)、カワウ(4)
   
<秋川中流:台風19号通過の前後>

■2019-10-30 六道山 快晴
 さらに帰りがてらここに来てみた。今までは何らかの野鳥が見られたのだが、スズメ一羽見られなかった。
【観察鳥】なし。

■2019-10-30 狭山湖 快晴
 緑の森も不作だったので、帰りがてらここに来てみた。堰堤には数人のグループが二ついた。一方はノゴマ待ち、他方はヒバリ三羽を撮っていた。
【観察鳥】ダイサギ、アオサギ、カワウ、マガモ、ヒドリガモ、ハジロカイツブリ、ヒバリ(3)、スズメ、ハクセキレイ、アオジ(♀)、(ノゴマ:この2,3日出ていないらしい)、(ノビタキ)。<(xxx): 他者情報 >

■2019-10-30 さいたま緑の森博物館 快晴
 今年の10月は異常に雨が多く、 晴れた日がほとんどなかった。大雨の災害も続けさまにひどかった。久しぶりに快晴となって暖かかったので、今寺田んぼに出てみたがカメラマンはたった一人しかおらずそれも鳥がいないので帰るところだった。しかたなく、ここに来てみた。ここでも雨の影響はひどく、緩やかな坂の散歩道には水が流れているし、あちこちが湿原となっていた。まだ冬鳥には早すぎたようである。
【観察鳥】ミヤマホオジロ(♀)、シジュウカラ、スズメ

■2019-10-27 葛西臨海公園 曇り
 船橋三番瀬のオニアジサシは少なくとも今日は干潟には戻ってこないとあきらめて、帰りにここに寄ってみた。船橋三番瀬から十数kmの距離である。まず海辺に向かったところ、堤防上に100名を超えるバーダーがいた。「これは珍鳥がいるに違いない」と勇んで向い、バーダーの群れに合流した。しかし大型のカメラを持っている人はごくわずかで、ほとんどが双眼鏡のみで、フィールドスコープを三脚に立てている人でさえわずかであった。この時点で違和感を感じたが、若い女性がスピーカーでいろいろ指示を出しているのを聞いて「これは海鳥観鳥ツァー」だと気がついた。目の前の狭い干潟には、ダイサギ、カモメ類がそれぞれ数羽、十数羽いるだけで、早々に退出した。「海鳥観鳥ツァーなら船橋三番瀬に行けばいいのに」と思った次第。
 帰り際いつもの池の周りをまわって帰った。三人いたカメラマンに出てくる鳥の種類を聞いたところ、結構出始めているのがわかった。
【観察鳥】アオサギ、ダイサギ、オオバン、ウミネコ、ドバト、スズメ、(ハイタカ)、(クイナ)、(アカゲラ)、(カワセミ)、(トラツグミ)、(ジョウビタキ)。<(xxx): 他者情報 >

■2019-10-27 船橋三番瀬 曇り          <干潟にいた100名を超えるカメラマンの一部>
 「まだいるかな?」と再訪してみた。10時半前についたところ、ごみ拾いボランティアの集団、おそらく200名は下らないと思われる人達がビニール袋とごみ拾いトングを持って干潟の縁を歩きまわっていた。これでは鳥も逃げるかなと落胆しそうになったが、波打ち際には100名を超えるカメラマンたちが陣取っていてホッとした。
 オニアジサシはすぐ見つかって、写真を撮りだしたが、30分もしない11時前に飛び去った。まずは西へ向かったが、まもなく大きく弧を描いて北から東に飛びビル群の後ろに隠れて見えなくなった。明日は戻ってこないかもしれないと伺わせるような飛び去りだった。100名以上いたカメラマンの大半は私と共にここで退出した。
 今回の訪問はオニアジサシを撮ることが目的だが、重いE-M1Xに比べて相対的に軽いE-M1Uの使い勝手を試すこともあった。撮影のため長時間ファインダーを目にあててカメラを保持していると腕の疲れ方が違う。今のところE-M1X特有の機能を使わないのでE-M1Xを持ち出す理由が見当たらないのが悩みどころだ。特に歩き回る海外探鳥旅行では差が顕著になるかもしれない。
【観察鳥】オニアジサシ(1)、セグロカモメ、ユリカモメ、ウミネコ、ミヤコドリ、ハマシギ、シロチドリ、ドバト、カワウ、スズメ

■2019-10-24 船橋三番瀬 曇り、風あり
 一昨日に続き今早朝S.T氏から電話あり。船橋三番瀬のオニアジサシを撮っているとのこと。台湾やスリランカでは撮っているが日本では未撮なので、勇んで出かけた。高速は渋滞しやっと11時半頃着いたが、30分前に目の前から堤防の奥に飛び去ったという。何人かのカメラマンが退出していた。それでもあきらめずに堤防の突端で探したけれど見つからず、一旦入口に戻った。
 そこで待っていたら、堤防の突端に走って行くカメラマンが一人いる。急いで付いていったら堤防の近い部分にオニアジサシがうずくまっているのを見つけた。周りのカモメ類の中にいて体全体が見えることはまれだったが、1時間半以上粘って何とか全身を撮ることができた。
【観察鳥】初見:オニアジサシ(1)[海外既撮]。その他:アオサギ、コサギ、カワウ、オオバン(中群)、セグロカモメ(大群)、ウミネコ(大群)、シロカモメ、ユリカモメ、ミヤコドリ(大群)、ミユビシギ、ハマシギ(大群)、トウネン、イソシギ、モズ

■2019-10-23 相模川河口 快晴
 S.T氏からハシブトアジサシなどの情報をいただいた。既撮ではあるが、久しぶりの快晴とあって出かけた。[ E-M1X+340カメラシステム ]の初めての本格的な撮影をという目的もあった。着く早々モンゴルカモメもいるらしいとの情報をいただいた。現場にいた三人のカメラマンの一人から、ネットに載っていた写真のコピーを見せてもらったが、現場ではとうていモンゴルカモメの識別は無理と思った。防波堤の上にカモメ類が並んでいるのだが、カメラから防波堤までの距離は最短でも90m強ある。
 距離も遠かったし、急に暑くなったための空気の揺らぎもあろうか、得られた画像は満足/不満足半々の結果だった。
【観察鳥】ヒドリガモ、オナガガモ、アオサギ、ハシブトアジサシ(2)、コアジサシ(1)、セグロカモメ( 〜50)、ユリカモメ(〜10)、ウミネコ、カワウ、キョウジョシギ(2)、トビ(〜5)、ミサゴ(1)、ハクセキレイ

■2019-10-21 あきる野市・八王子高月地区 曇り
 昨日入手したM.Zuiko75-300mmの試写を行った。曇っていたので実力の方は定かとは分からなかったが使えそうな感触だった。
【観察鳥】ハクセキレイ、カワウ、スズメ、キジバト、カルガモ、コガモ、オナガガモ

■2019-10-10 都立小峰公園 晴
 何年かぶりで来てみた。かつてはベニマシコやマヒワがでたところだが、近年はさっぱりだそうである。いや、一般にどこでもそうなのかもしれない。一時間ばかりふらついたが遇ったのは二種類のカラのみ。ヤマガラはまだ熟していないエゴの実の果肉を剥いで実を食べていた。
 一方、小さな花を付けた草の群落がありホウジャクが数匹花の蜜を吸いながらせわしなく飛び回っていた。換算840mmのレンズではファインダーに入れるのに苦労したが、ピントが合った何枚かの画像は素晴らしいものであった。
【観察鳥】ヤマガラ(〜10)、シジュウカラ(1)

■2019-10-9 多摩霊園 晴れ
 晴れて暖かったので再度訪れた。10時半に水場に着いたときにはすでにカメラマンが二人いた。その後三々五々と集まり私が退出する午後1時には6人になっていた。皆知り合いらしく世間話をしていた。自転車を押していた人も二人いたので、地元の常連さんだろう。 天候は良かったのだが鳥の出は悪かった。
【観察鳥】コジュケイ(3)、ツミ、コゲラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、キビタキ(♂、♀)、メジロ、ハシボソガラス

■2019-10-8 多摩霊園 曇り
 オーストラリア向けに府中の試験場に国際運転免許を申請に行った。その折、目の前にある多摩霊園に入ってみた。珍鳥が出ると多くのカメラマンが集まるが、車をゆっくりを流しても一人としてカメラマンは見つからない。仕方なく西の端にある浅間山公園に入った。山と云っても周囲より2〜30m高いだけの小さな丘である(標高はほぼ80m)。少し上ると小さな水盤を地面に造ったところがあり、定番の観察場所らしい。
 藪蚊に何か所を刺されながらここで粘ること1時間半、頻繁に出たのはシジュウカラだけだったが、コジュケイが三羽出てきたので満足した。7年前、まさにここでコジュケイを撮っている。生き永らえていたのだろう。
【観察鳥】コジュケイ(3)、キジバト、ヒヨドリ、シジュウカラ、キビタキ(♀)、ハシボソガラス

■2019-10-2 あきる野市・横沢入 晴
 M1Xを抱えてフラッと寄ってみた。昔はベニマシコやコジュケイ、オシドリなどを撮影したところだが最近はさっぱりである。
【観察鳥】キジバト

■2019-10-2 秦野市・権現山公園 晴
 オーストラリア旅行でのカメラ構成に迷っている。E-M1X+一脚の具合を確かめるべく、ここへ来てみた。12時前に着いたところ、ハイドの10個近くある覗き窓にはすべてカメラマンが張り付いており、あぶれた数人がハイドの横から狙っていた。カメラの先には、人の水飲み場のような腰高の丸い水槽があり、ここに三々五々小鳥が水浴びに寄ってくる。ここでしばらく撮った後そこを去り、公園の道を歩いていると老人が一人カメラを据えていた。
 加えてもらうと間もなくサメビタキのような小鳥が現れた。老人に聴くと「エゾビタキ」だという。胸の縦縞がはっきりしているからエゾビタキだろうと納得した。1時間ばかり腰を据えていると、エゾビタキが数羽入れ替わり立ち替わり現れた。肝心のM1X+一脚の具合はまずは良好であった。
【観察鳥】エゾビタキ(〜5)、キビタキ、メジロ(>10)、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、カラス、[クロツグミ、サンショウクイ]。 [・・]:他者情報

■2019-9-28 青梅市 晴
 中古で購入したE-M1 mk Uの試写に来た。ノビタキが数羽飛び交っていたうえ、トンボやチョウなどの昆虫も豊富だった。
【観察鳥】ノビタキ(〜5)、モズ

■2019-9-26 あきる野市・八王子市(カメラ選択) 快晴
 E-M1mkUを抱えてあてもなくふらふらしているのだが、格好な被写体が見つからない。
【観察鳥】スズメ(〜30)、カワラヒワ(〜15)、アオサギ(2)、トビ(1)

■2019-9-25 あきる野市・八王子市(カメラ選択) 快晴
 遠征におけるメインカメラの選定にまだ迷っている。レンズはM.Zuiko300mm/F4で決まりだが、組み合わせるボディとしてE-M1XとE-M1mkUのどちらを選ぶかである。前者は997g、後者は574gであり、長時間の手持ち撮影では疲労感に差が出てくる。要は撮影能力にどれだけの差があるかであるが、画質に差がないことは世の中に広く知られている。後は、AF能力であり、それを調べるべく試写をしている。今のところ差が認められない。11月下旬にはオーストラリアに行く予定であるので、それまでに決定してシステムを整えなければならない。
【観察鳥】スズメ、ドバト、トビ

■2019-9-20 稲敷市 晴
 ここはさらに悲惨だった。かつて大幅に減らしたのだが少しは残っていた水を張ったハス田が、本来のハス田に戻っておりさらに夏水田圃が減少していた。イソシギが一羽だけ電柱の上に留まったのを見ただけだった。12時には退出した。
【観察鳥】アオサギ、ダイサギ、イソシギ(1)、スズメ(群)

■2019-9-20 小山市 晴
 コモンシギを撮りに行った際、地元のバーダーがチュウジシギを探していた。「今頃来るんだよな」とつぶやいていたのが耳から離れず、本日8時過ぎに現場に着いた。驚いたことに、コモンシギがいた二つの夏水田圃はすっかり干上がって、不定形のタイル状にひび割れていた。シギチは全くいないし、ここには他のサギ類もいなかった。折角ここまで来たのだからと10時過ぎにシギチが沢山来るので有名な稲敷に向かった。
【観察鳥】ドバト、カルガモ(〜10)、ダイサギ、チュウサギ、ツバメ、ハシボソガラス、ムクドリ(群)、ハクセキレイ(1)、セグロセキレイ(1)、カワラヒワ?(2)

■2019-9-19 青梅市 晴
 ジュウイチのいた公園に来て1時間ほどいたが、じっくり待っているカメラマンもおらず、まったく鳥影がなかった。蝶々は何種類か飛んでいたのでもっぱらこれらを撮ったが、すぐ飽きて青梅の田圃に来た。T.T氏より地元のカメラマンが集まっていると教えてもらっていた。まもなく一羽の雌のノビタキがあらわれた。待っている間に二機のオスプレイが頭上を飛び去った。近くにある横田基地からであろう。
【観察鳥】ノビタキ♀(1)、ドバト、トビ、カラス

■2019-9-18 東京都・瑞穂町 雨
 ワライカモメを撮りに行く直前の三日前、M.K氏より近くの公園にジュウイチが来ているとの情報をもらっていた。ただワライカモメを優先したので、二日間撮りに行けず、雨であったが本日出かけた。現地には二人のバーダーが雨の中じっと待っていた。1時間ばかりいたが、雨がいっそう激しくなってきたので退出した。
【観察鳥】シジュウカラ(〜10)、コゲラ(1)

■2019-9-17 西尾市一色漁港 晴
 本日は風も弱く、天気晴朗で絶好の日和だった。現場に着いたのは8時半で、早速探し始めたが見つからない。ウミネコの数も昨日の半分ほどしかおらず、波消しブロックの向こう側にいて見えないらしい。昨日は西風が強く、その風を避けてこちら側にいたのではないかと推測した。2時間ばかり探したが、見えるウミネコたちはますます数を減らしていくので、今後の様子を見るため、一旦ここを離れて一色干潟に行くことにした。ただこの一色干潟は土地の人に訊いても知らないというので、1時間ばかりうろうろしたがまた12時頃現場に戻った。
 見えるウミネコはさらに少なくなっており、1時間ばかりで諦めて帰路についた。昨日、我々はとても幸運だったのかもしれない。二日間を通じて一人のカメラマン/バーダーに遇わなかったのは、観察が難しいせいだと根拠はないが勝手に思っている。
【観察鳥】カワラバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、ウミネコ(〜100)、ユリカモメ(1)、カワウ(〜50)、アオアシシギ(3)、ソリハシシギ(2)、トビ、イソヒヨドリ

■2019-9-16 西尾市一色漁港 晴、強風
 今回もジョージさん(S.T氏)の情報により、二人で出かけた。早朝に所用があったので、氏の居所の横浜を出発したのは午前11時で、当地に着いたのは午後3時半であった。300km余の行程である。現場に着くと200窒ルどのウミネコの群れが波消しブロックの上にたむろしていた。群れは埠頭の端に設置したカメラから180mほど沖合の遠方で、8倍の双眼鏡ではほとんど識別は困難だった。当然ワライカモメは見つからない。
 そこで60倍のフィールドスコープを設置し、丹念に一羽ずつ見ていった。S.T氏と交代しながら数回は全体をスキャンした。三脚に載せたカメラが倒れるほど風が強く、60倍のフィールドスコープで観察するのも容易でなかった。さるバーダーのブログに載っていたワライカモメの姿を見直し、特徴を頭にたたき込んで再度見始めたところ、ようやく見つかった。
 最初の写真を撮ったのは午後4時55分であり、当地に着いてから1時間半ばかり経っていた。後は夢中で撮影したが、いかんせん遠方だし、日陰だったので満足のいく画像が撮れなかった。いや、不満足というより、かなり酷い画質であるのが悔やまれるが、幸運にも撮ることができたと自らを慰めよう。
【観察鳥】初見:ワライカモメ(1)。その他:ウミネコ(〜200)、カモメ(1)、カワウ(〜50)

■2019-9-12 小山市 快晴
 一昨日、本種の居所を教えてくれた地元のバーダーは、本種ではなくこの時期訪れるチュウジシギを探していた。当日はコモンシギの撮影で十分満足していたので、チュウジシギを探さなかったが、気にはなっていた。チュウジシギは、過去三年にわたり稲敷市で探したが、遇えずじまいだった。
 それで本日再訪したのだがチュウジシギには出遇えず、仕方なくコモンシギのいた場所へ行ったら数人のカメラマンが手持ち無沙汰にしていた。キツツキが探した処遠方にコモンシギを見つけた。探し出せたのは二日前に居場所と状況を見知っていたためであろうか、皆に合図して撮り始めた。コモンシギはかなり近くに寄ってくれたのでたっぷり撮ることになった。一昨日は10人弱のカメラマンだったが、今日は徐々にカメラマンが集まり30人を超えた。
[電池の持ち]CIPAの試験基準によると、E-M1Xの撮影枚数は約870枚(電池2個使用)である。ところが、本日の撮影では1個の電池であと20%を残して3,400枚余の撮影ができた。これほど乖離があるとCIPAの試験基準は意味がほとんど無くなる。現実に即した基準が望ましい。 【観察鳥】チュウサギ、ダイサギ、アオサギ、コチドリ、コモンシギ(1)、アオアシシギ(3)、ツルシギ(1)、トウネン、ハシボソガラス、ツバメ、ハクセキレイ

■2019-9-10 小山市 晴れ
 東横インの6時半の朝食ももどかしく、現地に向かった。まず昨日見つかった場所に行くと、トウネンが数羽餌を採っており、ムナグロも一羽いた。ネット情報ではこのムナグロと一緒にいる写真もあったので大いに期待した。これらのシギチドリを撮っていると、S.T氏が「何か飛んできた」と声を上げた。カメラを向けるとまさにコモンシギだった。後は夢中で撮影した。だんだん遠ざかるので水田の反対側に向かうと逆光だったりしてうまくいかなかったが大いに楽しめた。午前11時頃満足して現地を離れた。撮った画像の質があまり良くないのは、被写体が遠方であったのと、台風一過で気温が多分35℃を超えていた故の空気の揺らぎによると考えている。
【観察鳥】初見:コモンシギ(1)。その他:チュウサギ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、コチドリ、ムナグロ(1)、トウネン(7〜8)、ハシボソガラス、ツバメ、ハクセキレイ、スズメ

■2019-9-9 小山市 晴れ
 9月8日、ジョージさんより小山市の夏水水田で本種が見られているという情報があった。8日深夜から9日早朝にかけて台風15号が関東に上陸することがほぼ確実なので迷ったが、現地に行くことにした。9日朝5時に家を出て横浜のS.T氏宅に向かったのだが、普段なら2時間余で着くところ7時間かかった!! 高速は所々通行止めで、かつ一般道も通れないところが随所にあり、脇道さえもスタックしたのが原因である。
 それから氏を伴って現地に向かったが、着いたのは3時過ぎであった。地元のそれらしき水の貼った水田を探しまわり、カーナビに記憶させていった。ある場所で軽自動車から降りて観察しているバーダーを見つけた。様子を聴くべく近づいたら、水田の遠くを指差して「あそこにいる」という。双眼鏡で探したらすぐ見つかった。だが、カメラを構える間もなく飛び去った。S.T氏と二人で大いに悔しがった。
 このバーダーは地元の方で、「昨日飛び去ったらしい」という噂を払拭するべく探していたとのこと。コモンシギが来そうな場所をここともう1カ所教えてもらった。そこはすでに訪れていたセブンイレブンの脇であった。セブンイレブンでは売り子嬢に聴いたら二日前の7日に店の前の水田にカメラマンが集まっていたと教えてくれた。いることが分かったので、小山駅前の東横インに泊まるよう予約して明日に賭けることにした。  
【観察鳥】チュウサギ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、コチドリ、トウネン、キジバト、トビ、ハシボソガラス、ツバメ、ハクセキレイ、スズメ

■2019-8-27 あきる野市 薄曇り
 所在なく、いつものガングロ(カオグロガビチョウの愛称)のスポットに行ってみた。ヒヨドリのような、いや少し違う「キョッ、キョッ、、、」という鳴き声が聞こえたので、大きくなる方にゆっくり車でにじり寄ったら、目の前のムクゲらしき灌木にガングロが数羽群れていた。今まで何度も振られていたから、喜んで撮影した。6年ぶりの再会である。
【観察鳥】カオグロガビチョウ(6〜7)、ムクドリ、ハクセキレイ、ツバメ、ハシボソガラス、キジバト、ダイサギ。

■2019-8-24 葛西臨海公園 晴れ
 ほとんど何もいなかったが、カワセミのスポットには7,8人のカメラマンが三脚を据えていた。
【観察鳥】ドバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、カイツブリ、ウミウ、カワセミ。

■2019-8-24 船橋三番瀬 晴れ
 このところメルカリ疲れで、気晴らしに来てみた。11過ぎに満潮になる。満潮の後先2時間が観察適期なので9時半に着いたが、シギチはかなり遠方に退去していた。午後に来ることにして、一旦葛西臨海公園に向かった。12時過ぎに戻ったところ、適当な距離にシギチが集っていた。今日はM1Xのポテンシャルを探る機会でもあったが、遠方の対象もよく解像しており満足だった。
【観察鳥】ドバト、カワウ、ダイサギ、ダイゼン、オオソリハシシギ、ソリハシシギ、キアシシギ、ミユビシギ、セグロカモメ、ウミネコ、ムクドリ。

■2019-8-18 一宮川河口 晴れ
 昨日夜、ジョージさんよりコシジロウズラシギの情報をいただいた。最新の図鑑によると、過去に神奈川県と新潟県の2例しか観察記録がないという。床についたが興奮して眠れず、朝4時半に起きて現地に向かった。7時過ぎに着いてすぐ海水浴場の有料駐車場の管理員に、「この辺りにカメラマンはいませんか?」と聴いた。「見てはいない」と答えてくれたが、この質問をしたのは私が三人目だとのこと。蛇の道は蛇!
 南北に10km程度浜を探したところ河口で10人程度のカメラマンを見つけた。急いで加わったが、トウネンなどと酷似しており、ベテランに教えて貰ってようやく撮ることが出来た。私がこれまでに撮った全野鳥の中で再希少種である。ベテランによると、最後の観察例は13年前だとのこと。
 撮影には苦労した。全く風がない炎天下、ペットボトルの水2本を飲み干して3時間粘った。ほとんどが遠方での撮影になったので、コシジロの個体を自信をもって識別することがかなわず、闇雲に似ている個体を撮った結果、トウネンなどと間違えて半分以上を捨てる結果となった。それでも最後にコンクリート堰堤の上に移動した際、目の前にいたので満足のいく撮影ができた。 
 ピーク時には20名を超えるバーダーがいたが、退出した10時半には7名しか残っていなかった。去るときには少し頭痛がして軽い熱中症にかかったと思われた。3時間しか寝ていなかったのも効いていたのだろう。
 なお、今回[M.Zuiko300/4+1.4X+E-M1X]で初めて本格的に野鳥を撮った。遠方の場合の画像に解像度の劣化が見られるが、これは炎天下のかげろうのせいと考えれば解像度にも満足できるし、飛び出しの鳥にAFが追従したのには大いに満足であった。

【観察鳥】初見:コシジロウズラシギ。その他:ドバト、ダイゼン、オオメダイチドリ、メダイチドリ、シロチドリ、ソリハシシギ、キョウジョシギ、トウネン、コサギ、ダイサギ、ウミネコ、カワウ

■2019-8-12 あきる野市 晴れ
 このところ猛暑が続いている。カオグロガビチョウが出るというところにふらっと来てみたが出てこず。若鳥らしきキジの雄に出遇った。
【観察鳥】キジ、ハクセキレイ、スズメ

■2019-8-4 富士山麓・太郎坊 晴れ
 E-M1X+300/4の筆おろし野鳥撮影のため、あそこなら結構な数の野鳥が出てくると期待して、富士山麓の太郎坊に向かった。8年ぶりの訪問である。8時半と遅くに着いたので、今日は日曜だし何人かのバーダーがハイドを設置しているに違いないと予想していたら、全く人気が無かった。8年前は場所の取り合いだったのに、人気がなくなったのだろうか。iPhoneのコンパスによると現場の標高は1280mであり、下界より数℃ほど気温が低いかなという感じだった。
 野鳥はほぼ期待通り、平均すると30分ごとに出てくれた。午後4時まで粘って4200枚余りを撮った(うれしいことに、残りは16%まで行ったがカメラに入っている二個のバッテリーで間に合った)。出てきたカラ類はほとんどが幼鳥であった。マミジロの♂が頻繁に出てきては飛ばずに歩いて引っ込む。家に帰ってから写真を整理していたら、背中の羽が一部とれて赤はだが見えている。小さな体には重傷なのだろうか、体を休めているのだと思われる。
 何回か複数の種類の小鳥が水たまりに入りにきたが、種によって明らかに強弱があることが分かってとても面白かった。マミジロやクロツグミの中形の野鳥を除けば、一番強いのはシジュウカラだった。ヒガラやコガラはシジュウカラが水浴びしていると周りで見ているだけだし、他の小鳥が入っていても後から来たシジュウカラはそれらを追い出す。僅かの差ではあるが体の大きさに相関があるように見えた。


【観察鳥】メジロ、シジュウカラ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、ソウシチョウ、メボソムシクイ、センダイムシクイ、ビンズイ、エナガ、オオルリ、キビタキ、マミジロ、クロツグミ

■2019-7-29 あきる野市 晴れ
 関東地方は30日以上雨が途切れず、これは明治初期以来だそうである。したがって長い間気温も上がらなかったのだが、梅雨明けし昨日から急に暑くなった。今日は体感温度35℃を優に超えた。新規購入のOlympusを持って近所へ出かけたが、ダイサギも、アオサギも、そして地上に這いつくばって羽を拡げていたハシブトガラスも口をあけて息をしていた。暑がっているのは人間だけではないようである。
【観察鳥】ダイサギ(1)、アオサギ(1)、ハシブトガラス、オナガ(1)、ムクドリ(1)、スズメ

■2019-7-26 あきる野市 晴れ
 今まで天候不順が続いていたので、たまに晴れると気温が上がってつらい。M.Zuiko300/4+E-M1Uの初撮りである。イオン日の出に出かけてまだオナガはいないかと探したら、幸運なことに一羽だけ見つかった。近くに寄る前に逃げられた。秋留台地では時々オナガの群れをみかける。
【観察鳥】オナガ(1)

■2019-7-24 あきる野市 薄曇り
 我が家の近くにイオンモール日の出があり、所用のためその駐車場に入ったら、 モールを囲む雑木林にオナガが群れていた。野鳥用カメラを持っていないことを後悔した。秋留台地には比較的珍しいオナガやカオグロガビチョウが棲みついているのだが、普通の生活で通り過ぎるだけでは出遇うことはまれである。一年に一回はない。でも、これからは常に車にカメラを入れておこう。
【観察鳥】オナガ(〜20)

■2019-7-14 あきる野市 曇り
 よく訪れる友人のギャラリー喫茶の店先に毎年ツバメが巣を造る。年によって増減はあるが、通常は一番子:5羽、二番子:4羽、三番子:3羽と育てるそうである。毎年一番(つがい)が10羽前後の幼鳥を育てるのだが、ツバメ全体の数はそれほど変化しないことを考えると、親にまで生き延びるのは数分の一ということになろう。自然界は苛烈なものである。
【観察鳥】ツバメ

■2019-7-9 葛西臨海公園 曇り
 写真展も終え体が空いたのでなんとなくなく来てみた。シギチも少しは居るだろうと来てみたが、定番の船橋三番瀬、谷津干潟には全くおらず、その他の野鳥もほとんど見られなかった。最後に葛西でヨシゴイ二羽とコムクドリの群れにあって、なんとか気は収まった。ヨシゴイには数人のカメラマンが待ち受けていた。
[葛西臨海公園]【観察鳥】 カイツブリ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ヨシゴイ(2)、コムクドリ(20?30)、ムクドリ、スズメ、ハシボソガラス、ツバメ
[谷津干潟]【観察鳥】カルガモ、ダイサギ、アオサギ、カワウ、ツバメ、ムクドリ
[船橋三番瀬]【観察鳥】ウミネコ、ツバメ、ムクドリ、スズメ、ドバト

■2019-6-23 浜松城公園 薄曇り
 とうとう、ミゾゴイが撮れた。その経緯は込み入っている。まず、半年ほど前にiPhone6のOSをアップデートした。するとLINEの着信通知が出なくなり、結果としてK氏から3月に送られたメールを見ていなかった。それを何かのきっかけで本日の午前2時に見た。すると「ミゾゴイが浜松城公園に居る」とあった。時期は書いていない。すぐネットで「浜松城公園 ミゾゴイ 2019」で検索すると、一昨日の21日に写真を撮ったというブログが出てきた。
 一寝入りしてから行こうと床についたが目がさえて寝られない。よしそれならと2時半に出かけて250km余りを走り、現地に6時前に着いた。駐車場は8時からしか開かない。すでに浜松ナンバーの軽自動車がゲートの前に止めてあったので横に車を付け中に入った。どこにいるかは分からないが、山勘でちょっと開けた芝地に入ったら、目の前に居るではないか。500mmレンズでは近すぎて体の半分も入らない。急いでミゾゴイから離れて遠くから撮影し始めた。人に慣れているとみえて、向こうから近づいてくる。
 そうこうしているうちに地元の中年男性三人ばかりが近づいてきて「八王子ナンバーの人ですか?」と尋ねられた。それをきっかけに話が進み、巣の場所を教えてもらった。一通り満足のいく写真が撮れたので車に戻り、8時の開門を待った。そして再び芝地を探したがもう居なかった。巣の様子を少し撮ってから8時15分には退出した。徹夜で運転し一睡もしていないので、帰途の高速では二度ほど仮眠した。帰宅したのは午後2時過ぎだった。
 ネットではすでに浜松城公園の情報はかなり流布している。ここでもその記述を踏襲することにした。もう4年もここで営巣しているそうである。なぜここで継続して営巣しているのだろうと考えたとき、多分餌が豊富なのが第一の理由なのだろうと思った。というのは、6時から見ているとたった10分間に8匹も大きなミミズを捕らえたからである
 また都市公園の営巣環境は天敵が少なく都合良いのだろうと思われる。ミゾゴイはもともと人家近くに営巣し、人を盾として猛禽や肉食獣から遠ざかっていると考えられる。ツバメはその典型だろう。もともとは深山の岸壁に営巣していたイワツバメでさえ人に近づいているらしい。
【観察鳥】初見:ミゾゴイ。その他: ドバト、アオサギ、ツバメ、ハシボソガラス、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ

■2019-6-12 高知県四万十町・土佐大正駅舎 晴
 ホタルを撮りに高知市の友人を訪ねた。昼は四万十川の沈下橋を見に出かけた。その折り、旧い駅舎内に巣を造っていたツバメを撮った。
【観察鳥】ツバメ

■2019-5-22〜28 中国・四川省
5-28 黄龍→成都  曇り時々霧雨。
 黄龍の傾斜した長いカルスト台地を下った。すでにマスメディアで広く宣伝されているので初めて見るという気がしなかった。もったいないものである。
【観察鳥】初見(5):キバラウグイス、マユグロモリムシクイ、ヒマラヤルリビタキ、キンイロヒタキ、ミスジマシコ。その他:<一覧表参照>

5-27 若爾康→黄龍  小雨後晴。
 今回は九寨溝は地震による被害で訪問不可だったので、直接黄龍に向かった。今日はカルスト台地を訪問せず、周辺で探鳥した。
【観察鳥】初見(3):カンムリシジュウカラ、マユガラ、ミヤマムジセッカ。その他:<一覧表参照>

5-26 若爾康  晴。
 高地にも慣れてきたが、依然として上り坂はつらい。
【観察鳥】初見(8):アオミミキジ、ハシブトムシクイ、モウコムジセッカ、キタガビチョウ、 カンスーガビチョウ、セアオヒタキ、タカサゴウソ、 ハジロクロシメ。その他:<一覧表参照>

5-25 紅原→若爾康へ移動  快晴。
 マイクロバスで移動中、土崖最上部の穴にワシミミズクの雛三羽を発見した。三羽の雛がこちらをにらんでいた。ツアー一同大いに感激。
【観察鳥】初見(8):オグロヅル、ワシミミズク、ヒメサバクガラス、フジイロムシクイ、ウスゴシムシクイ、カンスームシクイ、カキハガビチョウ、バライロマシコ。その他:<一覧表参照>

5-24 馬爾康  晴、午後時雨。
  海抜3000〜4500mでの探鳥。ムシクイ類が多く、識別がとても難しい。ガイドの識別を信じる他はない。ムシクイに似合わず派手なフジイロムシクイが圧巻。個人的には今回の四川省でNo. 1の野鳥。
【観察鳥】初見(6):シロミミキジ、ホオジロゴジュウカラ、チャイロツグミ、マミジロマシコ、セスジシロボウシマシコ、チュウゴクコウザンマシコ。その他:<一覧表参照>

5-23 小金  薄曇り。
 いよいよ4000m前後を探鳥し始めた。早朝はかなり濃い霧で、折角見つけた野鳥も解像度は劣化するし、うまく色もでない。霧は晴れることを願って探鳥を続けた。
【観察鳥】初見(15):ベニキジ、ユキバト、ニシイワツバメ、キバシガラス、クリイロツグミ、ムナグロノゴマ、ノドジロジョウビタキ、ルリビタイジョウビタキ、キバラムシクイ、チャバネムシクイ、チベットヒワ、オオシロボシガビチョウ、ウスベニタヒバリ、アカチャイワヒバリ、クリムネアカマシコ。その他:<一覧表参照>

5-22午後 臥龍  晴
 車で移動し、だんだんと標高をあげていった。途中、時折下車して道ばたで探鳥した。
【観察鳥】初見(2):ウンナンムシクイ、シロエリカンムリチメドリ。その他:<一覧表参照>
[・・]:他者情報。
5-22午前 成都市内浣花渓公園  晴
 かなり大きな池がある街中の公園である。多くの市民が集っていた。20人強のカメラマンが三脚を据えて池の縁の一点を狙っていた。何を狙っているのだろうと興味津々だったがすぐ駆けつけることはせず、公園を一周する通りすがりに立ち寄ったところカイツブリの巣を狙ってただけだった。
【観察鳥】初見(2):ダルマエナガ、コシジロムシクイ、ネパールハクセキレイ[亜種]。その他:<一覧表参照>


■2019-5-13 三宅島 晴、時々薄曇り
 三宅島往復と三本岳クルーズ二回、八丈島往復でカンムリウミツバメは見られなかった。ただ、それぞれ別人だが幸運のバーダーは、これらの全航路で見ている。最後のトライのつもりで三宅島を日帰り往復した。朝5時に着いたので、5時半から11時半まで大路池でモスケミソサザイを狙ったが見られなかった。池では10人程度のバーダーとすれ違ったが誰も見ていないという。アカコッコ、イイジマムシクイ、タネコマドリにくらべると相対的に大分少ないようだ。
 帰りの航路は午後1時半から5時まで立通しで海面を探した。私の他に初めての遠征という女性バーダーが二人いただけなので、探す目は貧弱である。結局見られず、来年の宮崎県門川町枇榔(びろう) 島へのクルーズに賭けることにした。種を特定してそれを狙うのはミゾゴイとカンムリウミスズメだけである。
【観察鳥】キジバト、カラスバト(声)、コサギ、チュウサギ、オオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、オーストンウミツバメ、ウミネコ、ハシブトガラス、シチトウメジロ、ウグイス(声)、シジュウカラ、アカコッコ、タネコマドリ(声)、イイジマムシクイ

■2019-5-4,5 三宅島周辺(三本岳クルーズ) 4日:曇りのち激しい雷雨、5日:晴れ後薄曇り
 3月21日に出かけた八丈島航路では、念願のカンムリウミツバメは見られなかった。フェリーの船体が大きいため、海鳥は近くには寄ってこない。撮れたとしても遠方の撮影なので、期待する画質は望めないことがほとんどである。いっぽう、三宅島沖合の岩礁、大野原島(通称:三本岳)でカンムリウミスズメが繁殖していることは知られている。ダメ元と探鳥船が出ていないか三宅島観光協会に尋ねてみた。
 するとすでに漁船による三回のクルーズが計画されていて、後半の二回はすでに定員10名が満杯だとか。一回目は4月20日である。22日からは平島に行くので、間一日の余裕しかない。二、三日迷ったが来年行かれる当てもないので申し込んだ。しかし、出発の当日、「風強くて漁船欠航」との連絡有り。次の機会を待つことにした。    (大野原島:通称三本岳)
・5-4 そして今日三宅島に上陸した。朝の5時に港に着き、1時間半ほど大路池によった後、阿古漁港に着いた。出港する時、三本岳岩礁の方は厚い雲に覆われ時々落雷もある。小一時間ほどで岩礁についたがカンムリウミスズメはチラッとも姿を現さない。時折激しい雷雨に悩まされながら3時間の探索を終えた。成果なし。案内人に訊くとカンムリウミスズメが見られる確立は8、9割という。今日は運悪く見られない1、2割に当たったようだ。幸い宿が取れたので明日再挑戦する。
・5-5 薄曇りから晴れになり、波も小さく絶好の観察日和であるが、こんな時むしろ海鳥は少ない。 予想は当たってカンムリウミスズメはおろか、オオナギさえ昨日の数分の一以下だった。 昨日とは別のガイドによると今年船を出した数回のうち、カンムリが出たのはたった1?2回程度とのこと。成功率は50%以下である。昨日の案内人の情報は過去の良いときのものだろう。
【観察鳥】オオミズナギドリ、オオセグロカモメ、ウミネコ、ヒメウ、カラスバト、チュウサギ、ミヤケコゲラ、ハシブトガラス、シチトウメジロ、アカコッコ、タネコマドリ、ヒヨドリ、イイジマムシクイ、ホオジロ、カワラヒワ

■2019-4-23〜28 平島
4-28(5:30〜8:00) 曇り、後小雨
もしやと期待し、土地のバーダーがミゾゴイを二度見た展望台に向かった。三度目のドジョウはおらず痛む右脚を引きずって宿に戻った。北風なので渡りも中断してると思ったが少々は入っているようだ。N.I氏から二つのグループが共にミヤマヒタキに遇ったと聞いた。今年は稀有な年だろうか。著名なプロバーダーが三度も来島しながら一度も遭遇していないと聴いたので、なおさら私はラッキーだった。ビギナーズラックというにはとうが立っているが。
定刻30分遅れでフェリーが到着、名残惜しみながら船上の人となった。
【観察鳥】チュウサギ、シロハラクイナ、サンショウクイ、ウグイス声、オオルリ、ビンズイ、アオジ、ホオジロ

4-27 晴れ
午前中はほとんど鳥の声はなく、姿もなし。昨晩ほとんどの渡り鳥が抜けたらしい。あれほどいたホオジロ類やサンショウクイは全く見られず、ウグイスさえ疎らである。今は北の風が強く肌寒い。まるでそれを知っていたかのようだ。午後になるとポツポツと今までと違う種類が入ってきた。 ミゾゴイは土地の若いバーダーが撮った写真を見せてくれたが、昨日も今日もコンクリート車道の上だ。一般に薄暗い場所を好む時言われているが、渡りの途中の平島では違うのかもしれない。
【観察鳥】アマサギ、チュウサギ、コサギ、(ミゾゴイ)、シロハラクイナ、ハリオアマツバメ、ブッポウソウ、ハヤブサ、ハシブトガラス、ツバメ、アカハラツバメ[亜種]、イワツバメ、コシアカツバメ、ショウドウツバメ、アマミヒヨドリ、ノビタキ、アカヒゲ(声)、シベリアアオジ、ムネアカタヒバリ、ビンズイ、アトリ

4-26 曇り、後晴れ
昨夜からの南西風で入ってきたのか、今日は多くの種類・個体数が見られた。大多数のバーダーの第一目標のミヤマヒタキは所々で見られている。そこへ行ってもすでに去った後であった。ここはじっくりと定番のポイントで待つことにした。幸運なことに間もなく理想的な枝に何回か止まってくれた。最高難度の珍鳥である、バンザイ!!
【観察鳥】初見:ミヤマヒタキ。その他:アマサギ、チュウサギ、[ミゾゴイ]、ハシブトガラス、アマミヒヨドリ、アカコッコ、サンショウクイ、ムクドリ、コムクドリ、コサメビタキ、サメビタキ、[キビタキ]、ビンズイ、ノジコ、[シベリアアオジ]、カワラヒワ、キマユホオジロ、シロハラホオジロ、コホウアカ、アトリ。[・・]:他者情報

4-25 晴、時々薄曇り
ようやく離島探鳥らしくなってきた。昨夜からかなり入ったのだろう。まさにお天気まかせである。ジタバタしても仕方がない。地元の若いバーダーからキガシラセキレイのいる場所イモ田を教えてもらった。柵があって近づけないので遠方からの撮影となった。ミゾゴイの可能性がますます低くなった今、海外で既撮であるが、このキガシラセキレイはありがたい。
【観察鳥】初見:キガシラセキレイ(国内初見)。その他:アマサギ、アオサギ、チュウサギ、ゴイサギ、アオバト(2)、サシバ、ハイタカ、トビ、ハヤブサ、ヤツガシラ、ブッポウソウ、ハシブトガラス、リュウキュウメジロ、ツメナガセキレイ、アマミヒヨドリ、コムクドリ、コサメビタキ、マミジロタヒバリ、[サンコウチョウ)、[キビタキ]。[・・]:他者情報

4-24 曇り、時々小雨
これほど鳥が少ないとは想定外だ。ただ、南風にもなったし、明日以降に期待したい。コムクドリが60余羽入ったのが良い前兆だろう。土地の古老にミゾゴイが良く出る処を教えてもらったので明日はそこを重点的に探そう。
【観察鳥】チュウサギ、ヤツガシラ、ハシブトガラス、コムクドリ(60余)、アマミヒヨドリ、ウグイス、アカヒゲ(声)、[ミヤマホオジロ、ビンズイ]。[・・]:他者情報

・4-23 曇り、後風雨強し
午前8時前、島に近づくと断崖に囲まれていることがわかる。民宿の迎えの車は港からくの字に崖を登っていく。道に平らな所はほとんどない。舳倉のような平坦なイメージを持っていたのでしんどい探鳥を予想した。 島は水田が放置され、雑草が生い茂るばかりでなく、至るところメダケに覆われている。植生が極めて貧弱で渡りの野鳥にはますます不適切な中継地になっている。豊富な鳥容を予想したのは大甘だった。 ここに4日間探鳥しているバーダーに聴いたところ、ミゾゴイ、ヤツガシラ、カラアカハラ、シベリアアオジを撮ったとのこと。私の第一目標はミゾゴイなので少なくとも目標はできた。
10時過ぎ探鳥開始。鳥の種類も個体数も極めて少ない。撮影できたのはたった2種類。天候のせいだけなら今後に期待できるのだが、気をもむ。横殴りの雨がいっそう激しくなってきたので4時前に上がった。
【観察鳥】初見:アカヒゲ(♂♀各1:亜種ホントウアカヒゲ既撮)。その他:オオミズナギドリ(航路)、チュウサギ、アマサギ、ウグイス(声)、[ヤツガシラ]。[・・]:他者情報



■2019-4-21 あきる野市 晴
 午後2時半コウゲンモズがいるとの情報を友人M.K氏からもらった。「コウゲンモズ」とは私の図鑑にも載っていないし、聴いたこともない。3時頃おっとり刀で駆けつけたところ、数人のカメラマンが居た。2時間ほど粘ったら数回姿を見せてくれた。「コウゲンモズ」は俗称で、高原型のモズとのこと。図鑑のタイトルには載っていないはずだ。茶褐色がかったモズに比べ、灰色が濃い。モズというよりむしろ限りなくシマアカモズやモウコアカモズに近い。
 ここには数十m離れて二つの番が営巣している。通常、モズは半径1km程度の縄張りを持つが、ここの状態は異常である。一方が高原型で他方が普通のモズらしいということだが、ともに似ている。モズの夏羽はすり切れて褐色から灰色になるとのことだから、両社の区別は難しい。仕方なく、灰色の濃い方を高原型とした。
【観察鳥】モズ(高原型)、キジ、キジバト、トビ、カオグロガビチョウ、ハクセキレイ、ツバメ

■2019-4-5 横浜市 晴、暖い、風強し
 晴れて暖かいが風が強いとの予報だったが来てみた。従来の一眼レフの使い勝手をミラーレスと比較するためである。今日は渋滞もなく55kmを1時間半で10時半に着いた。着いて間もなくシベリアジュリンが出たが、その後だんだんと風が強くなり、全く出なくなった。ピークには10数人いたバーダーも三々五々帰り始め、私が退出した1時には二人しか残っていなかった。結局初めに出た1回だけだった。
【観察鳥】コガモ、クイナ、アオサギ、タシギ、オオバン、トビ、カラス、ドバト、シベリアジュリン、カワラヒワ、ツバメ

■2019-4-4 相模原市 晴れ
 ここのギフチョウは一旦絶滅したのだが、愛好家が各地から移入した結果、かなり個体数が回復したとのこと。しかし、様々な地域の特徴をもつ個体が交雑し、学術的な価値はないと聞かされた。
 3月27日に来たときはまだ肌寒く、チラッとギフチョウの姿を見たのが二人いただけだった。その後寒い日が続いたが今日は暖かく晴れていたので、T.T氏とK.E氏の三人で再訪した。ギフチョウは数回出てくれた。ただ、カメラマンが40人を超し、その内何人かが蝶を追いかけ回すので、なかなかうまく撮れなかった。
【観察鳥】カワガラス、シジュウカラ、ツバメ、(以下蝶)ギフチョウ、スギタニルリシジミ、テングチョウ、キタテハ、アカタテハ、ヒオドシ、コツバメ、トラフシジミ、ミヤマセセリ

■2019-3-29 横浜市 薄曇り、肌寒い
 S.T氏の情報で来てみた。高速上での事故と下道の渋滞で、55kmを3時間かけてようやく正午ごろ着いた。現地には30名前後のカメラマンがいたが、本命のシベリアジュリンはなかなか良いところに姿を見せてくれないそうだ。滞在した2時間余りの間にシベリアジュリンとおぼしき個体を何枚か撮ったけれど、現場ではシベリアと識別する確信がなかった。一方、都会の中の湿地なのに思ったより多くの種がいて楽しめた。
【観察鳥】キジ、コガモ、クイナ、タシギ、オオバン、カワセミ、 シベリアジュリン、セッカ、アオジ、カワラヒワ、ツバメ

■2019-3-28 会瀬港/日立市 晴
 S.T氏と共に再度訪れた。幸いにも2種とも悠々と泳いでいた。今回はOlympus E-M1+Leica100-400の使い勝手を確かめた。
【観察鳥】ハシジロアビ(1)、コクガン(1)、スズガモ(〜10)、カワウ(1)、ミミカイツブリ(1)、コチドリ(2)、セグロカモメ、イソヒヨドリ、ムクドリ、カラス

■2019-3-26 会瀬港/日立市 晴
 S.T氏より茨城県のどこかの港にハシジロアビが来ているらしいとの情報を得た。ネットで探すとすぐ見つかった。午前中所用があったので迷ったが、渡去する恐れを考えて210kmばかり車を飛ばした。現地に2時半過ぎについたところ京都ナンバーの車が一台あって、カメラマンが一人だけ800mm超望遠を構えていた。
 ハシジロアビはすぐ見つかった。同時にコクガンも一羽いたのには驚いた。埠頭に腰を下ろして2時間半ばかり撮影した。頭上にはツバメが10羽ばかり飛び回っており、良く来たと口に出さずに歓迎した。
【観察鳥】ハシジロアビ(1)、コクガン(1)、スズガモ(〜10)、ミミカイツブリ(1)、ヒメウ(1)、イソヒヨドリ、セグロカモメ、ツバメ(〜10)、トビ(1)、カラス

■2019-3-23 八王子高月地区 小雨
 フラッと寄ってみた。畑を小さなブルドーザーで耕しており、そこにカラスやセキレイ、ツグミ、タヒバリなどが群がって掘り返された土塊をつついていた。浄水場の池にはいくつかのカモ類がまだ残っていた。
【観察鳥】マガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモ、チュウサギ、ハシボソガラス(>50)、ハクセキレイ、ツグミ、タヒバリ

■2019-3-21 八丈島航路 薄曇り、時々小雨と晴れ間 <御蔵島周辺のオオミズナギドリ大群:70万羽以上いるらしい>

 この「アホウドリに会いたい!」商業ツアーは前日20日夜10時半に竹芝桟橋を出て、途中三宅島と御蔵島に寄港してから朝8時50分に八丈島に着く。朝6時頃から夕方4時過ぎまで探鳥する。お目当てはカンムリカイツブリ、シロハラトウゾクカモメ、カツオドリだったが、カツオドリだけ撮れた。カンムリカイツブリとシロハラトウゾクカモメはそれぞれ別のバーダーが一人づつ撮っただけである。原則皆は順光となる船の右舷で探鳥するが、カンムリカイツブリを撮った一人は左舷で間近から飛び立つ一羽を撮ったとのこと。
 全体に水鳥が遠く、よい画はほとんど無い。消化不良の旅だった。
【観察鳥】初見:カツオドリ(〜5)[海外既撮]。その他: オオミズナギドリ(おそらく1万羽以上)、アホウドリ(>10)、クロアシアホウドリ(>20)、コアホウドリ、オーストンウミツバメ(>10)、トウゾクカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、ウミウ、トビ、ハジブトガラス、(カンムリカイツブリ(他撮))、(シロハラトウゾクカモメ(他撮))

■2019-3-6 東よか干潟/佐賀市 小雨のち雨 <約1600m長の干潟柵>

 初め小雨だったが徐々に雨脚がつよくなり、12時前の私を入れた例の三人組は退出した。アカツクシガモを重点的に探したが見つからなかった。満潮水位が5.1mで、足下まで海水が来た理想的な状況にもかかわらず水鳥たちはあまり寄ってこなかった。我々の姿を気にしている様子が一斉に尻を向けて沖の方に歩き始めることから手に取るように分かった。潮が満ちて双方が近づけるため余計に気にしているのかもしれない。
 話し替わって、いままでズグロカモメだとばっかり思っていた多数のカモメはユリカモメであることをY.S氏に指摘された。あせって、ズグロを探した。少し見つかったが本日は圧倒的にユリカモメが多かった。
【観察鳥】 ツクシガモ(多)、マガモ、コガモ、シマアジ、ヒドリガモ、アオサギ、クロツラヘラサギ(〜20)、ヘラサギ(3)、ツルシギ、ダイゼン(多)、ハマシギ(多)、シロチドリ、トウネン、ユリカモメ、ズグロカモメ、セグロカモメ

■3-5 小城公園/佐賀市 快晴
 Y.S氏に教えられて訪問した。よか干潟から20km程度の距離にある町の中の小さな公園である。標高3〜40m程度の小山が樟の大木や桜並木で覆われている。  狙いは教えてもらった亜種キュウシュウコゲラである。なかなか見つからなかったが途中から現場にこられたY.S氏が見つけてくれた。そのほかに、カササギやトラツグミが間近に見られて楽しかった。
【観察鳥】初見:キュウシュウコゲラ[亜種]。その他:キジバト、ドバト、カササギ(〜5)、ヒヨドリ、トラツグミ(1)、シロハラ、シジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワ、アトリ

■3-5 東よか干潟/佐賀市 快晴<ハマシギの大群>

 予報どおり快晴だった。放射冷却のためか、早朝は濃い霧が立ち込めた。着いてすぐK.E氏と昨日アカツクシガモがいた北の端にいき、ずっと待ったがとうとう現れなかった。途中からY.S氏も加わって鳥の話に花を咲かせた。潮は明らかに昨日より近寄ったが満潮の9時過ぎから引き始めた。そこで柵に沿って帰り始めたところ、遠方にアカツクシガモを見つけた。ただ潮が引くに伴い徐々に沖に向かって遠ざかっていったので、満足のいく画像は撮れなかった。明日再挑戦しよう。
 本日は通常と違い、クロツラヘラサギの群れは最初から最後まで北の端から動かなかったし、ズグロカモメは昨日の1/10もいなかった。どうしたのであろうか。
【観察鳥】アカツクシガモ(1)、 ツクシガモ(>500)、マガモ、ヒドリガモ、ハマシギ(多)、シロチドリ(多)、ダイシャクシギ、ホウロクシギ、アオアシシギ、トウネン、ミヤココドリ、アオサギ、ダイサギ、クロツラヘラサギ(〜30)、ヘラサギ、ズグロカモメ、セグロカモメ、ミサゴ(2)

■3-4 佐賀空港東地域 薄曇り、時々晴れ間
 ここもY.S氏から教えられって、ホシムクドリ十数羽とオオカラモズを探しに来た。すでにK.E氏がホシムクドリを見つけていてくれたが、あいにくのにわか雨でしばらく待った。だか、やむ前に逃げられてしまった。いっぽう長崎から若いバーダーが来ていて、ヤツガシラを探しているという。噂が立っているらしい。
【観察鳥】ミサゴ、ホシムクドリ、ムクドリ、モズ、ミヤマガラス?、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ

■3-4 巨勢川調整池/佐賀市 薄曇り、時々晴れ間

 Y.S氏からここで数日前に トモエガモ800羽がいたと教えられた。来てみると、無数のマガモ、カルガモがいたが、トモエガモは見つからなかった。池は大きく、対岸の距離だと双眼鏡でさえ識別は難しいので見逃す恐れはあるが、少なくとも800羽がいたら見つかるはずである。たぶん大部分は渡去したのであろう。
【観察鳥】マガモ(極多)、カルガモ(極多)、ヒドリガモ(多)、カワウ(多)、ハチクマ?、ツグミ、ホオジロ

■3-4 東よか干潟/佐賀市 薄曇り、時々晴れ間
 予報は雨だったが、良いほうに裏切られて時々晴れ間が覗く良い天気だった。風も岸から干潟の方に吹いているので、水鳥の顔がこちらに向かっている。また、土地の有名なバーダーY.S氏に出会って様々なことを教えてもらった。まず、干潟の端のほうにアカツクシガモがいると教えられ、川崎から来ているK.E氏と連れ立っておっとり刀でそこへ向かった。まず遠くから証拠写真を撮ってから近づこうとしたら飛ばれた。アカツクシガモは日本では撮っていないので日本初見である。
 今日も、ツクシガモ、ズグロカモメ、ハマシギの多さには驚嘆した。Y.S氏から教えられたほかの場所に行くために、11時過ぎには退出した。また、潮位が5mを超えると水鳥が極限まで近くに来るとのことだった。明日は4.9m、明後日は5.1mとのことで、もう2日滞在することにした。
【観察鳥】初見:アカツクシガモ(2)[海外既撮]。その他:ツクシガモ(極多)、ヒドリガモ、アオサギ、クロツラヘラサギ(〜20)、ヘラサギ(1)、ハマシギ(極多)、シロチドリ(極多)、メダイチドリ、トウネン、ミヤココドリ、アオアシシギ、アカアシシギ、ダイシャクシギ、ホウロクシギ、ズグロカモメ、ユリカモメ(多)、セグロカモメ、ミサゴ、ハクセキレイ

■3-3 東よか干潟/佐賀市 小雨
 かつて大授搦(だいじゅがらみ)と呼ばれていた干潟である。今でも周辺の水田地帯は同名で地域の名称としては変わっていない。ちょうどタイミングよく満潮30分前の7時半に着くことができた。しかしあいにくの小雨でバーダーとて一人もいなかった。通常よりはかなり近くまで水鳥がきていたがそれでも数10m以上離れており、よい画質の写真はあきらめである。
 干潟では圧倒的にハマシギが多く、次に多かったのはツクシガモであった。想像をはるかに超えていた。必死にヘラサギを探したが、大部分のシギチドリは35mm換算1000mmの望遠レンズでも種の識別困難でほぼあきらめ気味である。ちょうどレンジャーとみられる人が接近してきたので、聞いてみた。すると案の定、定点観測している人が一昨年だけ4月にヘラシギを撮ったとのことで、その後今まで見ていないという。いたとしてもよほど運よく双眼鏡やフィールドスコープで識別できる距離に近づいてくれなければ存在を確認できない。本日二回目の撮影適期が終わる11時に退出した。
【観察鳥】ツクシガモ(>500)、コガモ、マガモ、オナガガモ、キジバト、アオサギ、コサギ、クロツラヘラサギ(〜20)、ハマシギ(>1000)、ツルシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、ツルシギ、ダイシャクシギ、ユリカモメ、ハシボソガラス、ツグミ、ジョウビタキ、シロハラ、スズメ(小群)

■3-2 今津干潟/福岡県 薄曇り
 広島から佐賀に来る途中で寄ってみた。3時半から4時半まで瑞梅寺川の南岸土手をうろついた。目的のクロツラヘラサギとツクシガモは見つかった。ただし北岸に沿って滞留していたのでとても遠く、写真を撮らなかった。
 探索中、若いバーダー一人に出遇ったので、様子を訊いたところ、しばしばタゲリなどが群れていることがあるが、本日は見ていないとのこと。
【観察鳥】ツクシガモ(2)、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、コガモ、ウミアイサ(3)、アオサギ、コサギ、クロツラヘラサギ(〜30)、アオアシシギ(2)、ミサゴ(1)、ハシボソガラス、ムクドリ(小群)、ホオジロ


■2019-2-28 東広島市鏡山 薄曇り、暖かい
 海辺の低山の中腹に造られており、多少期待して行ったのだが期待外れだった。食堂の前の餌台にわずかの小鳥が来ただけだった。
【観察鳥】ヒドリガモ(多)、スズガモ、ハシビロガモ(1)、マガモ、オオバン、カイツブリ、ハシボソガラス、シロハラ、ジョウビタキ

■2019-2-28 呉市黒瀬川 薄曇り、暖かい
 海に面した汽水域に多くのカモメ類が集まっていた。足をこきざみに動かし、砂の中の餌をつまんでいた。
【観察鳥】カモメ(多)、ウミネコ、セグロカモメ(多)、ユリカモメ(多)、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモ

■2019-2-28 広島市森林公園 薄曇り、暖かい
 海辺の低山の中腹に造られており、多少期待して行ったのだが期待外れだった。食堂の前の餌台にわずかの小鳥が来ただけだった。
【観察鳥】カワラヒワ(〜5)、ホオジロ(2)

■2019-2-28 三原市沼田川 薄曇り、暖かい
 昨日東京から約770km走った。昨日中には目的の東広島市に至らず山陽道のSAで車中泊をする予定だったが、気が変わって尾道でビジネスホテルに泊まった。本日は目的地に行く途中でいくつかの探鳥地をみつけた。
【観察鳥】マガモ(多)、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモ(多)、オオバン、アオサギ、カラス、ムクドリ

■2019-2-24 八王子市長池公園 快晴、暖かい
 何かの冊子で見た公園に初めて来てみた。周囲が市街地の結構大きな公園で、二つの池がありクヌギ林の丘陵と谷戸で構成される。暖かい日曜なので、広場には幼い子供連れ家族が沢山集っていた。Leica100-400+Olympus E-M1Uの試写が第一の目的である。陽の差さない林の中ではISOが6400となり画質の劣化が認められるが、被写体が近いとそれほど画質劣化は気にならないことを認識した。
【観察鳥】コガモ、カルガモ、マガモ、カワウ、チュウサギ、ヒヨドリ、ツグミ、アオジ、ルリビタキ、[ジョウビタキ]、ハクセキレイ、ヤマガラ。[・・]:他者情報

■2019-2-23 あきる野市・横沢入 快晴、暖かい
 いつもの溜まり場で油を売った帰り、午後4時過ぎにふらっと寄ってみた。野鳥を撮り始めた頃、ベニマシコやコジュケイに出遇ったなつかしい処である。カメラには35mm換算300mmのレンズしか付いていないので、まともに野鳥を撮る気はなかったが、ノスリとアオサギが迎えてくれた。
【観察鳥】アオサギ、ノスリ、ハシブトガラス、ホオジロ

■2019-2-21 秋川流域 快晴、暖かい
 狭山湖からの帰りに通りすがった。カイツブリとダイサギが一羽づつ見つかっただけ。
【観察鳥】カイツブリ(1)、ダイサギ(1)

■2019-2-21 狭山湖 快晴、暖かい
 狭山池公園に行ったのでついでに寄ってみた。着いたのは正午頃であった。驚いたことに先月あれほどいたカンムリカイツブリはおろか、カモ類も全く見あたらなかった。どうしたのであろうか。水浴びするカラスだけが目立った。
【観察鳥】ハシブトガラス(〜30)、ハジロカイツブリ(1)、カワウ(1)、モズ(1)、ツグミ(1)、スズメ(〜10)

■2019-2-21 狭山池公園/瑞穂町 快晴、暖かい
 友人から「ここでよく鳥が見られる」と教えられ訪れてみた。小さな池が三つ重なっており、縁の直近まで住宅地が迫っている。これでは野鳥が沢山いることはないと思った。カルガモとマガモがいるだけだった。
【観察鳥】カルガモ(〜40)、マガモ(〜5)

■2019-2-20 埼玉県民の森 快晴、四月下旬の陽気
 Olympus E-M1UとLeica100-400の相性を確かめた。早めの高ISO時の画質劣化を除けばD500 + Nikkor500/5.6に肉薄するシステムであることを確認できた。両者の使い分けに苦労しそうだが、贅沢な悩みでもある。
【観察鳥】シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、アトリ中群(40〜50羽)、オオマシコ

■2019-2-4 埼玉県民の森 快晴、四月下旬の陽気
 Fujiシステム(Fujinon100-400+X-H1)の画質を検証しに行った。評価項目は合焦精度、目標捕捉能力などである。結論から言えば、Nikkor500/5.6+D500には明らかに及ばない。野鳥ではない他の被写体では同等以上と評価しているが、なぜこうなるのか理解に苦しむ。Fujiシステムを整理しなければならないかもしれない。
【観察鳥】シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、アトリ、オオマシコ、カシラダカ、キジバト、カケス

■2019-1-22 埼玉県民の森 快晴
 昨年3月ここでオオマシコを撮ったので、1月下旬で早いとは思ったが、餌付けしているので何かはいるだろうと期待してきてみた。10時半に着いてなかなか出てこないと思っていたら、帰って写真を整理していたら着いて早々木に止まっているのを少し撮っていた。オオマシコを認識して撮ったのは12時過ぎで、足の指先も凍るので30分もして退出した。ここはiPhoneで見ると標高890mであり、来る途中の外気温は-1℃で下界よりかなり寒い。
【観察鳥】シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、アトリ、オオマシコ、ホオジロ、カシラダカ、[アカゲラ]。[・・]:他者情報。

■2019-1-17 渡良瀬遊水池 快晴
 先日のFujiシステムが満足できなかったのでフラストレーションが溜まった。払拭するべく再訪した。結果はほぼ満足できるものだった。ミラーレスがレフと同等になるのはいつのことだろうか、あるいは永遠に溝は埋まらないのだろうか。
【観察鳥】キジ、マガモ、カルガモ、アオサギ、ダイサギ、カワウ、ノスリ、トビ、カラス、モズ、ヒヨドリ、ツグミ、ジョウビタキ、シジュウカラ、スズメ、シメ、ベニマシコ、オオジュリン、ホオジロ

■2019-1-14 渡良瀬遊水池 快晴
 FujiのX-H1+100-400mmシステムの使い勝手を確かめに来た。野鳥の前に小枝があるような場合には野鳥にピントが合いにくい、飛び出しを捉えるようとすると撮影に一呼吸遅れるなどの欠点を再認識した。ミラーレスの欠点はいまだ払拭できていないようだ。当面D500にせざるを得ない。ただ、これらの場合を除けば画質には満足できる。
【観察鳥】ドバト、ノスリ、トビ、ハシボソガラス、モズ、ムクドリ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、カワラヒワ、シメ、ベニマシコ、アトリ、ホオジロ、アオジ

■2019-1-10 東京都あきる野市 快晴
  ふらっと寄ってみた。普段は行かない奥の方でこんな看板を見つけた。カオグロガビチョウは帰化鳥として扱われており、説明にこうある。「中国や東南アジアに生息/日本ではあきる野市周辺でのみ繁殖/ピョーッ、ビューッとけたたましく鳴き、群れで移動する」とある。6年前に遭遇したカオグロガビチョウがこれほど局地的に生息している稀少種とは思わなかった。少なくとも2013年5月以降は見ていないからまだ生息しているかは不明である。
 「野生動物は個体数が500を切ると、自然減となり絶滅に瀕する」と言われている。500という数には諸説あるらしいが、現実に日本のトキは絶滅したし、越谷市のシラコバト、このカオグロガビチョウなどには当てはまるような気がする。鳥の世界ではヘラシギなどが危険視されていることを知っている。
【観察鳥】シジュウカラ、ハシブトガラス

■2019-1-10 狭山湖  薄曇り
 ホオジロガモがいるとネットにあったので来てみた。間もなく雌が一羽見つかった。去年11月15日に見た個体と同じかもしれない。狭山湖常連さんのカンムリカイツブリは相変わらず集団で漁をしていた。その他の野鳥は全般に少なかった。カメラマンも私以外は二人だけだった。
【観察鳥】ホオジロガモ(♀1)、マガモ、コガモ、キンクロハジロ、アオサギ、カンムリカイツブリ(〜500)、ハジロカイツブリ(〜30)、カイツブリ(1)、ハシブトガラス、ヒヨドリ、スズメ、タヒバリ(1)

■2019-1-2 西湖野鳥の森  快晴
 鳥撮り初めである。去年もこの日にここを訪れた。偶然である。ただ、去年のようなイスカの来訪はなかった。カメラマンも少なく延べ数人だった。
【観察鳥(野鳥の森)】マヒワ、アトリ、ヤマガラ、シジュウカラ、アオジ、クロジ?
【観察鳥(西湖)】ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン


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