www.woodpecker.me 更新日=2024-8-2

   ■著者横顔


主要更新
◆'21-4-2:[昆虫採集と自然保護]をwww.suna.ccから取りこむ。
◆'19-4-19:[趣味]を取りこむ。
◆'11-1-1:本欄再構成
野鳥写真集編集・発行  Editing and publishing of bird photobooks





■「北アメリカの野鳥」Birds of North America キツツキ探鳥記ーその9 176頁 2024年8月発行
 その8を最終としていたが、アメリカに行けたことによりカナダと併せて「北アメリカの野鳥」としてまとめた。

   ■その9:北アメリカの野鳥」   初見
     ・アメリカ ………………… 121
     ・カナダ ……………………  51
                 計 172

<2024-12-9記>


■「南アジアの野鳥」Birds of South Asia キツツキ探鳥記ーその8 168頁 2021年12月発行
 キツツキ探鳥記(その7)「東南アジアの野鳥」に続いて本書を発行した。本書が最終となる。インドよりスリランカの初見数が多いが、先にスリランカを訪問したことに因る。

   ■その8:「南アジアの野鳥」 初見
     ・インド ………………… 39
     ・スリランカ …………… 61
               計  100

 まだ、カナダ、マリアナ諸島が残っているが、将来米国本土探鳥ができた時点で考えてみたい。 <2021-12-9記>


■「東南アジアの野鳥」 Birds of Southeast Asia キツツキ探鳥記ーその7 196頁 2021年11月発行
 キツツキ探鳥記(その6)「東アジアの野鳥」に続いて本書を発行した。掲載候補の母数が多く、選択に苦労した。

   ■その7:「東南アジアの野鳥」 初見
     ・タイ ……………………  97
     ・マレーシア …………… 120
     ・インドネシア …………  38
               計  255

 まだ、カナダ、マリアナ諸島が残っているが、将来米国本土探鳥ができた時点で考えてみたい。 <2021-11-25記>




■「東アジアの野鳥」 Birds of East Asia キツツキ探鳥記ーその6 184頁 2021年10月発行
 2021年2月に最初の
    ■「世界の野鳥」を発行し、次いで、
    ■ その2:「エクアドルの野鳥」、
    ■ その3:「ケニアの野鳥」、
    ■ その4:「オーストラリアの野鳥」、
    ■ その5:「日本の野鳥」
と5冊の写真集を仕上げた。
 当初の計画はこれで終了したが、まだ多くの国の野鳥を放ってある。それら一国の探鳥だけでは一冊分の内容を充実しがたいのが主な理由だが、COVID-19の為、海外はおろか国内の遠征もままならぬ現在、原稿だけは作成してみることにした。下記の三巻である。


キツツキ探鳥記
■その6:「東アジアの野鳥」初見
  ・モンゴル …………… 29
  ・中国 ………………… 51
  ・台湾 ………………… 57
            計 137
■その7:「東南アジアの野鳥」初見
  ・タイ …………………… 97
  ・マレーシア …………… 120
  ・インドネシア ………… 38             計  255
■その8:「南アジアの野鳥」初見
  ・インド ……………… 39
  ・スリランカ ………… 61
            計 100

 まだ、カナダ、マリアナ諸島が残っているが、将来米国本土探鳥ができた時点で考えてみたい。 <2021-10-3記>


■「日本の野鳥」 Birds of Japan キツツキ探鳥記ーその5 228頁 2021年8月発行
 本年2月から毎月一冊の写真集を仕上げてきた。そして当初の計画であった最終の「日本の野鳥」編集にあたり大いに悩んだ。

 海外の探鳥では、出遇う鳥、出遇う鳥はほぼ全て初めてみるものばかりであり、まともに撮れた写真をなるべく沢山羅列するだけで写真集の体裁は整う。筆者の感動をそのまま読者にも感じてもらえると期待できる。

 ところが、日本の野鳥では、ドバト、カラス、スズメなどのごく普通の鳥を羅列した図鑑写真では何の感動も呼び起こさない。とくにバードウォッチャーには全く訴えない。これらを魅力的に見せるストーリーが必要であることを痛切に感じた。



 悩んだ末、まずは◆姿・形が美しくそれ自体が目を奪う鳥、◆背景が魅力的で野鳥との協調性がある自然、◆普通種であっても鳥自体が芸をしているもの(例えば、餌を獲っている、子育てしている等々)、◆外来種、交雑種、渡り鳥などカテゴリーを設定できるもの、などと分けて掲載することとした。

  方針はほぼ固まったが、実際取捨選択を開始すると単純に分類することが難しい種が次々と出てきて、大いに迷っている。野鳥の数よりは画像の質を優先してまとめてなんとか仕上げた。日本で撮影した野生の種は434、亜種は48、合計482種のうち、411種を載せることができた。 <2021-8-1記>


■「愛しき日々の光」第三篇 188頁 2021年7月27日発行(DTP:Desktop Publishing担当)
 キツツキが所属している「三多摩写真連合ルピアの会」が、来る9月に開催する第60回写真展を記念して写真集を発行した。著者は53名で、一人当たり2枚か4枚掲載し、全部で178枚の写真を収めている(写真集全体は188頁で構成される)。

 キツツキはそのDTPを担当した。特に色味を大切にするべき写真集であるから、人肌の色や花弁の色の再現にかなり気を遣った。レーザープリンターによる印刷は多少赤色の度合いが落ち、結果として彩度が低下する傾向があるので元画像の調整に苦労したが、結果としてとても旨くいった。今までに四冊の野鳥写真集を編纂した経験が役に立ったようだ。
  <2021-7-21記>  


■「オーストラリアの野鳥」 Birds of Australia キツツキ探鳥記ーその4 192頁 2021年5月発行
 2004年に仕事の学会出張でアデレードを訪れた。初めての南半球である。休みの時に街の公園や動物園で野鳥や放し飼いの鳥を見ると、どれも日本にはいないと感じたので、遇う鳥遇う鳥の全てを撮ってみた。

 まだ野鳥に特に興味があったわけではないが、14種類の野鳥を撮っていた。どれも日本にはいない鳥である。この貴重な経験が野鳥撮影を始めるきっかけとなったのだろう。

 そして本格的に野鳥を撮り出した後、2013年に友人K.K氏と共にケアンズ近郊を訪れた。行く前は目標を初見鳥80としていたが、147の初見鳥を撮ることができた。



 オーストラリアは大陸の四隅、すなわちケアンズ周辺、メルボルン周辺、パース周辺、ダーウィン周辺で気候・植物相などが異なっており、常々ケアンズ以外にも行きたいと思っていた。そんな時 S.T氏からパースへの格安航空券発売の情報をもらい、久しぶりに私的な探鳥旅行を二人で計画することにした。探鳥成果としては、すでにケアンズで多くの種を撮っていた事もあり、初見鳥は60種に留まった。ただ、ケアンズでは撮れなかったエミューに出遇えたので大いに満足し、2700kmを超えるドライブも楽しめた。    <2021-5-19記>


■「ケニアの野鳥」 Birds of Kenya キツツキ探鳥記ーその3 208頁 2021年3月発行
 友人三人と13 ヶ所の探鳥地を訪問し、19日間の旅行を終えた。草原での野生動物はマスメディアで報道されるそのものであったが、直に接すると訴えてくるものが違う。これらの報道の中では野鳥はあまり紹介されないのでそれほど多くはないのだろうと思っていた。

 したがって200 種以上の初見鳥を撮れれば満足と考えていたが、307 種を撮ることができた。期待数を大幅に超え、アフリカを代表するいく つかの鳥にもほとんど遇うことができた。ハシビロコウは撮れなかった が、もともとケニアではごく稀な迷鳥なので期待はしていなかった。


 赤道直下ではあるが、旅行の大半は海抜1000m を超す高原なので日陰 の気温はそれほど高くはない。しかし真上から照らす日差しはこれまで Birds of Kenya 2015 - 11 ケニアの野鳥 経験したことのないほど酷く暑かった。途中、強行軍に多少疲れ熱中症 の兆候を感じたが、そんな時は探鳥ペースを落とした。

 そのためか旅に支障をきたすこともなく予定通り回れたのは幸いで あった。また、旅の仲間三人( 金子、小倉、戸井田三氏)とも冗談を言い 合いながらの弥次喜多道中で、楽しい会話の旅でもあった。

 撮影した写真は約37,700 枚であった。SD メモリカード64GB を16 枚、 32GB を8 枚持っていったのだが、撮影後半にこのペースでは全部をバッ クアップ記録できないことが判明し、32GB は全て順次記録にした。過去 にSD カードが壊れた経験が二度あるのでバックアップのない記録は不安 であったが、幸運にも画像は全て取り出せた。
   <2021-4-30記>


■「エクアドルの野鳥」 Birds of Ecuador キツツキ探鳥記ーその2 208頁 2021年3月発行
 初めての写真集「世界の野鳥」をまとめるのに2020年12月から丸二ケ月かかった。それだけ要したのは、DTPソフト:Adobe InDesignの使い方と入稿フォーマットの習熟を同時に行っていたこともあるが、もっとも苦労したのは、掲載する野鳥の取捨選択であった。

 紙面の制約上、全撮影野鳥数の1/6弱の290種ほどしか掲載できなかったので、色彩豊かで目立つ鳥を中心とせざるをえなかった。この「世界の野鳥」中、エクアドルの掲載鳥はわずかの40種で、多くの美麗な野鳥を割愛せざるをえず、「世界の野鳥」編集中にすでに「エクアドルの野鳥」の発刊を目指して、同時並行で編集を行った。



 その結果、この二番目の写真集(キツツキ探鳥記-その2)の発行に至った。掲載できた野鳥の数は265種で、356種全体の74%を掲載できた(頁数:208)。特にフウキンチョウの52種は全て載せられたので満足した。 海外では、移動しながら出遇う鳥を撮ることがほとんどで、特定の鳥を狙って待ち受ける場合でも、長くて30 分が限度である。したがって、不満足な画像しか撮れなくても移動せざるを得ないことも多い。時に後ろ髪を引かれながら立ち去ることもままにある。1時間以上ねばったがカサドリ(Umbrellabird)にはとうとう遇えなかった。   <2021-3-26記>


■「世界の野鳥」 Birds of the World キツツキ探鳥記 208頁 2021年2月発行
(まえがき)
 2004年オーストラリアに仕事で出張した際、見知らぬ多くの野鳥に市中で遭遇し、とりあえず手持ちのカメラで撮影していた。そんなことから、なんとなく野鳥に関心を持ち続けていたのだが、2009年定年退職をきっかけに本格的に撮影を始めた。

 その際、よき鳥友の指導を得て、年に一度は海外に出かけるほどになった。10年を経た今年2020年、COVID-19のために海外どころか国内での遠征旅行もままならず、ちょうど本写真集をまとめる良い機会と捉えた。

 この10年間で日本国内での430ほどを含み、今まで1850種を超える野鳥を撮影した。いっぽう、世界には10,000種ほどの野鳥がいるが、定年後に撮影を始めた身にとって、その四分の一でも目標にするのは狂気の沙汰である。

 まだ見ぬ鳥を探して歩き回っていると、本来の目的を一時忘れるほどすばらしい自然風景や野生動物に遭遇することがある。予期していないがゆえにいっそう感動する。

(あとがき)
 ほぼ一ケ月で編集を終えた。もっとも苦労したのは、掲載する鳥の取捨選択であった。紙面の制約上、撮影野鳥数のほぼ1/6の289種しか掲載できなかったので、色彩豊かで目立つ鳥が中心となった。

 海外では、移動しながら遭遇する鳥を撮ることがほとんどで、特定の鳥を狙って待ち受ける場合でも、長くて30分が限度である。したがって、図鑑的な静止横顔写真に偏りがちであるが、初見鳥の撮影数を増やすことを第一目標としているライファー・ハンターなので割り切っている。

 この先、脚が萎えて遠出が困難になれば、近辺のマイフィールドを開拓する方向に向かおう。 <2020-12-19記>


 訪問年
 訪問国
初見鳥
種数
掲載
種数

2009以前
2010-2020
2010
2010/'12/'14
2010/'11/'12
2011
2012
2013
2013/'19
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2018
2019
北米、欧州
日本
韓国
台湾
マレー半島
ボルネオ
スラウェシ
エクアドル
オーストラリア
サイパン/ロタ
タイ
ケニア
カナダ
スリランカ
モンゴル
インド
中国
8
*434
3
56
55
65
38
356
221
16
97
305
53
61
29
40
51
0
25
0
18
6
16
12
40
34
11
18
28
23
16
13
13
16

 (*内、33:海外との重複種数) 1855 289

探鳥スタイル  My bird photographing style

    <メインのシステム(Nik 500/4+TC14E+D7000)を担いで、スラウェシ島のジャングルを往く(2012-7-1)>

 三脚込みのこのカメラシステムはほぼ9kgである。これにサブカメラ、双眼鏡、携帯椅子、カメラの雨覆い、雨傘、ポンチョ、ペットボトル、若干の食料などを入れると合計15kg程度になる。重さにはなんとか慣れたが、長い上り坂はいまだにつらい。とくに温度・湿度ともに高い熱帯ジャングルではなおさらだ。しかし初日はほぼ8時間歩きづめだったが、次々と初見の鳥がでてくるとつらさを忘れる。げんきんなものである。今はまだ気力が体力に勝っている。

 ほとんど左肩でかつぐので、鎖骨の上は堅くなりつつある。三脚だこであろうか。背骨のまがりに癖がつきはしないかと時々右肩にするが気休めだろう。30歳台半ばにぎっくり腰をやった後遺症だろうか、電車の中で30分も立っていると左足がしびれてくるが、初見の鳥が次々にでてくると8時間歩いても大丈夫であった。     <2012-8-25記>

野鳥撮影開始のきっかけ  Start of bird photographing
 40年間働いた後、2009年春に退職し年金生活者となる。蓄えの許す限り海外旅行をし、風景写真やスナップ写真を撮ろうと計画し、カメラシステムも退職前に揃えた。2009年冬安曇野にドライブしたおり、梓川でコハクチョウの群れを見たことが、撮影対象を絞る転機となった。川に浮かぶ優雅な白鳥の群れに向けて望遠レンズを構えた数人のカメラマンを見たとき、「これだ」と確信した。ここから本格的にバードウォッチングが始まった。

 中学、高校時代から蝶の採集、また同時に電気に興味を持ってアマチュア無線やオーディオに凝る。自然の中に踏みいるためにオフロードバイクに乗って、各地を回る。バイクツーリングは10年間続いた。今でも車では一日800km以上走ることもあり、長距離ドライブにはなれているが、さすがに仮眠を多く摂らざるを得ない歳となった。探鳥には時として人影のない山野に踏み込む。バイクツーリング、蝶蒐集と相通じる。バードウォッチングを始めたのは必然かもしれない。

 本サイト名「キツツキ」は、高校時代、親しい友人から一時期「woodpecker」というあだ名を頂戴したことにちなんで名付けた。本当は好きなキクイタダキやエナガの名をつけたかったのだが、言いにくいことと、それぞれGoldcrest、Long-taield Titという英名もしっくりこなかったのであきらめた。
<2010-1>

青春の詩  "Youth" by Samuel Ullman
 私はあまり詩歌に関心がないが、ごく少ない中で強く印象に残った詩がある。サミュエル・ウルマン (1840-1924)の作で、後世誰かが勝手に改ざんしているのを見かけるが下記のものが原作であろう。
  なお、多くの訳があるが、私なりに訳してみた。文学的センスに乏しいので、プロフェッショナルにはとうてい及ばないし、かつて読んだフレーズが随所に散見されるが、これもご愛敬。

 「青春とは過ぎ去って初めて認識するものだ」と誰かが言ったが、まさに痛切に感じるこの頃である。せめて気だけは.....若く保とう。<2009-12>

YOUTH

Youth is not a time of life, it is a state of mind.
It is a temper of the will, a quality of the imagination,
a vigor of the emotions, a predominance of courage over timidity,
of the appetite for adventure over love of ease.

Nobody grows old by merely living number of years;
peoples grow old only by deserting their ideals.
Years wrinkle the skin, but to give up enthusiasm wrinkles the soul.
Worry, doubt, self-distruct, fear and despair
--these are the long, long years
that bow the head and turn the growing spirit back to dust.

Whether seventy or sixteen, there is in every being’s heart
love of wonder, the sweet amazement at the stars and the starlike things and thoughts,
the undaunted challenge of events, the unfilling child-like appetite
for what next, and the joy and the game of life.

You are as young as your faith, as old as doubt; as young as your self-confidence,
as old as your fear, as young as your hope, as old as your despair.
So long as your heart receives message of beauty, cheer, courage, grandeur
and power of from the earth, from man and from the Infinite as long as your are young.

When the wires are all down and all the central place of your heart is covered
with the snows of pessimism and the ice of cynicism,
then you are grown old indeed and may God have mercy on your soul.

ーSamuel Ullmanー


 青春              サミュエル ウルマン

 青春とは人生のある時期をいうのではなく心のあり様をいうのだ。
 強い意志、たくましい想像力、熱い情熱、臆病心をすてる勇気、安易を求めない冒険心、
こういうあり様を青春というのだ。

 歳を重ねただけでは人は老いない。理想を失った時に初めて老いる。
 歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失うときに精神はしぼむ。
 苦悶や、疑惑、不安、恐怖、失望、こういうものが長い歳月のごとく頭を垂れさせ、
精気ある魂を塵と化す。

 歳は七十であろうと、十六であろうと、その胸中に抱きうるものは 、驚異を愛する心、
きらめく星々、その輝きにも似た事物や思想に対する感動、事に臨んでの不屈の挑戦、
子供のごとく求めてやまない探求心、人生への歓喜と遊び心。

  人は信念と共に若く   疑惑と共に老いる。
  人は自信と共に若く   恐怖と共に老いる。
  人は希望ある限り若く  失望と共に朽ちる。
 大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と力、威厳を受ける限り人の若さは失われない。

 これらの霊感が絶え、心が悲観の雪に覆われ、皮肉の氷で閉ざされば、人はまことに老いて神の憐れみを乞うほかはなくなる。


昆虫採集と自然保護  Insect collecting and conservation of nature
■蝶採集の難しさ
 蝶が捕獲に値するぐらいきれいな状態(マニア間では”完品(かんぴん)”と称す)を保つのは成虫で越冬しないほとんどの種で1週間あるかないかの短い期間である。個々の個体に限れば、1日あるのかどうかわからないほど短い。したがって、自分が持っていない珍しい種を採りに遠路出かけても、その日が曇っていたり雨が降っていたりしていると、採集どころかまず姿さえ見つからない。という訳で休みが自由に取れないサラリーマンがこの趣味を続けるにはよほどの覚悟と犠牲が必要である。就職すると多くのマニヤが挫折するか、大幅に活動が鈍る。甲虫は腐った木などに潜んでいることが多く、蝶よりは天候に左右されないので続けやすい。
 サラリーマンの私も大幅に活動が鈍った一人。二百数十種生息している日本の蝶のうち130種あまりを採集して飽和している。ただ、今でも網はもって出かけることが多いが、特定の地域の期間限定の特定の種を狙っているわけではないので収穫はほとんどない。ありふれた種でも日本全国の変異を調べている奇特なマニヤもいるが、そこまで入れ込めなかった。
 それに近頃昆虫そのものの個体数が大幅に減ったような気がする。昔は夏の高速道路を1、2時間走ればフロントガラスに沢山の虫がくっついて時々ワイパーで除去したものだが、今はほとんど付かない。日本の自然にもレイチェル・カーソンの「沈黙の春」が起こっているのではないだろうか。一般に松食い虫と総称される松の材の線虫とその宿主のゴマダラカミキリを殲滅するために無差別・広範囲に山に薬剤をまいたりしたことはないだろうか?カミキリなどの甲虫は相対的に強く、弱い"いもむし・けむし"のほうが先に死に絶え、そしてその"いもむし・けむし"の最後の姿である蝶や蛾や羽虫が減ったと考えるのはうがちすぎだろうか.....いもむし・けむしが減れば、これらを捕食する野鳥もまた減る道理である。

■環境保全
 過度の採集による特定の種の絶滅というテーマについてはもうすでに専門家によって徹底的に語られているのでここでは取り上げない。日本の蝶については心ないマニヤの乱獲に絶滅した種がある。特に限定された地域での希少種は採集しないなどの配慮が必要なのはいうまでもないが、大勢としては宅地造成、農地開拓、林業増進などの大規模な自然環境変化、つまり植生の変化の影響が一番大きい。雑木林を杉や檜の森にするだけで大幅な動植物の後退が生じる。
 特に蝶の幼虫、いわゆる"いもむし"は極めて限定された食草、食樹しか喰わない。一般大衆にもよく知られているのはアゲハチョウの柑橘類、オオムラサキのエノキなどであろうか。キアゲハの幼虫はニンジンの葉も喰うがパセリの葉も喰う。これらが近縁の植物であることをキアゲハから教えられる思いである。蛾の幼虫、いわゆる"けむし"は雑食で、街路樹や果樹を荒らすのはほとんどが蛾の幼虫である。日本に蛾は5000種以上生息してる。蝶の20倍以上であり、雑食のしぶとさが表れているのだろう。オオスカシバは蛾に分類されているが、その幼虫はクチナシの葉しか喰わない。学問上では蛾であるが限りなく蝶に近いのである。分類学には狭間における多義性が生じる。

■命への畏敬
 多くの小学校で昆虫採集をやらなくなって久しい。昆虫採集は一時殺生をすることになるが、むしろ自然の摂理を学び、命の尊さに気がつくきっかけになるのではないか。幼児は生まれつき、"大人の言葉で表現すれば"「残虐」である。赤とんぼの頭を引きちぎって「とんがらし」にしても平気である。でもそれを認識すべき歳にある小学生がデバートで売っているカブトムシ、クワガタムシを扱っている様を見ていると強くそう思うのである。動物の生存は他の動物の命の犠牲の上になりたっていることをしかるべき年齢で理解しなければならない。「残虐だ」とかいう情緒的な言葉でもって眼をそらしてはいけないのではないかと思う。ただ、単純明快な解があるテーマではない。私の蝶採集もフォトハンティングに変わりつつあるがこれが実採集よりはるかに難しい。   <2005.7.19記>


蒐集癖  Collecting Mania
 地域の文化祭に出展するため、様々な場面で撮影した風物をまとめてみた。写真作品としての価値はほとんど無いと思うが、文化祭としては面白かろうという気持ちである。
■野鳥写真 Wild birds in bird-watching trips <撮影した野鳥の抜き書き>


■野生動物 Wild animals in bird-watching trips <探鳥旅行中に遭遇した野生動物>


■昆虫 Insects in bird-watching trips <チョウが全体の60%強。昆虫でないのは右下の赤いダニのみ>


■植物 Wild plants in bird-watching trips <探鳥旅行中に遭遇した植物>


■マンホール Manholes <撮影対象を模索していた時期に撮っていた対象の一つ>


■街の風物 Town scenery <撮影対象を模索していた時期に撮っていた対象の一つ>


■蒐集蝶 Butterflies collected <10〜30代に蒐集した蝶の一部:ウスバキチョウ等は1964年採集、採集禁止前>
     (2018-9-24記)

趣味の変遷  Transition of Hobbies

■蒐集癖 <幼稚園時代から死ぬまで>
 物心ついたときに蒐集癖が始まった。幼稚園時代は道に落ちている釘を拾っては長さや曲がり具合を分類して集めていた。昔はほとんど一戸一戸大工が木の家を建てていたものだから、どこの路地にも沢山の釘が落ちていた。よく自転車も釘を拾ってパンクしたものだ。昨今のプレハブ中心の建築ではもうほとんど釘を使わないから道に落ちている釘も無くなった。

■切手 <小学生→中学生時代>
 小学生時代は誰もが一度は集めただろう切手。まだこの当時、地方の郵便局へいくと東京では多少高価になっている国立公園切手などが正価で買えたものだ。近い親戚に四国八十八番札所の寺があるので古い手紙が沢山保存されており、明治、大正の手紙から切手をはがしてもらっていた。集めるのは商売目的ではないから一種類一枚の収集であるが、結構な種類を集めて仲間に自慢していたのを記憶している。

■マッチ棒 <小学校・高学年>
 また小学生時代、マッチ棒の先に付いている火薬?の色を分類して集めていた。おどろくなかれ、同じメーカーの同じモデルでない限りほとんど別の色と分類でき、まもなく百色を超えることとなった。キリがないと馬鹿らしくなり、しばらくして消滅。多分、1年間もたなかったと思う。

■蝶蒐集 <とくに高校から大学時代>
 中学後半から始めた蝶の蒐集はその後長く続いた。いまでも旅行や山間部にいくときは捕虫網と三角紙を持っていくことが多い。この蝶蒐集は弟が始めたものであり、大学時代までは一緒に採りに行ったものだ。父と同じく体操をやっていた弟は大車輪もできるほどなのに、私は逆上がりもできない。その運動神経の差は収穫量の差になって現れる日々だった。釣りも弟につられて後についていったものだが、せっかちな性格に合わず長続きはしなかった。

■大雪山の高山蝶 <大学2年生時>
 蝶の蒐集で自慢できるのは、来年から国立公園内は採集禁止になる大学二年の年、大雪山(「たいせつざん」と読むのが正統。穂高も「ほたか」が正統)の白雲岳に4日間籠もり、採った高山蝶。東京から飛行機で来て、採集してからまたその日のうちに飛行機で帰る大手建設会社の重役と話をしたのが印象に残っている。 4日間の小屋籠もりを終え黒岳に移動したが、その夜旭岳でヒグマに襲われたパーティが命からがら逃げてきたのが未だに忘れられない。もともと「山に入るときはむすびをいくつか用意し、それを道にばらまきながら熊がそれを食っているうちに逃げよ」なんてまことしやかに言われていたのだが体験して納得した。

■過去の趣味と決別 <23才>
 東京の会社に就職する際、蝶は引っ越し荷物として送ると痛むので電車を使って手で運んだ。その他の全部の荷物は知人宅に預かってもらっていたら、その夜知人宅が不審火で全焼。大学時代の私物は蝶以外すべて失った。ここで、切手蒐集は強制終了。その他の収集物もすべて消滅。さしたる気分の落ち込みもなかったのが今考えると不思議だが、大学の講義で習った知識をそのまま活かせる仕事に就いたので、いちばん困ったのは講義ノートと参考書の焼失。特にノートは段落を付けてかつカラフルに整理して書いてあるので、多くの友人に請われて写させたほどの逸品(自分で言っていれば世話はない(^_^;))....失ったものは美しい。

■無線とオーディオ <高校時代〜30歳代半ば>

 高校時代から30才代半ばまでは、アマチュア無線の送受信機、ついでオーディオアンプの自作に凝る。無線のライセンスは取得しなかったので、もっぱら 807送信機に蛍光灯を近づけて点灯しては喜んでいたレベルで終了。左の写真は、とうとう使われなかったVHF帯の送信管、2B29である。
 ダブルスーパーヘテロダイン受信機は市販品レベルには到達せず、無線は結局断念。 オーディオ・プリアンプは腕が悪いためでとうとうハムが取りきれなかった。
 パワーアンプは真空管、トランジスタと10数台自作した。他人と違ったことをやりたくて電源用真空管などを敢えて用いたが、インピーダンスマッチングがうまくとれるトランスなどが見つからず、また最大定格の読み方を間違えて真空管をお釈迦にしてしまったこともあった。トランジスタアンプは何台も造ったがどうも雰囲気に欠けるので真空管ほど好きになれなかった。
 しかしこの時代、自作のほうがメーカー品よりも音が良かった。そのうちコストも品質も逆転し、アンプ造りは自然としなくなった。ただ、”このアンプ造りで得た技術・知識は直接かつ具体的に研究に役に立った。この趣味がなかったら仕事では現在と別の道を歩いていたに違いない。

■クラシックギター <20才代前半〜30才代>
 20才代前半ー30才代はクラシックギター。ナルシソ イエペスの「禁じられた遊び」で火がついたブームであるが、まがりなりにも「アルハンブラの思い出」を通して弾けるようになっていた。玖島隆明先生の門下生発表会に2、3回出演した。その後、週一度の練習日にも出られなくなるほど仕事が忙しくなり、だんだん下火。でも、ギターへの思いは断ちがたく、還暦すぎまでその気になったらすぐにでも弾けるよう右手の爪は伸ばし、左手の爪は切り込んでいた。爪の滑らかさを整える紙ヤスリも常に財布に入れて携行していたものである。
 還暦をすぎてとうとう断念。35年も前に買った思い出の中出輝明作ギターは娘に譲った。右手の爪も切り込んだ。レベルは月とすっぽんだが、力士がやめるときの断髪式のようなものか。笑うなかれ、40年間、傷を付けないように、割れないようにと気をつかっていたものをばっさり切ったのだから.....指を動かすのは脳の機能後退を防止する働きがあるらしいからまた始める気がしている。

■ジョギング <30才代〜40才代>
 30才-40才代にかなり走る。でも、30km青梅マラソンは4回で終焉。3回は完走した。当時、午後5時になると毎日職場の庭を1-2km走っていた。小学生時代、徒競走はいつもビリかビリから一つ前の走力だったが、高校の体育のマラソンではいつも上から1-2割に入っていた典型的持久力型であった(まじめに走っていない生徒も多かったから本当の実力ではないだろうが....)。走る速度は、ちょうど一流マラソンランナーの半分で、時速10kmである。つまり青梅マラソンでは3時間かかる。
 一度だけ「ランナーズ・ハイ」を経験した。休日には時々家の周り5kmを走るのだが、3kmぐらい過ぎたとき、”突然、足が軽くなり、まるで飛んでるような気分で、もうどこまでも走れるような気持ち”になった。これは後で知った「ランナーズ・ハイ」状態である。でも惜しむらくは5分もいかないうちに消滅した。過剰の酸素が脳に錯覚を起こすのが原因とのこと。
 ジョギングを続けていたときはもっとも体が締まって、健康状態もよかったし、体力もついていたように思う。ジョギングの提唱者がジョギング中に心臓麻痺?で死んだと聞いたからではないが、仕事の多忙さに負けて終焉。でも時々走りたくなるから、またいつか始めるかもしれない。

■パソコン <40歳代後半〜現在に至るまで>
・パソコンは、90年代前半に会社でMacintosh SEを使い始めたのが最初。その後十年間売り出されたほとんどのモデルを買ったり売ったりしてしていた。息子がインダストリアルデザイナー志望だったのでいわばMacは必須の道具。最先端モデルは常に息子に与えて、私は息子のお下がりをつかうというパターン。このパターンは道楽を続けるための言い訳みたいなもので、いま考えればコスト/パフォーマンスはひどい趣味だったなぁ。
・Macintosh は熱烈な信者も多いことから売り買いも頻繁で、場合によっては新品を購入した値段とほとんど変わらずに売却することができた。頻繁に売り買いできたのもこの市場が熱気にあふれていたことによるだろう。
・仕事上でWindowsファイルのやり取りを頻繁に行うようになると、自分のMacとの互換性の問題が多々生じた。特に図面を扱うと、WordやPowerPointのファイルはWindowsとMacでは同じ画面が表示されることのほうが希になる。泣く泣くメインのマシンはWindowsに移行した。仕事とデジタル写真の現像・プリントに使っている。
・Macは「普及率が低いのでクラッカーの攻撃意欲が湧かない」ことと「OSの性質上本質的に強い」 から、ウィルス攻撃されにくい。本質的にどの程度の差があるのか私にはわからないが、それを信じてしばらくMacをウェブ検索、メール交換に特化して使用 していたのだが、常にWindowsとMacno二台を立ち上げるのが面倒なのでとうとうWindowsだけになった。
・アップル社も2005年春とうとう「近い将来プロセッサをintel系に移行させる」ことを発表した。Macも「レガシー」となるか「レジェンド」とし て名を残すか、はたまた最後の戦いを挑むか........さぁ......2008年現在、シェアは小さいがWindowsも十分速く走るマシンとして 立派に生き残っている。アップル社はiPodやiPhoneなど、パソコン以外の分野でプレゼンスを上げている。

■囲碁 <30才代〜40才代>
 職場に好きな者がいて、昼休みの10-20分間で一緒に3局も4局も打っていた。ある部分の石が捕れないと「投げた!」である。彼は実家では寺の住職でもあるが、相手の石を捕ることだけに生き甲斐を見いだしていた。地の勝負になったことはほとんど無い。住職として殺生はできないから碁のうえでシミュレーションした....というのはこじつけだろう。
 彼に長年つきあっていたこともあり、私も完全な感覚派。数手先は読まないし読めもしない。でも、日本棋院アマチュア初段の者と勝ったり負けたり、いい勝負をしていたから、ピーク時には一級クラスの力があったのではないだろうか? 20年以上やっていないからどこまで落ちている事やら。定年後の遊びには最適だろうからまた始めるか。レベルの近い仲間を捜さねば....

■地図造り <40才代〜50才代>
 歩いた所は必ず国土地理院の5万分の1を買わねば気が済まなかった。山行だけでなく自分の住んでいる周りでさえ。多分それが昂じて住んでいる周りの生活地図を作り出した。特に、米国ダラスに1年半住んだ時には実用もかね面白くてショッピングガイドを造った。これは現地の日本人達にありがたがられ、それがうれしくて42版も出したものである。力作?を下に挙げた。 現在はGoogle Earthがあるので世界中どこでもみられる。高精細の部分では車はおろか人が歩いているのさえ認識できる時代である。

■バイク <55才から現在に至るまで>
 1990年代終わり、転職し単身赴任。きっと自由時間をもてあますに違いないと、400ccまで乗れる中型バイク免許を取り、山に分け入っていけるトレールバイクを購入。ホンダSL230(223cc)だ。この時点では、また山に入って蝶を採るつもりでいた。まだ蒐集癖は消え去っていない。このトレールバイクで遠出をしようと高速道路に乗ると、少しの横風でも車体フラフラ、冷や汗タラタラ。そこで、一年後に排気量無制限の大型免許を取得。その後の顛末は下のバイクの欄に詳しく述べる。 ところで、もてあます自由時間なんてなかった。大学の先生によってはよほど企業人より忙しい。なんでもかんでも自分で対処するからであろう。

■山行
・母がハイキング好きで、小学生から中学生のときに奥多摩の山に何回か連れて行かれた。家族四人で登った一番高い山は富士であるが、2番目はうんとひよって草津・白根山だったと思う。蝶採集癖のルーツもこのあたりにありそうである。ちなみに富士は3回登った。富士が「登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」といわれるのは、五合目より上の登り下りの単調さと草木のまるでない火山砂だけの地形が潤いに欠けるからであろうか...富士好きには異論があろうが。
・最初の本格的な山行は、大学二年の時、高校時代の同級生・AK氏と登った大雪山(たいせつざん)である。初めて25kgのザックを担いだが、最後はあえぎあえぎ、休み休み足を運んだ。ほとんど鍛錬もしなかった身には、若いといえどもこの荷はきつすぎた。白雲岳の石室に3日間雨で閉じこめられた。石室の側に残る雪渓を溶かして、日に二度の飯を作った。諦めかけていたが、4日目とうとう晴れてあこがれの高山蝶が取れた。  この大雪山での採集を主目的として19日間ザックを担ぎ、蝶を求めて北海道をさまよった。汽車賃を含めて費用は全部で2万円であった。中途で観光目的に切り替えたAK氏とは大雪山を降りたときに別れた。
・会社に入ってからは数年間、ワンゲルのKT氏、KF氏やMH氏に連れられて、いくつかの思い出に残る山行をした。いままでに登った主なコースは、次のようなものである。

1)大雪山(白雲岳→黒岳)(4泊5日)--- AK氏と。  
2)白馬岳(2泊3日)--- 結婚後まもなく妻と。  
3)尾瀬・燧ヶ岳→至仏岳(2泊3日)--- KT氏と。ひどい雪焼けで顔全体から黄色い汁がでる。  
4)平標山→谷川岳(2泊3日)--- MH氏と。朝の3時に起きて夜の8時まで歩きづめ。若かった。  
5)鳳凰三山(1泊2日)--- 白根三山を間近にみて、早く登りたいとあこがれる。  
6)奥秩父縦走(金峰山→国師岳→甲武信岳)(2泊3日)--- ワンゲル部と。  
7)甲斐駒ヶ岳(1泊2日)  
8)八ヶ岳縦走(赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳)(2泊3日)  
9)南アルプス・白根三山縦走(北岳→間ノ岳→農鳥岳)(2泊3日)--- KF、NC両氏と。  
10)仙丈ケ岳(1泊2日)  
11)南アルプス縦走(塩見岳→荒川岳→赤石岳)(3泊4日)--- ワンゲル部と。
12)北アルプス・燕岳→槍ヶ岳(2泊3日)--- ワンゲル部と。  
13)ハワイ・マウナケア(4205m)--- 妻、1才丁度の息子と。ただし、レンタカーで(^_^;)

・南アルプス・3000m級の頂は、普通の足では麓から登りはじめると丸一日ではたどり着けない。北アルプスはおおよそどこでも1日で立てる。それ故、体力のあるうちは南アルプスに登ろうと決めた。「歳をとったら北へ」と思っていたがいかなくなってしまった。南は聖岳と光岳を残してしまった。

■ゴルフ
 30代半ばから初めて、30年間に200回を超えるラウンドをこなしたが、上手くならなかった。並のアマチュアは「ゴルフを始めた歳の半分までハンディキャップが到達する」といわれるのを聴く。これからすると、ハンディは16-18のはずである。つまりグロス90で回るのが妥当であるが、生涯平均スコアは100ちょっとであるから、平均には達しなかったということである。素質と努力の両方が欠けていたのだろう。 80台で回ったのはそのうち3回。思い出に残る86のベストスコアには下記のようなストーリーあり。時に、嬉しさと哀しさがないまぜになってよみがえる。

・ベストスコアのストーリー
 米国ダラス滞在中、出張してきた若者が全くゴルフをしたことがないのにコースを回りたいと言い出した。出張者の無理を聞くのはいわば滞在者の義務みたいなものなので、仕方なくアテンドした。彼は、打つたびに常に2、3回空振りをするし、当然ボールも何処へ飛ぶかわからない。後のパーティからブーイング。ひたすら謝って何回も後続にパスしてもらった。 私といえば、彼の脇で指示してはすぐ自分のボールに戻り、ほとんど動きを止めることなく打つ。クラブだって自分のバッグへ戻って選んでいる暇がないことが多い。番手が合おうと合うまいとそのとき持っているクラブでとにかく前へ打つ。パッティングラインなんて全く読まないでとにかく距離だけを合わせてストローク。そしてこのときが生涯ベストスコアの86。
 テキサス州ダラス郊外のコースである。土地なんて日本に比べればただ同然。したがって距離はケチらずにたっぷりある。全長6,500ヤード・パー72といえば正確に6,500ヤードあるのである。700ヤード・パー6なんてのもあった(私などドライバーで3回打っても届かない)。 コースは平坦ではあるが、結構クリークはあるし、OBゾーンも多い。ブッシュに入ると探すのに骨が折れる。かって長い間海の底だったテキサスは石灰質の粘着泥の上だから、雨がふればスパイクの底に1-2cmの厚さにベタベタくっつくし、乾燥すればカチカチでアイアンさえはじき返す。オフィシャルコースレートだっておおよそ70以上がほとんどで、コースによっては73-74と難しいのである。ここでベストスコア達成。コースでの私が、いかに無駄な、いや有害な頭を働かせているかという証だった。

・あわやハーフ36
 さるいつもの職場の仲間どおしのコンペ。朝から淡々とホールをこなした。7ホールを回ったところで同じパーティーの仲間に言われて気がついた。そう、ここまでパープレイだったのである。気がつかなかった。「おお!! この分なら生涯記録、ハーフ36だ!!」と思った途端、8番ホールはボギー、バーディーで取り返すぞと力んだ9番ホールはダブルボギー。そう39。これでも私にしては上出来。「さあ、今日は80台前半で回るぞ!!」と考えたら、上がってみれば100。元の黙阿弥。ゴルフはなんとメンタルなスポーツなんだろう。
 ずっとつきあっているんだから、自分で自分の性格はわかっている。ギャンブルは一切しない−−麻雀、パチンコ、競馬、競輪、そして株。ゴルフではよくこの「褒め殺し」がおこなわれる。褒められたゴルファーはテンションを上げてしまい、だいたいが崩れていく。私にパープレイを告げた仲間はそんなことをするタイプの人間ではないので、その気なしに言ったと思うが、わかっていながら見事にはまった私であった。ゴルフはスポーツではない、メンタルな格闘技だ。

・OB出したのにパープレイ
 山岳コースの打ち下ろし、パー5。ティーショットがスライスして山の中、「OBで〜〜〜す」キャディーさんのいつもの無情の声。気を取り直してフルスウィング。今日一のドライバーショット。二打目は左足下がりの難しいライ、でもスプーンでベストショット。グリーンエッジまで、2メートル。どうせOB出したんだし、気負い無く7番で転がす。コロ、コロ、コロ〜〜〜ン、「入っちゃった!!」。そう、OB出したのに5打であがった。OBなかりせば生涯初めてのイーグル。ゴルフでは「たら、れば」は数限りなくあるものである。

■そして今は.....
 カラオケ、バイクツーリング、デジタル写真三昧。写真は歩くから結構な運動になる。まあ、これらの趣味のおかげで太りもやせもせず、精神的ダメージも後に引きずらず、体調も維持して暮らしているのでいいのだろう。平均すれば週5日は自炊している。まあ、グルメとは対極にある男の料理なので人様に勧められるレシピは全くないが、魚、野菜中心でヘルシー。三合の米を五回に分けて食べている。2,3ヶ月に一度程度、和牛霜降りステーキを焼いているが、値段の半分相当の味も出ないのは何故だろう?..... (2000年代半ば)

音楽鑑賞  Music Listening

・クラシック好き
 父がいつもバッハのバイオリン曲を弾いていたのを耳にしていただろうか、小学校低学年からクラシックに興味を持った。さすがに初めからバッハの無伴奏バイオリン曲や器楽曲は好きになれず、もっぱらラジオの番組表で探しては小さなトランジスタラジオで交響曲を聞いていた。FM放送とてない時代であるから、音の悪さはいうまでもない。でも、「田園」「新世界より」「未完成」「悲愴」などを初めて聞いたときの感動はいまでも忘れられない。後から考えれば、これらは共通してノスタルジックな、あるいはきわめて情緒的な美しい旋律に満ちあふれている。ここに私の音楽の嗜好に対する原点がありそうである。これらに比べると「運命」を最初に聞いたとき、「ダダダダーン」に違和感があってしばらく好きになれなかった。

・ポピュラーも好きになったきっかけ
 父が西欧音楽に傾倒していて、かつ息子にもそう薫陶していたので、長くその枠から出られなかった。当時のビートルズは私にとってうるさいだけであり、プレスリーは”不良”の匂いがただよって別の意味でダメだった。それが180度ひっくり返ったのは、大学時代エルトンジョンのスローバラードを聴いたときである。「Your song」「Skyline pigeon」「Border song」などにふるえるほど感動した。あの真っ赤で透明なプラスチックのLPは、私の宝物である。いまでも、歌える持ち歌500曲以上のなかで、たった1曲だけ選べといわれたら「Skyline pigeon」を選ぶ。いちばん普及しているカラオケ配信会社のリストにないのが悔しい。

ポピュラーのジャンル:ここから、Simon & Garfunkel、Peter Paul & Mary、Brothers Four、Bob Dylanなど、いわゆるグループサウンズが好きになっていく。ビートルズの愛唱曲は「Let it be」「The long and widing road」「Hey Jude」「All my loving」「Yesterday」などなのでやっぱりメロディックではある。私的な思いこみであろうが、広い意味でのロック歌手が歌うスローバラードにすばらしいものが多い。エルトンジョン、プレスリー、エリッククラプトン、ビートルズ、シカゴ、ウィットニーヒューストン、ダイアナロス、ブリットニースピアーズなどである。

バロックにも傾倒:
 
大学時代には、このポピュラー嗜好と併行してまたバロックにも引き込まれていく。ビバルディの「四季」が火をつけたバロック音楽ブームにのって、バッハを多く聴くようになる。ここに父の影響がでてくるのかどうか本人には意識できない。管弦楽組曲、無伴奏チェロ、無伴奏バイオリンなどに引き込まれていく。特に、アルヒーフのLPは垂涎の的であり、入手したときはとても感動した。  ここで、初めて父が何の曲を弾いていたのかがわかった。たった1曲選ぶカラオケは上に書いたように「Slyline pigeon」であるが、もし今際に臨み、一曲だけ聴かせてあげようと言われたら、「シャコンヌ」にしたい。ギターで弾くべく練習したが、断念。プロとアマチュアを分ける曲だと感じた。

・レコード蒐集:
 
生来の蒐集癖はとうぜん頭をもたげる。クラシック中心に約200枚のLPレコードを集める。これらをなんとかCDに再編集したいが、おそらく何十日もかかるので、まだ手を付けずにいる。ShureのV15 typeIIやStantonなどのMMタイプ、DenonのMCカートリッジを持ち続けているが、いざダビングしようとしたときに経年劣化していないことを希う。

映画鑑賞  Movie Watching
 映画鑑賞は”趣味”と呼べるほど入れ込んでいるわけではない。ただ好きなだけで、かつて単身赴任の住処からバイクで一時間のところを月に1、2回足を運んでいただけだったが、5分のところに6劇場を有するシネマコンプレックスができてからは、週一に近い割合で通っている。好みのジャンルの順位をあえて挙げれば、

    1. SF&ファンタジー
    2. アドベンチャー
    3. アニメ
    4. ドラマ
    5. サスペンス
    6. アクション
    7. 戦争もの
    8. コメディー
    9. ラブストーリー 

となる。映画を見終わった後、スカッとしたいというのが本音である。映画によっては複数のジャンルにまたがるので画一的な分類が難しく、上記の分類に異論がある方もおられよう。この分類を敷延するつもりはさらさらなく個人的な意見としてご容赦を願いたい。 今までで気に入った映画を下に挙げると、やはりSF中心になろうか。(赤字が特に印象に残っている映画)

1.
&
2.
SF
ファンタジー
アドベンチャー
2001年宇宙の旅、スターウォーズ・シリーズ、ロード・オブ・ザ・リング・シリーズ、マトリックス・シリーズ、インディージョーンズ・シリーズ、ネバー・エンディング・ストーリー、ディープ・インパクト、アルマゲドン、インデペンデンス・デイ、未知との遭遇、レッドオクトーバーを撃て、スター・ゲート、コンタクト、フィフス・エレメント、キャシャ−ン、パイレーツ・オブ・カリビアン・シリーズ、ウォーター・ワールド、デイ・アフター・トゥモロー、AI、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ、ターミネーター・シリーズ、トータル・リコールジュラシック・パーク・シリーズ、ハリー・ポッター・シリーズ、ジュマンジ、トゥームレイダー・シリーズ、スパイダーマン・シリーズ、ナルニヤ国物語、グエムル(漢江の怪物)、エラゴン...まだまだある筈....
3. アニメ
宮崎駿アニメのほとんど(ルパン三世、風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ、紅の豚、魔女の宅急便、隣のトトロ、もののけ姫、おもいでぽろぽろ、ハウルの動く城、千と千尋の神隠し、崖の上のポニョ)、甲殻機動隊、アキラ、イノセンス、ファイナル・ファンタジー、アップルシード、アイス・エイジ・シリーズ、シュレック・2部作、ファインディング・ニモ、スチーム・ボーイ、時をかける少女、ゲド戦記、鉄コン筋クリート、スカイクローラー...思い出しきれない....
4. ドラマ 七人の侍、椿三十郎、エデンの東、ジャイアンツ、12人の怒れる男達、ショーシャンクの空に、マルサの女、たそがれ清兵衛、雨あがる、隠し剣鬼の爪、がばいばあちゃん、武士の一分、13人の刺客...思い出しきれない....
5. サスペンス 羊たちの沈黙・3部作、クリムゾン・リバー、デス・ノート2部作、シックス・センス、ダビンチ・コード、サイン、レディー・イン・ザ・ウォーター、...思い出しきれない....
6.アクション 荒野の七人、レオン、ダイ・ハード・シリーズ、ブルース・リー・シリーズ、座頭市シリーズ、チャーリーズ・エンジェル・シリーズ、シュリ、スパイダー・マン・シリーズ、スーパー・マン・シリーズ、ミッション・インポッシブル・シリーズ、16ブロック、プレデター・シリーズ、MIB・シリーズ、ツルー・ライズ、亡国のイージス、ローレライ、Mr.&Mrs. スミス、マイアミ・バイス...思い出しきれない....
7. 戦争物 ナバロンの要塞、地獄の黙示録、プラトーン、...思ったより少ない....
8. コメディー シャル・ウィー・ーダンス、みんなの家、ラジオの時間、男はつらいよ・シリーズ・・・ほとんど見ないジャンルだが見ると楽しくなる、どちらかというと食わず嫌い。
9. ラブストーリー 一つとして思い出せない・・・ほとんど見ていないジャンル。

  古くは黒沢映画など大好きであった。雨あがる、隠し剣鬼の爪、たそがれ清兵衛、...... これらの日本映画はどのジャンルに属するのか分類できない。  多分、今までに見た映画を積算すると数百を超えるのではないかと思う。特に印象に残っている映画は

1)羊たちの沈黙 ジョディーフォスターがハンニバルレクターに会いに行く監獄内の描写に本気で胸がどきどきした。
2)たそがれ清兵衛 無骨な生き方しかできないが真摯な剣の使い手。主人公のキャラがいい。
3)隠し剣鬼の爪 主人公は一見通俗的・平凡だが強い正義感を秘めた剣の使い手。これも主人公のキャラがいい。
4)インデペンデンス・デイ 全くアークテクチャや言語が違うはずなのに、ソフトのバグ注入が現実離れしている。
5)フィフス・エレメント 四の五の言わずに文句なく楽しめる。ミラ・ジョボビッチの出世作(初映画出演?)。
6)スターウォーズ第一作 CGでここまでできるのだと驚嘆した。ストーリーも秀逸。
7) シュリ この韓国を見て日本の映画はここまで踏み込めないと思った。
8)天空の城ラピュタ 空を飛ぶことはDNAにすり込まれた人間の永遠の夢だろう。
 まだまだ思い出せばいくらでもありそうである。その時々に付け加えていこう。


カラオケ  Karaoke
 初期のカラオケは8トラックテープを用いていたので、キーの低い私はカラオケの音域に合わせられず、ほとんど歌うことはなかった 。次のレーザーディスクはキーが変えられるようになったので、ここからカラオケを始めた。レーザーディスクは30枚から構成されており、一枚に約100曲入っている。全部でほぼ3000曲である。新曲を入れるには現在のレーザーディスクを置き換えるので、そのディスクに入っている持ち歌がなくなる。つまりどんどん歌える曲が減っていくのである。そこで、月に1曲の歌を持ち歌に加えるべく何年も続けた。
 カラオケシステムが通信回線でダウンロードすることになり、一挙に何万曲のストックができると、月に1曲覚えることをやめた。でも過去の遺産は結構なもので、持ち歌500曲を誇った?こともあったのである。

■カラオケ愛唱曲リスト
XX:特によく歌った曲             2009-11-5更新 
愛燦燦―美空ひばり/愛傷歌―森昌子/愛人―テレサ・テン/会いたい―沢田知可子/ 愛の讃歌―越路吹雪/愛の終着駅―八代亜紀/I love youー尾崎豊/青葉城恋唄―さとう宗幸/赤いスイートピー―松田聖子/愛はかげろうー雅夢/あざみの歌―伊藤久男/あしたー中島みゆき /明日への扉―I Wish/ Another Orion―藤井ふみや/あなた―小坂明子/あなたに会いたくて―松田聖子/アニバーサリー―松任谷由実/あのすばらしい愛をもう一度―加藤和彦/北山修/あの日にかえりたい―荒井由実/ 雨―森高千里/彷徨(アリスメドレー)―アリス/糸―中島みゆき/愛しき日々―堀内孝雄/いとしのエリー―サザンオールスターズ/別離(イビヨル)―李成愛/今を抱きしめて―NOA/今はもうだれも―アリス/With―中島みゆき/海を見ていた午後―荒井由実/襟裳岬―森進一/エメラルドの伝説―ザ・テンプターズ/ 演歌・血液ガッタガタ―バラクーダ/大きな古時計―平井堅/大空と大地の中で―松山千春/贈る言葉―海援隊/ 男と女のラブゲーム―ヒロシ&みゆき/踊り子―村下孝蔵/おまえに―フランク永井/思い出の渚―ザ・ワイルドワンズ/ 思い出迷子―チョー・ヨンピル/オリビアを聴きながら―杏里/海岸通り―イルカ/
  帰ってこいよー松村和子/帰らざる日々―アリス/案山子―さだまさし/風になる―つじあやの/ カスマプゲ―李成愛/片思い―中尾ミエ/喝采―ちあきなおみ/ガラス越しに消えた夏―鈴木雅之/ガラスのジョニー―アイジョージ/川の流れのように―美空ひばり/乾杯―長渕剛/季節の中で―松山千春/北空港―桂銀淑/北の旅人―石原裕次郎/北の宿から―都はるみ/君が人生の時―浜田省吾/君のひとみは10000ボルト―堀内孝雄/君を忘れない―松山千春/Can you celebrate―安室なみえ/今日でお別れ―フランク永井/ 今日の日はさようなら―森山良子/銀の雨―松山千春/空港―テレサ・テン/Christmas Time Forever―サザンオールスターズ/狂った果実―アリス/クロスロード―ミスターチルドレン/ 群青―谷村新司/月光―鬼束ちひろ/Get along together―山根康広/ ―松山千春/恋人よ―五輪真弓/黄砂に吹かれて―工藤静香/氷の世界―井上陽水/木枯しに抱かれて―小泉今日子/ 心の旅―チューリップ/湖愁―松島アキラ/古城―三橋美智也/この広い野原いっぱい―森山良子/五番街のマリーへ―ペドロ&カプリシャス/ごめんね―高橋真梨子/壊れかけのRadio―徳永英明
  最後のいいわけ―徳永英明/ZOO―蓮井朱夏/さくら貝の歌―岡本敦郎/ 桜坂―福山雅治/酒と泪と男と女―河島英五/ 酒よ―吉幾三/サボテンの花―チューリップ/さよなら―オフコース/ さよなら人類―たま/サライ―谷村新司/さらばシベリヤ鉄道―大滝詠一/ サントワマミー―越路吹雪/3年目の浮気―ヒロシ&キーボー/時間旅行―松田聖子/シクラメンのかほり―小椋佳/Secret Base〜君がくれたもの―Zone/時代おくれ―河島英五/秋止符―アリス/冗談じゃねえ―堀内孝雄/島唄―知名定男/ Jewel Song―BOA/少年時代―井上陽水/ ジョニーの子守唄―アリス/知りたくないの―菅原洋一/知床旅情―森繁久弥/ 白い花の咲く頃―岡本敦郎/新雪―灰田勝彦/スーパースター―谷村新司/すごい男の唄―三好鉄生/すずめ―増田けい子/Squall―福山雅治/すずめの涙―桂銀淑/ずっと二人でーGray/ーすばる―谷村新司/ 惜別の唄―小林旭/瀬戸の花嫁―小柳ルミ子/ 千の風になって―秋川雅史/卒業―尾崎豊/卒業写真―荒井由実/空―五輪真弓/空に星があるように―荒木一郎
  Diamonds―プリンセス・プリンセス/抱いてー松田聖子/ 太陽の破片―尾崎豊/ Taxi―鈴木聖美/ ダニー・ボーイvハリー・ベラフォンテ/ 旅立ち―松山千春/旅立ちの歌―上條恒彦/旅人よ―加山雄三/人生の空から―松山千春/誰か故郷を想わざる―霧島昇/小さな日記―フォー・セインツ/ チェリー―スピッツ/千曲川―五木ひろし/チャンピオン―アリス/津軽海峡冬景色―石川さゆり/つぐない―テレサテン/TSUNAMI―サザンオールスターズ/翼をください―赤い鳥/Tomorrow―岡本真夜/True Love―藤井ふみや/ Tears― X/Yoshiki / 天までとどけ―さだまさし/遠くで汽笛を聞きながら―アリス/ 遠くへ行きたい―ジェリー藤尾/時の流れに身をまかせ―テレサ・テン/時計―グラシュラ・スサーナ/友よ―長渕剛/ とんぼ―長渕剛
  長い間 ―Kiroro/長い夜―松山千春/長崎の鐘―藤山一郎/なごり雪―イルカ/涙そうそう―夏川りみ/ 夏の終わりのハーモニー―井上陽水・安全地帯/何もいえなくて...夏―Jay Walk/南国土佐を後にして―ペギー葉山/22歳―谷村新司/22才の別れ―風/人形の家―弘田三枝子
  花(すべての人の心に花を)―おおたか静流/花の首飾り―ザ・タイガーズ/ハナミズキ―一青 窈/花嫁―はしだのりひことクライマックス/春―おおたか静流/Piece of My Wish ―今井美樹/氷雨―佳山明生/女性は愛に生きる―三浦弘とハニー・シックス/陽はまた昇る―谷村新司/花束(ブーケ)―八代亜紀/フィーリング―ハイ・ファイ・セット/Forever Love―X Japan/ff(フォルテッシモ)―ハウンド・ドッグ/For you―高橋真梨子/舟歌―八代亜紀/冬が来る前に―紙ふうせん/冬の稲妻―アリス/冬のリヴィエラ―森進一/ Pride―今井美樹/ブランデーグラス―石原裕次郎/ブルーシャトウ―ジャッキ吉川とブルーコメッツ/ブルー・スカイ・ブルー―西条秀樹/プレゼント ―JITTERIN' JIN/抱擁―箱崎晋一郎/星空のディスタンス―アルフィー/星に祈りを―ザ・ブロードサイドフォー
  My gift to you―Chemistry/窓の外の歌―チョー・ヨンピル/ 見上げてごらん夜の星を―坂本九/三日月ー絢香 / Missing―久保田利伸/南回帰線―堀内孝雄/未来へ―kiroro/無縁坂―グレープ/麦畑―オヨネーズ/夢想花―円広志/メリーアン―The Alfee/メロディ―サザンオールスターズ/ もう一つの土曜日―浜田省吾/もしもピアノが弾けたなら―西田敏行
  椰子の実―童謡/Ya Yaあの時代を忘れない―サザンオールスターズ/雪国―吉幾三/雪椿―小林幸子/雪の華 ―中島美嘉/夢をあきらめないで―岡村孝子/夢一夜―南こうせつ/You're the only ―小野正利/夜明けのうた―岸洋子/喜びも悲しみも幾年月―若山彰/
  ラブ イズ オーバー―欧陽菲菲/LOVE IS ALL―椎名恵/ラブストーリーは突然に―小田和正/Love Destiny- 浜崎あゆみ /ら・ら・ら―大黒魔季/Remain―小柳ゆき/瑠璃色の地球―松田聖子/
  ワインレッドの心―安全地帯/わが人生に悔いなし―石原裕次郎/若者達―ザ・ブロードサイドフォー/別れの朝―ペドロ&カプリシャス/別れの予感―テレサ・テン/忘れていいの-愛の幕切れ-―谷村新司&小川知子

A   Again―Janet Jackson/ All at once―Whitney Houston/All my loving―Beatles/Always―Atlantic Starr/Amazing Grace―Standards/A whole new world―Peabo Bryson & Regina Belle/
B  Blowing in the Wind―Bob Dylan/Border song―Elton John/The boxer―Simon & Garfunkel/ Bridge over troubled water―Simon & Garfunkel/Buttefly―Smile DK/
C  Can't stop help loving you―Elvis Presley/Cecilia―Simon & Garfunkel/Chiquitita―ABBA/ Complicated―Avril Lavigne / The cruel war―Peter, Paul, & Mary/Crying in the Chapel―Elvis Presley
D  Danny boy―Harry Belafonte / Day dream believer―Monkees / Diana ―Paul Anka/
E  El Condol Pasa―Simon & Garfunkel/Endless Love―Diana Ross & Lionel Richie/End of the world―Blenda Lee/Everytime―Britney Spears/
F  Five hundred miles―Peter, Paul, & Mary/The Flame―Bryan Adams/From a distance―Bette Midler/
G  The greatest love of all―Whitney Houston/Green grass of home―Tom Jones/
H  Hard to say I'm sorry―Chicago/Hard days nights―Beatles/ Heaven― Bryan Adams/Hero― Mariah Carey/Hey Jude―Beatles/Homeward Bound―Simon & Garfunkel/
I  If we hold on together―Diana Loss/Imagine―John Lennon/I've never been to me ―Charlene/I'll over you―TOTO/I left my heart in San Francisco―Andy williams/ I need to be in love ― Carpenters/I've never been to me―Charlene / I won't last a day without you―Carpenters/
K  Kathy's song―Simon & Garfunkel/
L  Leaving on a Jet plane―Peter, Paul, & Mary/Let it be!―Beatles/Lemon Tree―Peter, Paul, & Mary/The long and winding road―Beatles/ Love me tender - Elvis Presley / Love takes time―Mariah Carey/
M  Mama Mia―ABBA / Mrs. Robinson―Simon & Garfunkel/Moon River―Andy Williams/More―Andy Williams/My Way―Frank Sinatra/
O  One moment in time―Whitney Houston / Over the rainbow―Judy Garland/
P  Puff―Peter, Paul, & Mary/
R  Rainy days & Mondays―Carpenters/Right here waiting―Richard Marx/The rose―Bette Midler/
S  Saving all my love for you―Whitney Houston/Say you say me―Lionel Richie/Scarborough fair―Simon & Garfunkel/Seven daffodils―Brothers Four/Shape of my heart―Back Street Boys/Skyline pigeon―Elton John/S. O. S.―Abba /The sound of silence―Simon & Garfunkel/Sunshines on my shoulders―John Denver/Super star―Carpenters/
T  Take me home, country road―John Denver/Tammy―Debbie Leynolds/ Tears in heaven―Eric Clapton/Tennessee waltz ―Patti Page/To love you more―Celine Dion/Tonight I celebrate my love for you―Peabo Bryson and Roberta Flack / top of the world― Carpenters/Try to remember―Brothers Four/
U  Unchained Melody―The Righteous Brothers/
W  We're all alone―Boz Scaggs/We are the world―USA for Africa / What a wonderful world! ―Luis Armstrong /When I fall in love―Nat King Cole /Wind beneath my wings― Bette Midler/Without you―Mariah Carey /Wonderful tonight―Eric Clapton / Wish―Peabo Bryson & Donna Summer /
Y  Yesterday―Beatles/Yesterday once more―Carpenters/You're the inspiration―Chicago/Your song―Elton John/


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