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マレー半島の自然 |
主要更新 ◆'15-12-23:ジュロン・バードパークを削除。 ◆'12-8-20:シロチドリをメダイチドリに訂正。 ◆'11-10-11:ノドジロオオギビタキを削除し、最新の写真に交換。 ◆'11-10-10:クロカケス→ミドリカラスモドキに変更 ◆'11-5-11:コアオアシシギ→アオアシシギに変更。 ◆'11-1-17:ギンムクドリ改名。 ◆'10-10-13:本欄新設 |
概要
アルパインツアーの「マレー半島ヤイロチョウ類バードフォトツアー」に参加した。男性3人/女性2人のゲストとツアーガイドT氏の計6人に加え、現地ガイド、マイクロバス・ドライバーの計8人のクルーである。 ヤイロチョウのターゲットは@マラヤシマヤイロチョウ、Aムラサキヤイロチョウ、Bミナミヤイロチョウ、Cマングローブヤイロチョウ、Dズグロヤイロチョウの5種であり、@BDは比較的容易に1〜2時間の辛抱で見られたが、Cは初日に空振りで、最終日にやっと見られた。最難関はAで、足かけ三日、計10時間以上粘ったが定位置では出遇わず終い。林床の奥に垣間見たガイドの招きで駆けつけたが、去った後。ただ成功率80%は大満足。 昼間の最高気温38℃と高湿度で消耗した。自分の汗の蒸気でメガネが曇る。体力回復のため毎日1時から2時過ぎまで一行はホテルの自室で休憩した。一方、食事はすべて中華レストランで摂った。8人でシェアするから種類も豊富でどれも美味だった。加重を心配したほどである。 |
<10時間の辛抱も実らず> |
ヤイロチョウ類はその美麗さと出遇うのが難しい野鳥として酷く人気がある(筆者はヤイロチョウ遇いたさに、東北旅行中の八戸から琵琶湖西まで一気に1150kmマイカーを駆ったことがある)。常に薄暗い林床をはいずり回ってミミズや小昆虫を喰う。人目につく明るい枝先などに留まることはまずない。現在のヤイロチョウ類は世界で50種を超えるそうだが、各々の種が見られる処は局所的である。現に当ツアーでは@のマラヤシマヤイロチョウを除き、全て1ヶ所では1種のみを狙っている。 撮影総数は約11,600枚であった。定位置で待つことが多いので、海外探鳥での平均的な撮影数としては少なめである。 |
旅程
期日 |
探鳥場所 |
探鳥記 |
初見 |
宿泊地 |
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3-25 | クアラルンプル→成田 | 約7時間のフライト後、午前8時ごろ到着 | ー | ー | |||
3-24 | pm:グア・ムサン→クアラルンプル am:グア・ムサン |
・マングローブヤイロチョウ撮影 ・ムラサキに三度目の挑戦、敗退 |
1 | 機中 | |||
3-23 | グア・ムサン | 丸々1日迷彩幕の後ろで粘ったがムラサキヤイロチョウに出遇わず。 | 1 | グア・ムサン | |||
3-22 | pm:タイピン→グア・ムサン am:タイピン |
・ムラサキヤイロチョウ出遇わず、マラヤシマヤイロチョウ撮影 | 9 | グア・ムサン | |||
3-21 | タイピン |
・ズグロヤイロチョウ撮影 | 6 | タイピン | |||
3-20 | pm:クアラルンプル→タイピン am:クアラルンプル近郊 |
・マングローブヤイロチョウ出遇わず ・ミナミヤイロチョウ撮影 |
12 | タイピン | |||
3-19 | 成田→クアラルンプル | ホテルへの車中から観鳥 | ー | クアラルンプル | |||
初見数合計 | 29 |
第1回:2010-10-5〜9
・10-5〜7 -- クアラグアおよびフレイザーズヒル/マレーシア
・10-8 ---- ジュロン野鳥園および植物園/シンガポール
・10-9 ---- スンガイブロー/シンガポール
赤道直下の気候はさすがに暑いが、気温そのものは今年の日本の酷暑より低い。ただやたらと湿気が高いのでうっとうしい。現地の人達はほとんど汗をかいていないのに、私のポロシャツを絞れば汗のしずくが垂れ、毎日ペットボトル最低2本は飲み干した。
野鳥の質と量は聞きしにまさるすばらしさだった。フレイザーズヒルでは、現地で探鳥をしているかつての会社の同僚K. K氏のガイドで、ポイント、ポイントを案内して貰い、一緒に撮影した。また、スンガイブローでは一緒に行った友人N. H氏の知人A. K氏の案内で、マングローブの森をさまよった。そのおかげで、実質4日間で55種の初見を加えて全部で78種の野鳥を撮影した。
日本に帰国したが、しばらく探鳥する気がおきない。数千枚を超える撮影画像の整理とウェブ頁アップロードに、マウスを握る右手が半ば腱鞘炎にかかりそうになりながら丸々1週間かかった。
この探鳥旅行を計画し、 全行程を共に歩いていただいたN. H氏には深く感謝したいと思う。
■ペリカン目<写真をクリックすると詳細ページへ移動 / Click to detailed contents!>
■コウノトリ目
■シロトキコウ Milky Stork 2024-3 ■スキハシコウ Asian Openbill 2024-3 |
■カモ目
■アカツクシガモ Ruddy Shelduck 2010-10 ■アカハシハジロ Red-crested Pochard 2010-10 |
■タカ目
■キジ目>
■野生化した?ニワトリ Wild Domestic Chicken 2010-10 |
■ツル目
■シロハラクイナ White-breasted Waterhen 2010-10 |
■チドリ目
■ハト目
■オウム目
■オナガダルマインコ Long-tailed Parakeet 2024-3 ■サトウチョウ Blue-crowned Hanging Parrot 2024-3 |
■カッコウ目
■クリイロバンケンモドキ Raffles's Malkoha 2024-3 ■スミレテリカッコウ Violet Cuckoo 2024-3 ■ヒメカッコウ Violet Cuckoo 2024-3 ■オニカッコウ Asian Koel 2010-10 |
■フクロウ目
■マレーモリフクロウ Spotted Wood Owl 2024-3 |
■キヌバネドリ目
■コシアカキヌバネドリ Scarlet-rumped Trogon 2010-10 (原写真は画質が劣悪なので2011-10-2セピロクの写真で代替) ■ズアカキヌバネドリ Red-headed Trogon 2010-10 |
■アマツバメ目
■カンムリアマツバメ Grey-rumped Treeswift 2024-3 ■マレーアナツバメ Germain's Swiftlet 2024-3 |
■ブッポウソウ目
■キツツキ目
■スズメ目
マレー半島の自然
マレー半島は昆虫の宝庫とのことだが、野生での昆虫を目にする機会は期待するよりはるかに少ない。
第2回:2024-3-20〜24 ・クアラルンプル近郊 ・タイピンの公園 ・グア・ムサンの植物園
第1回:2010-10-5〜9 ・フレイザーズヒル ・スンガイブロー&植物園/シンガポール
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