自然の風物
詳細日誌 > 第 3 回 (2019-11) > 第 2 回 (2013-9) > 第 1 回 (2004-4) |
主要更新 ◆'21-4-4:White-winged-Triller(ミイロサンショウクイ)はWhite-breasted Robinと判明。ライファー1種減少。 ◆'21-3-14:Carnaby's Black-cockatoo(ニシオジロクロオウム)をSlender-billed Black-Cockatoo(キミミクロオウム)に、 Baudin's Black-cockatoo(ボーダンクロオウム)をWhite-tailed Black-Cockatoo(オジロクロオウム)に改名。 ◆' 20-2-1:「キャンベルタウン野鳥の森」を削除(Australian King Parrot, Diamond Dove, Superb Parrot, Zebra Finchの全部, 及びCrested Pigeon, Glossy Ibis, Bush Stone-curlewの一部)。 ◆'17-8-21:「キャンベルタウン野鳥の森」を追加。 ◆'14-5-19:第1回と2回を合体 |
■ 第3回紀行文 (2019-11-27〜12-9)> 詳細な日誌
海外探鳥旅行では、2016年のカナダから始まってスリランカ、インド、モンゴル、中国と商業ツアーに参加してきており、個人旅行はしばらくしていない。今年初めS.T氏からパースへの格安航空券発売の情報をもらい、二人で久しぶりにパース周辺の探鳥旅行を計画することにした。ANAパース直行便開設記念の格安航空券を利用する。 オーストラリア大陸の四隅、すなわちケアンズ周辺、メルボルン周辺、パース周辺、ダーウィン周辺で気候・植物相などが異なっており、常々ケアンズ以外にも行きたいと思っていたので、渡りに船だった。それにパースは世界でも有数の美しい都市との評も背中を押した。 後期高齢者直前直後の二人は、海外旅行に慣れているとはいえ、レンタカーを駆っての2700kmを超えるドライブでは多くのハプニングに出遭った。 道に迷ったり探し物をする時には現地の人を見つけては教えを請う旅で、彼らの親切さは身にしみた。我々も車の自損事故で立ち往生していた若い二人の女性をキャンプ地まで送り届けたり、ちょっぴり恩返しができたかなと思う。ハプニングの数々を列挙してみよう。 |
■ 旅程
期日 |
訪 問 地 |
探 鳥 記 |
走行 (km) |
初見 数 |
宿 泊 地 |
12-9 | 午後:トマト湖、後空港へ 午前:スタースワンプ保護区 |
・小さな湖にクロトキの大コロニー。 ・海岸沿いの疎林。野鳥は少ない。 |
79 | 2 | 機中 |
12-8 | 午後:キングズパーク 午前2:ハーズマン湖 午前1:ペリーレイクス保護区 |
・日曜の都市公園で、一般人多し。 ・前回より水鳥は少なかった。 ・干上がり気味で水鳥は少ない。 |
63 | 3 | フリーマントル (人口約25,000人のパ ース近郊の町。海浜 リゾートタウン) |
12-7 | 午後2:アルフレッドコーブ自然保護区 午後1:ブーラグーン湖 早朝&午前:ドライアンドラ後移動 |
・河口に水鳥が多くいる。 ・水鳥は少々。 ・早朝は20℃台で涼しく探鳥。 |
251 | 3 | |
12-6 | 午後:ドライアンドラ往復 午前:ドライアンドラ往復 |
・相変わらず正午には40℃(木陰) になるので、一旦宿で休息。 |
137 | 0 | ナロジン (人口約4,000人の町、 小麦生産地域の中心 で交通の結節点) |
12-5 | 午後:ナロジン&ドライアンドラ往復 午前:ドライアンドラへ移動 |
・当初宿をナロジンモーテルに変更。 ・疎林でムシクイ類比較的多い。 |
393 | 3 | |
12-4 | 午前&午後:スターリングレンジ国立 公園往復 |
・早朝16℃、正午39℃の砂漠性気候。 疎林ゆえ、撮影は比較的容易。 |
149 | 13 | マウントバーカー (人口約2,000人の町、 周囲にワイン農園が 多い) |
12-3 | 午後:スターリングレンジ国立公園 午前:ツーピープルズベイ自然保護区 |
・探鳥スポット探しの彷徨。 ・ここも大いに失望したスポット。 |
409 | 2 | |
12-2 | 午後:マウントバーカーへ移動 午前:ポロングラップ国立公園 |
・道筋で探鳥。 ・本旅行中、最も野鳥密度高い。 |
264 | 8 | |
12-1 | 午後:ナチュラリスト岬 午前:ルーウィン岬 早朝:グロスター国立公園 |
・期待の海鳥全くおらず失望。 ・期待の海鳥全くおらず失望。 ・相変わらず野鳥多いが撮影難行。 |
501 | 9 | ペンバートン (人口千人程度の町、イ チゴやアボカド、りん ごなどの大規模農園や ワイン農園が多い) |
11-30 | 夕方:グロスター国立公園 午後:ペンバートンへ移動 午前:ペンギン島 |
・多くの森林性野鳥いるも撮影難行。 ・当初予定変更、ペンバートン直行。 ・ペンギン未確認もアジサシ大群。 |
420 | 2 | |
11-29 | 午後2:ハーズマン湖 午後1:フロリートビーチ 午前:ジョーンダラップ湖 |
・前日より水鳥は少ない。 ・カモメとアジサシの二羽のみ。 ・ムシクイ類なども見られた。 |
49 | 7 | パース (西オーストラリア州の 州都、都市圏人口200 万人。欧州人最初の大 規模入植地。鉱物資源 豊富で、度重なる発掘 ラッシュによって発展) |
11-28 | 午後2:モンガー湖 午後1:ハーズマン湖 午前:キングズパーク北端 |
・カモ類いるも種類少ない ・水鳥多い。 ・中心へ入れず、北端で探鳥。 |
22 | 8 | |
11-27 | 午後9時:空港ーホテル間一往復半 | 道に迷って一旦空港に戻った | 35 | 0 | |
総撮影枚数=31,226枚合計 | 2772 | 60 | <既撮:55種> |
■ タクシをカーナビに
パースに着いたのは午後8時過ぎ。すぐレンタカーカウンターに行って手続きをし、車を受けとった。不整地も想定されるから三菱のSUVを借りたが、半ば恐れていた通りカーナビが付いていない。日本でGoogleマップからプリントした簡単な地図しかもっていない。それでも高をくくって走り出したが、いかんせん土地勘の全くない真夜中の市内、道路標識を見ても、現在地や行くべき方向がわからず、20分以上右往左往した。そうこうしているうち”To
Airport”という看板を見つけて、二人で「これだ!」と手をたたいた。 道路標識の矢印に従って空港へ戻り、タクシーにホテルまで行くよう頼んだ。同行のS.T氏がタクシーに乗り、後続の私がついて行けるようゆっくり走ってもらうことにした。たかだか10キロ強の距離だが、途中フリーウェイを降りたり乗ったり何度も繰り返し、交差点を曲がること限りなし。これでは土地勘のない旅行者には不可能だったと、車を降りてから冷や汗をかいた。タクシー運転手もこんなことは初めてだったらしく、苦笑いしていたそうである。正規料金で45AUD(オーストラリアドル、日本円換算で約3400円)。 |
■ 究極人件費削減ホテル
やっと着いたホテルには受付がいない。我々のすぐ後から他の客が来て、端末を操作して鍵を出した。その客に教えを請うて操作したが、パスワード入力で戸惑った。クレジットカードのパスワードや他のパスワードを入れても動作しない。「電話番号を入れてみたら...」との示唆で、[国番号+携帯番号]を入力したら部屋の鍵が出てきた。 三泊した後ホテルを去る時も返還ボックスに鍵を落とし込むだけである。レシートをくれる担当者もいない。究極の人件費削減である。でも、さすがに毎日ベッドメイキングはしてあったから、そこは人間で対応している。また、コンチネンタル朝食は無料だがちょっと追加すると有料だし、夕食代はしっかり取るから利益の出そうなところにはきちんと人で対応している。 帰ってからメールを確認したら、そこのホテルからレシートが届いていた。この究極人件費削減システムは、「おもてなし」を売りにしている現在の日本では受け入れられないだろうが、将来はどうなるだろうか。 |
■ 道路事情
オーストラリアは英国の交通形態を導入したので、車は日本と同じ左側通行である。したがって、日本人にはほぼ違和感なく車を駆ることができる。 ただ、ローターリー交差点では厳しい注意が必要。日本では右折する時右側に寄るのが習い性になっているが、ロータリー交差点では右図のようにまず左折して時計回りに交差点に入らねばならない。うっかりすると反時計回りに入ってしまう。助手席に座っているS.T氏に何度も大きな声を上げさせてしまった。 ローターリー交差点はある程度少ない交通量では能率がよく(単位時間に通過できる車両が多い)、多くなると信号式の方が渋滞が少ないらしい。 一方、地方の道路では、片側一車線の比較的狭い道路でも、制限時速は110km/hである。それでも、一般道であるから所々に交差する道路があって、結構気を使った。対向車は少ないから、日本の一般的な高速の100km/hよりは疲れない。 |
■ 事故女性を送り届ける
スターリングレンジ国立公園の探鳥スポットを下見に行った時、下りの曲がり角で前部を大きく壊した古いカローラ級の車が路肩を越えて停まっていた。細かい粒が密に被った土道には、明らかにオーバーステアとおもわれる蛇行したタイヤ痕が残っており、車はスピンして反対向きに停まっている。二人の若い女性が出てきたので、「助けは要らないか?」と声をかけた。さいわい、怪我はしていないようである。「キャンプ地まで送ってほしい」と頼まれた。 それで、車から大きなスーツケース二つと、身の回り品を持ってきたので車に積み、送り届けた。時間にして10分ぐらいだったろうか、キャンプ地には自分達のテントを張っていた。そこを出てドライブしていたのだろう。お互いに会釈して別れた。こちらは、善行をしたようで気分がいい。 |
■ 現地人の親切さ
・命の水 早朝からスターリングレンジ国立公園で探鳥していると、正午には40℃になった。水はすでに1リッター以上飲んで尽きかけていた。開いていないカフェの軒先で休みながら、一旦ホテルに戻ろうかと相談していたところ、地元の男性が近寄ってきた。探鳥している旨を話したところ、「水はあるか?」と聴いてきた。「無くて困っている」と答えると、ペットボトルの水と小さなポリパックに入ったイチゴをくれて立ち去った。 しばらくすると、水を一杯詰めた大きなポリタンクをわざわざ持ってきてくれて、我々の空いているペットボトルに水を入れろと言う。また、二つ目のイチゴ・パックもくれた。なにがしか払おうとすると、手を振って固辞する。好意に甘えることにした。イチゴは日本のそれと違って表面の粒々がとても細かい。それほど甘くはなかったが、瑞々しくてとてもおいしかった。ほとんど糖度だけで果物の価値を決めてしまう近頃の風潮を苦々しく思っているので、快哉を叫びたい気持ちだった。 ・駐車料金 フリマントルのエスプラネードホテルには無料駐車場がなかった。近くのパブリックパーキングに停めて11.50ドル払った。自分の持っているクレジットカード三種類を使っても受け付けず、仕方なく手持ちのコインで払った。オーストラリアの紙幣はプラスチックフィルムそのものであり、変な癖や折り目が付いてとても扱いづらい。多分そのせいか、紙幣を受け付けるマシンはついぞ見なかった。 翌日、相棒のクレジットカードで試そうと四苦八苦していると、若いカップルが近寄ってきて「自分たちは駐車場を去るから、チケットをあげる」という。これもなにがしか払おうとすると、固辞された。精一杯の笑顔をつくり、握手して謝意を表した。 ・ビジターへの対応 道を訊いたり買い物を探すとき、頻繁に地元の人達に訊ねた。しかつめらしい顔をしている人でもいつも親切に教えてくれた。個人的にはオーストラリア人の親切さは抜きんでているように感じる。ちなみに、一般的に日本人は外国人に愛想が良くない(「おもてなし上手」なんて浮かれてはいるが)。世界の評判もイマイチである。悪意はないのだろうけれど、言葉の壁と無意識に異質を排除する国民性に由来すると自分は考えている。 |
■ 大勢でたかってくるハエと攻撃的なアリ
道中、もっとも悩まされたのはハエである。いたるところで顔や体にたかる。じっとしていれば顔に同時に数匹がたかってくるほど。普通に息をしていると頻繁に鼻孔にはいってくる。メガネがあるから飛んできて直接は目に入らないが、隙間からもぞもぞと入ってくるからうっとうしい。ある時、林の中の橋の下の壁一面にびっしりとハエがたかって、ワーン、ワーンと唸っているのを見た時にはぞっとした。何日かして、顔にたかるハエを追わないようにしたら、あまり気にならなくなった。共生したのである。 もう一つの迷惑昆虫は、日本のオオクロアリのような大きなアリである。地上の巣に出入りしていたから、写真を撮っていたら裾から数匹が上って来て、数か所かまれた。ズボンを脱いでみたら、アリが喰いついている。胴を持って引っ張ったらちぎれて肌に喰い込んだ頭が残った。幸い、毒はたいしたことがなくて、ムヒを塗ったら二、三日でむず痒さと跡が消えた。 | |
<10m2より広い壁一面にたかるハエ> | <巣に出入りする大きなアリ> |
■ 山火事
オーストラリアに降り立つ前から、大変な規模で山火事が発生していると聴いていた。主に東海岸沿いであるが、西でも起きているようである。右に1月26日付け読売新聞より転載した図を載せる。 消失面積は既に北海道のそれを超え、日本全土に匹敵する勢いと聴く。消防士と一般人で犠牲者は30人を超えたらしい。とくに移動が苦手なコアラやフクロネズミなどの犠牲も絶滅を危惧する程度まで被害が及んでいるらしい。 山火事の直接の原因は樹木同士がこすれたり、人の不審火なりがあるようだが、間接的な原因は未曽有の高温と乾燥だとのことだ。山火事で発生した炭酸ガスは、アマゾンの山火事と並んで地球温暖化を加速するほどの大きさとのことである。 |
■ 初めて本格的にオリンパスシステムを使ってみて
M.Zuiko 300mm/F4+E-M1Xをメインに、Lumix100-300mm/F4-5.6+E-M1Uをサブにして、全行程を回った。撮っている最中、木々の中を飛び回る小鳥を狙うのに何回か撮り逃がした。第一感としてNikkor500mm/F5.6+D500の一眼レフより瞬間的な対応には弱いと感じていた。ただ、ミラーレスのモニター表示が実時間よりわずかに遅れるというバイアスがかかっているから、実際どこまで劣るのかはわかっていない。
一方、帰ってから3万枚を超える画像を処理していて、ぶれた写真が少ないと感じた。全行程全て手持ちで撮ったのに、明らかにぶれているのが少ないと感じる。ただ、ピントのずれとぶれによる画像の劣化は区別がつきにくいから、これも実際は定かではない。
最も顕著に感じていたのは重量である。木々の中を飛び回る小鳥を狙っていると、二、三分カメラを上に向けてささげていることがあるが、ほとんどつらいと感じたことはなかった。首から下げているサブシステムもついぞ重いと感じなかった。
総合的な判断として、歩き回って探鳥するような旅行ではたとえわずかに撮りこぼしが多くなる恐れがあったとしても、ミラーレスでいこうという気持ちが強くなった。オーストラリア旅行の成果でもある。
■ 第2回紀行文 (2013-9-22〜10-3) > 詳細な日誌
友人K.K氏と共に訪問した。全行程快晴に恵まれ、期待以上の撮影ができた。大物として期待していた、ヒクイドリ、ワライカワセミ、フウチョウ、インコなど、エミューを除いて全て撮ることができた。ヒクイドリとフウチョウは特別の幸運に恵まれたようだ。行く前は目標を初見鳥80としていたが、140を超える成果を得た。 | |
オーストラリアはこれから夏に向かうが、すでにケアンズ周辺の低地は気温30度となる。木陰は風もあって涼しいが、直射日光は極めて厳しく、日陰と日向の温度差が激しい。 日本人の探鳥ガイドは紫外線量は日本の2倍と言っていた。Wikipediaには「オーストラリアの日焼けによる皮膚癌の発生率は世界一であり、ヨーロッパから移住してきた人達に皮膚癌発生のリスクが高い」とあるので、あながち誇張ではないのかもしれない。高山で見るように空が深い青色に染まっているので、チリや水蒸気が少なく紫外線も多いだろうとは推定できるし、近年は拡大するオゾンホールがオーストラリアに悪影響を及ぼしているらしい。 鳥以外で印象に残ったのは車の制限速度である。ほとんどの道で時速80〜100kmだ。舗装道でなくても、また日本だったら30km/hに制限されるような見通しの悪いかなり急なカーブでもである。 しばらく走って状況を理解した。一般車両はそんな道でも100km/hを優に超え、150km/h前後の速度超過をしている車を時折見かけた。一般道を日本のように60km/hにしてもほとんど意味のない規則となる。北海道では一般車は80km/h前後で走っているのが普通であるが似たような現象だろうか。 いっぽう、昔はイギリスの植民地だったので左側通行なのは日本と一緒だ。錯覚する心配はない。車も当然右ハンドルである。 | |
オーストラリアは地理的隔離と気候の多様性が生んだその生態系は非常に個性的である。いわゆる肉食の猛獣がいないので、弱い穏やかな固有動物も多い、いや、多かった。入植した白人により、特定の部族が殲滅されたり、持ち込まれたオーストラリアにとっては外来動物が固有動物の多くを絶滅させ、今でもその傾向は続いているとのことである。自然保護の観点からすれば恰好の反面教師であるようだ。 |
■ 旅程
期日 |
訪 問 地 |
探 鳥 記 |
初見 |
宿 泊 |
10-3 | ・ケアンズ・エスプラネード | 正午のフライトなので最後の3時間の探鳥をした。ここでも初見を得た。 | 2 | 帰国 |
10-2 | ・ミコマスケイ ・ケアンズ・エスプラネード |
珊瑚礁に棲む多くの海鳥を撮影。数千羽以上いると思われる海鳥の大半はセグロアジサシとクロアジサシ。 | 6 | キャラベラバック パッカーズ |
10-1 | ・キュランダ ・アサートン台地 |
有名な観光地キュランダ。街に接した森林公園はかなり深くて野鳥はわずかしか見られない。 | 2 | カソワリーハウス (2泊) |
9-30 | ・ガーネット山 ・アサートン台地 |
前日の訪問地の再訪など。 | 2 | |
9-29 | ・ハイピパミー国立公園 ・ヘイスティーズ湿原 |
ガイドに案内さる。いくつかのポイントを回り大きな収穫があった。 | 14 | チャンバース ワイルドライフ (3泊) |
9-28 | ・ヘイスティーズ湿原 ・バリーン湖 ・ハイピパミー国立公園 |
現地の人でもなかなか遇えないヒクイドリに遭遇。危険なことを知らずにあやうく襲われるところだった。 | 10 | |
9-27 | ・グラナイト峡谷 ・ミッチェル湖 ・マリーバ湿地 |
ミッチェル湖ではコクチョウ他何種類かの淡水の水鳥がいた。 | 9 | |
9-26 | ・キングフィッシャーパーク近郊 ・モリー山 ・ルウィス山 |
ガイドを雇う。数ポイントを回り大きな収穫あり。特にルウィス山では野鳥の種類も密度も高かった。 | 25 | キングフィッシャー パークロッジ (2泊) |
9-25 | ・キングフィッシャーパーク近郊 | 公園の中と周辺を探鳥した。前日と同場所、同時間でノドグロヤイロチョウの撮影に注力。 | 10 | |
9-24 | ・キングフィッシャーパーク近郊 ・デインツリ−・リバークルーズ |
ボートで川を上下。 クイナやカワセミなど水辺の野鳥を撮影した。夕方はノドグロヤイロチョウの撮影に注力。 | 15 | |
9-23 | ・ケアンズ北部海岸沿い地帯 ・ターラビーチ ・養魚場 |
ケアンズから北へデインツリーに向かう途中、海辺の浜や沼、養魚場などを訪問した。 | 20 | デインツリーリバー ビューロッジ |
9-22 | ・ケアンズ海岸中心 ・早朝ケアンズ到着 |
遇う鳥、遇う鳥のほとんどが初見で、大いに満足。 | 32 | キャラベラバック パッカーズ |
初見鳥数合計 | 147 |
■ 第1回紀行文 (2004-4-14)
学会出張でアデレードを訪れた。初めての南半球である。休みの時に町の公園や動物園で野鳥や放し飼いの鳥を見ると、どれも日本にはいないと感じたので撮ってみた。まだ野鳥撮影に興味があったわけではなく、かつ望遠レンズも持っていなかったので画質は良くないが、結果として14種類の初見鳥を撮っていた。 どれも日本にはいない野鳥である。それらは、アカビタイムジオウム、ギンカモメ、クビワアカツクシガモ、タスマニアオグロバン、アオバネワライカワセミ、ロウバシガン、レンジャクバト、ミナミヒクイナ、タテガミガン、コシグロペリカン、ゴシキセイガイインコ、コクチョウ、カササギフエガラス、インドクジャクである。
■ヒクイドリ目<写真をクリックすると詳細ページへ移動 / Click to detailed contents!>
■ヒクイドリ Southern Cassowary カソワリーハウス 2013-9 ■エミュー Emu 2019-12 |
■カイツブリ目
■カンムリカイツブリ Great Crested Grebe 2013-9 ■ノドグロカイツブリ Australasian Grebe 2013-9 ■シラガカイツブリ Hoary-headed Grebe 2019-11 |
■ペリカン目
■コウノトリ目
■セイタカコウ Black-necked Stork 2013-9 |
■カモ目
■タカ目
■キジ目
■シチメンチョウ Wild Turkey グラナイト峡谷/オーストラリア−半野生種か?− 2013-9 ■キアシツカツクリ Orange-footed Scrubfowl 2013-9 ■ヤブツカツクリ Australian Brush-turkey 2013-10 ■ササフミフウズラ Painted Buttonquail 2019-12 |
■ツル目
■チドリ目
■ハト目
■オウム目
■カッコウ目
■ウチワヒメカッコウ Fan-tailed Cuckoo 2013-9 |
■フクロウ目
■オーストラリアメンフクロウ Eastern Barn Owl 2013-9 ■オーストラリアアオバズク Barking Owl 2013-9 |
■ヨタカ目
■オーストラリアガマグチヨタカ Tawny Frogmouth 2013-9 ■パプアガマグチヨタカ Papuan Flogmouth 2013-9 |
■アマツバメ目
■オーストラリアアナツバメ Austalian Swiftlet 2013-9 |
■ブッポウソウ目
■スズメ目
自然の風物 2013.9-10
オーストラリア大陸は早い時期に他の大陸と分かれ、独自の発展を遂げてきた。他には見られない数多くの有袋類棲んでいる。また強力な捕食者もいないので、動物の構成も独自である。
訪れたケアンズを中心とした北東部の海岸沿いは、大陸の大部分と異なって湿潤な森林があるが、密度はそれほど高くない。いっぽう、パース周辺はより乾燥している。半砂漠といっていいのかもしれない。
■動物 遭遇した動物はとても少なかった。
■ワラビー (Wallaby) 2013-9-24 カワセミ公園(Kingfisher Park) 本来は夜行性。公園の庭に訪れた。 ■Woylie :フサネズミカンガルー 2013-10-1 ヒクイドリハウス。 これでもカンガルーの仲間で有袋類。 ・2019-11〜12 パース周辺 ■オーストラリアワニ(Australian Freshwater Crocodile) 2013-10-1 キュランダ(Kuranda) ■トカゲ(Lizard) 2013-10-1 ヒクイドリハウス(Cassowary House) ・2019-11〜12 パース周辺 <あっ!! ツチノコだぁ.....と和んだ> ■野ブタ(Wild Pig) 2013-9-29 アサートン台地(Atherton Table Land) <野ブタの食害が深刻とのこと> ■クモ 2013-9-23 レストランの手摺の上に巣を作っている。日本のジョロウグモの2倍はあろうか。 ■2019-12-4 スターリングレンジ国立公園 <アルパカ:我々に向かって突進してきたが、電気柵で防護> ■2019-12-3 スターリングレンジ国立公園/パース周辺 ■2019-12-1 ルーウィン岬/パース周辺 ■昆虫、特にチョウ。全行程、昆虫は極端に少なかった。 2013-10 アサートン台地 ・2019-11〜12 パース周辺 | |
■蟻塚 2013-10-1 アサートン台地 <塚はとても硬く、素では全く崩せない> | |
■アリ アサートン台地 <攻撃的、肌に乗ると 必ず噛まれる> 2013-10 |
■2019-11 パース周辺 <足首からはい上って来て 数ヶ所かまれた> |
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■ニワシドリの東屋(Bower Bird's Bowers) 2013-10-1 アサートン台地(Atherton Table Land) ー雌を誘ってプロポーズする東屋(Bower)、下の三つはそれぞれ別の種のものー ■常に新鮮な葉を供給し、雄のバイタリティーを誇示する。翌日には萎びていたから、雄は去ったらしい。 |
■ミコマスサンゴ礁(Michaelmas Cay) サンゴの死骸と貝殻でできた1.5haの小さなサンゴ礁、海鳥の楽園。
■大きなボートから小さなボートに乗り換えて上陸。クロアジサシとセグロアジサシが大半。 2013-10-2 |
■植物(Flowers and Plants)
■花はとてもすくなかった。 2013-10 ・ 2019-11〜12 パース周辺 <半砂漠の植物多し> | |
■チョットマッテの木(Waite-a-while Tree) 逆さまに生えたとげがひっかかる。 2013-10 |
■頭に直接落ちると先端のとげが深く刺さるそうで ある。ガイドは食べられないと言っていた。2013-10 |
■パース周辺 2019-11〜12 |
■探鳥地(Birding Spots)
■デインツリー(Daintree) この川をボートで行き来する。 2013-10 ■グラナイト峡谷(Granite Gorge) 2013-10 ■ケアンズの海岸遊歩道(Cairns's Espranade) シギ・チドリが間近に見られる。 2013-10 ■早起きしドライアンドラへ向かう(Got up early) 4:30朝まだ暗き羊の群れ。 2019-12-5 ■ドライアンドラへ向かう/典型的な道(Road to Dryandra) 一般道でも制限速度110km/h。 2019-12-5 ■ドライアンドラ俯瞰図(Arial view of Dryandra) ヒース/灌木の林。 2019-12-5 |